ぶらり探蝶記

岩壁の珍蝶~絶壁の空間にて~

6月9日 前日に伊丹入り、事前にいただいた情報をもとに早朝から単独で西へ向かう。先日から西日本は梅雨入り、今朝も分厚い雲に覆われた梅雨空である。ダメモトで出発したがフロントガラスを雨粒がたたく始末。ところが現地に向かうにつれ、雲が薄くなり青空も見え始める。毎度のことであるが、関西ではこと天気に関しては引きが強い。現地に9時前に到着、目もくらむ絶壁の一角に陣をとり目的のお出ましを待つ。時折日がさすが、晴れ間は安定しない。ホシミスジやイチモンジチョウ、アカシジミなどが姿を見せるが、目的はいっこうに現れない。待つこと1時間弱、突然小さな黒い影が眼前を横切る。来た、ベニモンだ!想像以上に活発に飛翔する。すぐに止まるのだが、角度が悪く思うような写真が撮れない。飛び交うベニモンは2~3頭くらいだろう。時間とともに日光の当たる場所も変わり、それにつれて静止位置も変化する。左前に張り出した桜の葉上に静止することが多くなる。ようやくしっかりと写真に収めることができた。特徴の表翅の紅紋をきれいにとらえることはできなかったが、日本産の蝶の中でも屈指の珍蝶であるベニモンカラスシジミに会えて、まずは大満足であった。*本撮影に関しては、撮影場所等お問い合わせいただいても一切お答えできないことを申し添えておきます* (各画像はクリックすると拡大表示します)


ベニモンカラスシジミ  張り出した桜の葉上で静止。↓ 
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ベニモンカラスシジミ  静止中にアブが近寄る。↓
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ベニモンカラスシジミ  斜め前方から。想像以上に褐色が強い。↓ 
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ベニモンカラスシジミ  いつでもスクランブルできる体勢をとってテリ張りする。↓
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ベニモンカラスシジミ  飛び立つ瞬間をとらえた。かろうじて表翅のベニモンがわかる。↓
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イシガケチョウ  ベニモンの舞う空間に突然現れる。片手間に撮影したらデキもいいかげんだった。↓
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ヒオドシチョウ  西日本では新生蝶、先週の北海道では越冬明け。季節の違いは歴然。↓
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by temenos | 2012-06-13 16:24 | 2012年 | Comments(2)
Commented by yoda-1 at 2012-06-28 12:59
珍種の撮影成功おめでとうございます。
おおここがTさんの秘所ですか。
イシガケチョウと同じ場所というのが、なんとも関東ではないことを示しています。
ヒロオビとセットならば、是非行ってみたいですね。
(しかし、イシガケチョウも昔に比較すると、えらく東進しているのですね)
Commented by temenos at 2012-06-28 23:24
yodaさん、コメントありがとうございます。
北海道には普通にいるカラスシジミとどう違うの?
が素直な感想ですが、屈指の珍蝶に逢うことができて
感激でした。飛翔でしっかりとした表翅を撮りたいと
どこまでも欲は広がるものですね(笑)