ぶらり探蝶記

銭函海岸~西風の妖精たち④ハヤシミドリシジミ~

7月11日 食樹はカシワのみ、したがってカシワ林がないと生息できない。ここ銭函は見事なまでのカシワ林であるから、本種が多数生息していても不思議ではないのだが、その多さには驚かされた。カシワをたたけば飛び出す大きめのゼフは全て本種である。夕刻の卍飛翔はどれくらい凄いのだろうか、想像するだけで胸が高鳴る。夕刻活動性の蝶だが、本日は曇っていたこともあってか、一瞬の晴れ間にテリ張りを行った。その♂の開翅は今日最高のプレゼントであった。ウラジロにスクランブルをかけた後、2mの高さのカシワの葉に止まって開翅。大慌てで脚立に駆け上り撮影開始。fabonius特有の青緑色の煌きは強烈であり、そのマリンブルーの輝きの美しさに感動で心が震えた。ultramarinusの学名は伊達ではないことを証明しているようであり、ウラジロに再度スクランブルをかけて飛び立つまでの5分ほどはまさに至福のひと時であった。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


ハヤシミドリシジミ ♀の開翅、これが今日の感動シーンのオープニングであった。 ↓
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ハヤシミドリシジミ  ここからは♂の開翅シーン、言葉は無用である。 ↓
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ハヤシミドリシジミ しっかり撮影者を見つめている。 ↓
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ハヤシミドリシジミ ↓
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ハヤシミドリシジミ 同じような写真ばかりだが、本当に美しかった。感動をくれた彼に感謝したい。 ↓
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by temenos | 2010-07-11 22:12 | 2010年 | Comments(4)
Commented by ごん太 at 2010-07-15 15:23 x
素晴らしい!!本当に美しいです。
卍飛翔、テリ張り、ウラジロにスクランブルの3用語がわかりませんでした。(^_^;)
Commented by べにしじみこむ at 2010-07-16 13:56 x
こんにちは。はじめまして。検索でやってきました。
ハヤシの綺麗な開翅を見せていただき有難うございます。私も狙っているのですが、これがなかなかうまくいきません。
 とても素晴らしい生息地のようで、羨ましいです。海岸?にこれらのゼフィルスが棲息しているというのは、私の常識ではビックリです。
Commented by temenos at 2010-07-16 15:21 x
ごん太さん、お久しぶりです。
ウルトラマリンブルーの翅、ホントにきれいですね。
それと少し用語解説します。
卍飛翔・・・本種も活動時間になると群れ飛びます。何頭もが卍巴に乱れ飛ぶことをいいます。キラキラと煌きながら飛び交う光景は言葉を失います。
テリ張り・・・梢の一角に止まり縄張りを主張して、占有行動をとることをいいます。
テリ張り最中に縄張りに侵入する飛翔体(蝶とは限らない)を追い払うために緊急発進して相手を追尾飛翔することを、私的にスクランブルをかけるといいました。つまり縄張りに侵入したウラジロミドリシジミに対して緊急発進したことをウラジロにスクランブルと言っています。
Commented by temenos at 2010-07-16 15:26 x
べにしじみこむ さん、いらっしゃいませ。訪問いただきましてありがとうございます。ここ石狩浜は西風からの防風林としてカシワが植栽されているようです。広大なカシワの林で、風のためか樹高も高くなく、撮影には苦労が少ない環境です。私も転勤にて今回当地を初めて訪れましたが、海岸での生息はもとより、蝶の密度の濃さには本当に驚きました。素晴らしい環境であります。