ぶらり探蝶記

米どころの原風景と蝶

6月14日 朝一番の新幹線で中越地方へ向かう。お目当てはチョウセンアカシジミである。ここのチョウセンアカシジミは放蝶由来のものであるとのことだが、山間部では元元生息していたとの説もあるようだ。発生木は水田脇や農家の周りに「はざぎ」として植えられていたデワノトネリコである。現在の農法では「はざぎ」を使用する頻度は少なくなっているようだが、トネリコは残されている。従って発生地は点々と存在している。こんなところでと思うような庭先のトネリコでも発生していた。訪れた時間は活動時間ではなかったため、全くの不活発状態で葉陰や下草、周辺に生えたクワの葉などに多数の本種が観察できた。♂はスレ個体ばかりであったが、♀は羽化直後と思われるような新鮮な個体もいた。本種目当てに訪れる人の中にはマナー不在の人も多いと農家のおばあさんがしきりに嘆いていた。耕作物を踏む、採卵のために個人宅のトネリコの皮を剥ぐなど聞いているだけで気が重くなるものばかり。これからも末永く観察するためにも目的は何であっても最低限のマナーと礼儀はわきまえたいものである。山間部の林縁ではウラキンシジミやミズイロオナガシジミ、ウラナミアカシジミ、ミドリシジミなどを見ることができたが、ウラクロシジミは見つからなかった。水田脇にはウラギンヒョウモン、ミドリヒョウモン、メスグロヒョウモンが多い。オオチャバネセセリも多数見かける。クマザサの回りにはゴイシシジミが舞う。個人的には大好きな種類なので時間をかけて撮影する。


チョウセンアカシジミ  下草に静止する。↓
f0211980_21404841.jpg


チョウセンアカシジミ  発生木の横に生えたクワの葉で休む。↓
f0211980_2141083.jpg


チョウセンアカシジミ  トネリコの葉上で発生木を望む。↓
f0211980_21411156.jpg


チョウセンアカシジミ  トネリコに立てかけてある稲干し用の材木に止まる。↓
f0211980_21412178.jpg


チョウセンアカシジミ  発生木から水田を望んで佇む。↓
f0211980_21421513.jpg


ウラキンシジミ  林縁の葉陰で休む。↓
f0211980_21423387.jpg


ミズイロオナガシジミ  まだまだ新鮮な個体。↓
f0211980_21424750.jpg


ゴイシシジミ  林縁のクマザサの葉上に影を映す。↓
f0211980_21432618.jpg


ルリシジミ  当地で見かけた本種はどれも大きい個体ばかり。↓
f0211980_21434128.jpg


ウラギンヒョウモン  沢山の本種が水田脇を飛び回る。↓
f0211980_21445475.jpg


ミドリヒョウモン  羽化直後の♂。林縁で羽化直個体を多く見かける。↓
f0211980_2145317.jpg

[PR]
by temenos | 2015-06-15 22:05 | 2015年 | Comments(0)