ぶらり探蝶記

北の大地へ~札幌のmy field③~

8月4日 一の沢林道で時間を取り過ぎた。今年大きな環境変化があったと報告を受けた「アイノの広場」の状況を確認するため大慌てで八剣山へ向かう。ここは一箇所で10種ものゼフが観察でき、盛期の午前中にはアイノ・ジョウザン・メスアカの言葉を失うくらいの大乱舞が見られる素晴らしいポイントであった。訪ねてみて唖然、広場から登山口へ広がっていた原生林が全て伐採され、大きな空間が広がっている。訪ねた時間的には、下草に活動を終えたアイノや夕刻活動性のゼフ達が沢山見られる筈なのに、全くその姿が無い。あれほど沢山いたカラスシジミも1頭見つけるのがやっと。大きな失意と共に立ち去ろうとした時に、下草を飛び移るジョウザンシジミに出会い、少しばかり救われた気持ちになる。最後に立ち寄った藻岩山では、何頭ものエゾヒメシロチョウがゆったりと舞い、無数のカラスシジミがヒメジオンで吸蜜している変わらない風景を楽しむことができた。もっともっと訪れたいポイントはあったが、帰りの飛行機の時間に間に合わせるためには探蝶はここまで。後ろ髪引かれながら、思い出深い札幌を後にした。 (各画像はクリックすると拡大表示します)

ヘリグロチャバネセセリ  百松沢入り口にて、北海道で本種を確認したのはこれが初めて。↓
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キバネセセリ  スレ・ボロのオンパレードだが、むちゃくちゃ沢山いる。↓
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エゾスジグロシロチョウ  シロチョウ系では最も沢山飛んでいた。↓
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オオモンシロチョウ  年々見かける数は少なくなっているように思う。この日もこの1頭のみ。↓
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ジョウザンシジミ  すでに少しスレているが夏型が出ていた。一番のポイントでは見つけられなかったが、思わぬ箇所で出会えた。↓
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ジョウザンシジミ  ヒメジオンで吸蜜する。↓
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ジョウザンシジミ  開翅する、春型に比較すると真っ黒という感じ。↓
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カラスシジミ  これも札幌では普通種。街中でも飛んでいるが、ここには無数にいる。↓
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エゾヒメシロチョウ  弱弱しく飛んでいるが、なかなか止まらない。クサフジなど紫系の花にはよく来る。↓
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by temenos | 2013-08-08 23:36 | 2013年 | Comments(4)
Commented by yoda-1 at 2013-08-09 12:55
あの地はこんなにも蝶相豊かなのですね。
しかしあのゼフ名産地がほぼ消滅したのは誠に残念でした。
下のアカマダラは札幌市では難しいとのことで、どのような影響で少なくなってきたのでしょうか?
Commented by temenos at 2013-08-09 19:41 x
yodaさん、少しの範囲でこの時期には30種以上が観察できます。しかも数が多し、アカシジミとオナガシジミやベニヒカゲが同じ場所で同じ時に観察できます。凄いと思います。アカマダラは十勝や留辺蕊方面にはたくさんいますが、札幌近郊ではほとんど見ることができません。昔と環境が変わっているわけでもないようですし、全く不思議です。
Commented by otto-N at 2013-08-11 21:31 x
そのうち、場所を伺って行こうと思っていたので、私も残念です。
実は、ゼフは札幌に行けば確実に撮れると思っていました。
こちらとは違い、札幌近郊は夢のような、と言っては大げさですが、まだまだチョウ撮影天国だと思います。
アカマダラは、十勝(帯広付近)でもあまりいない印象ですが、局在しているかもしれませんね。
Commented by temenos at 2013-08-16 00:24
otto-Nさん、ここは1箇所で多くの種類と沢山の数が観察できるポイントだったので残念です。ただ、消失したポイント以外にも沢山ポイントはありますし、そちらにも本当に沢山のゼフがいますのでご安心を。おっしゃる様に6月から7月末にかけての札幌は撮影天国です。