ぶらり探蝶記

彩りの遅れと厳寒への準備~エルタテハと越冬場所~

10月14日 ようやく大雪では冠雪を記録したが、平地では木々の彩りが大幅に遅れている。先週訪ねたブナ北限地やニセコ連峰でも高標高地でようやく色づきはじめた程度であった。今日、初めて野幌森林公園に足を踏み入れる。札幌の北東部にあり、クマゲラやフクロウも生息している広大な緑の空間を5Kmほどゆっくり歩く。紅葉はツタウルシが赤くなっている程度で、まだまだ緑が多い。蝶は、モンキチョウ、モンシロチョウ、ヒメアカタテハといつもの顔ぶれ。林内の2箇所でエルタテハを見る。1頭が裂けた立ち木の中にもぐりこむのを目撃、自然状態での越冬はこういう場所なのであろう。いっぽう公園内の自然ふれあい交流館の外壁の狭い隙間にもぐり込む2頭を確認、入っていくのを見なければ発見はまず不可能であろう。タテハ類の越冬場所発見は難しい。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


エルタテハ  自然ふれあい交流館の窓枠で日光浴する。↓
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エルタテハ  同じく日光浴する別個体。このあと越冬場所と思われる隙間にもぐり込む。↓
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エルタテハの越冬場所と思われる。窓と外板とのわずかな隙間にもぐり込む。↓
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エルタテハの越冬場所と思われる。立ち木の裂けた空間にもぐり込むのを確認する。もぐり込んだのは、裂け目の最上部。↓
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ベニシジミ  これは10月7日撮影、親水公園の傍らの斜面で、翅いっぱいに残照を受ける。↓
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モンキチョウ  10月7日撮影、午後3時、活動を停止しアカツメクサの葉裏で休眠に入った。↓
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ナガボノワレモコウ  北海道でのゴマシジミの食草、ワレモコウと違って花穂は白い。↓
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天気はいいものの北西風に白波立つ後志の日本海。厳冬期には一面に波の華が舞い飛ぶ。↓
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by temenos | 2012-10-14 22:49 | 2012年 | Comments(4)
Commented by otto-N at 2012-10-20 20:24 x
10月の北海道、久しく行ってないのですが、写真からチョウ的な淋しさをひしひしと感じます。ワレモコウがあると、つい連想してしまいますが、近くの自然教育園には、ワレモコウとナガボノシロワレコウモウが咲いています。もちろん、いません。このワレモコウはこの2つだけと思っていましたが、最近、ナガボノアカワレモコウというのを見ました。
Commented by ダンダラ at 2012-10-23 09:03 x
エルタテハの越冬場所の観察は貴重ですね。
自然状態ではこんな木の裂け目で越冬するというのは何かで聞いたような気がしますが、実際に写真で拝見するとより実感がわいてきますね。
Commented by temenos at 2012-10-24 22:09 x
otto-Nさん、北海道では10月末からもう冬です。
今年は、ずっと暑かったので紅葉も遅れており、
秋をとばして一気に冬がきたような感じですね。
ナガボノアカワレモコウなんてのがあるのですか、
初めて知りました。
Commented by temenos at 2012-10-24 22:13 x
ダンダラさん、この時期は越冬タテハの越冬場所を探して
公園にある東屋や木のうろなどをよく見るのですが、なか
なか越冬場所を見つけるのは困難です。特にクジャクチョウ
などは春先にはあんなにたくさんいるのに、秋には全く見かけなく
なります。越冬集団を作るような話も聞いていますが、見つける
ことはできないです。