7月31日 カラフトセセリ撮影後は、大雪の林道に向う。途中、多くのミヤマカラスの轢死体を見る。車の数がこんなに少ないのに、これだけの交通事故。いったいどれくらいのミヤマカラスがいるのだろう。ミヤマカラスだけではなく、昼間からカブトムシもぶつかってくる。ニセイチャロマップ林道では、曇り空の中でも多くの蝶が吸蜜に訪れている。メスグロヒョウモンやギンボシヒョウモン、ミドリヒョウモンが多く、ヒョウモンチョウそしてホソバヒョウモンも生き残っている。林道上ではコムラサキが多い。獣糞で集団吸汁するのを撮影する。ベニヒカゲやクモマベニヒカゲを求めてさらに奥に進む。営林暑員から「クマ多いから気をつけて」の言葉に緊張が走る。クモベニポイントにお目当ての蝶は見つからず、ヒグマの糞を林道上で発見する。林道もがけ崩れでこれ以上進めず、ここで引き返す。ベニヒカゲは2回目撃するも静止せず撮影は出来なかった。スレスレのエゾシロチョウを見る。こんな奥の林道でもオオモンシロチョウを見かけ、撮影する。帰り際にウラギンヒョウモンを撮影、北海道でのウラギンヒョウモン初撮影となる。 (各画像はクリックすると拡大表示します)
ヒョウモンチョウ 巨大なフキの葉上で休む。コヒョウモンは多いが、ヒョウモンチョウを北海道では初めて見た。↓
ミドリヒョウモン 新鮮な♂。当地でもあちこちで多く見かける。↓
ウラギンヒョウモン 写ってないが、左前翅が羽化不全である。この個体にギンボシヒョウモンが求愛していた。↓
コヒオドシ ヒオドシも本種も新鮮なうちは目が覚めるように鮮やかである。↓
ヒメキマダラヒカゲ フキの葉上で開翅する。もうスレ個体がほとんど。↓
オオモンシロチョウ 林道ではエゾスジグロが多く、本種を見たときは少々驚いた。↓
コムラサキ 獣糞(おそらくキタキツネ)に群がる。うひょ~というくらいに固まっている。↓