ぶらり探蝶記

安曇野の原風景のシジミたち~オオルリシジミとクロツバメシジミ~

5月21日 クモツキ撮影後、大慌てで穂高のオオルリシジミの撮影に向かう。向かった先はオオルリシジミを人為的に保護増殖させている公園である。現地到着午後4時すぎ、傾いた太陽が北アルプスの影を安曇野に伸ばしている。田んぼには水が入り、穏やかな山里の風景がそびえたつ常念岳とマッチして心が和む。伸び始めたクララの周辺を探すが、見つかるのはヤマトシジミばかり。しかし直後に地面を低く飛ぶオオルリシジミの♂を発見し追いかける。ハルジオンでの吸蜜やクララの葉上に静止するのを撮影する。後翅裏面の基部は青白く、オレンジの紋様が際立ち美しい。帰り間際にヤマトシジミの♂が執拗にオオルリシジミに求愛する行動を撮影する。そう遠くない昔には、当地のいたるところに生息していたであろう、この大きめの青いシジミチョウがいつまでも舞い飛ぶことを望んでやまない。オオルリ撮影後、これまた大慌てでクロツバメシジミの撮影に向かう。日はますます傾き、まさしく夕方の景観の中、わずかなツメレンゲの群落で一頭のクロツを見つけ撮影する。この蝶は、生息環境の変化に大きく左右され、乱獲の影響も受けやすい。個人的には大好きなこの蝶もしっかりと後世に残していきたいものである。 (各画像はクリックすると拡大表示します)

オオルリシジミ  花の終わったユキヤナギで休む。↓
f0211980_224568.jpg


オオルリシジミ  ハルジオンで吸蜜、後翅裏面基部の青さとオレンジの紋様が美しい。↓
f0211980_2251645.jpg


オオルリシジミ  羽化直後と思われる新鮮な♂。↓
f0211980_2252934.jpg


オオルリシジミ  食草のクララで半開翅する♂。↓
f0211980_2254097.jpg


オオルリシジミ  何をどう間違えたのか、ヤマトシジミが求愛する。
f0211980_2255999.jpg


オオルリシジミ  執拗に交尾を迫るが、オオルリは全く無視。オオルリも♂なので当然といえば当然。↓
f0211980_2217243.jpg


クロツバメシジミ  夕刻、食草近くの葉上で休む。飛ぶと黒い表翅と白い裏翅がフラッシュにようによく目立つ。↓
f0211980_2261511.jpg

[PR]
by temenos | 2011-05-23 22:11 | 2011年 | Comments(4)
Commented by ponta_xx at 2011-05-24 13:02
オオルリシジミに求愛するヤマトシジミの画像で、オオルリの大きさが判ります♪♪ クロツバメも素敵!!(^_^)
Commented by temenos at 2011-05-24 21:26 x
ponta_xxさん、コメントありがとうございます。
オオルリシジミの名前のとおり、ルリシジミより大きいですね。とてもきれいな蝶です。いつまでも残していきたいですね。小さくて可愛いクロツも同じです。
Commented by tyoutorin at 2011-05-29 22:15
私は17日オオルリシジミのこの場所に行ったのですがまだ早く、1頭も見られませんでした。気の早い個体でもいるのではないかと期待しましたが1週間早かったようですね。まだ公園ができる前保護地で撮影した事がありましたがガードマンさんが常時監視していました。保護地の中には入れないのでフェンスのところに出てくる個体を撮影する状況でした。今回いったのですがそれがどこだったか全くわからないくらい変っていました。
Commented by temenos at 2011-05-31 22:36 x
tyoutorinさん、この日もオオルリは撮影した1頭のみでした。少し遅れているようですね。♀の開翅も撮りたかったのですが、こちらはまた来年ということですね。