ぶらり探蝶記

高原の夏

7月11日  早朝から信州の高原を訪れた。6時半、林縁にはまだ陽が差し込んでおらず、下草は露にしっとり濡れている。蝶は何も飛んでいない。ジョウザンミドリシジミでもテリ張りしていないかと林道に分け入るも、こちらも静まり返っている。陽が当たりだすと、林道脇の草地で無数のヒメシジミが開翅を始める。♂・♀・新鮮・スレ・ボロ様々。しばらく撮影した後、最初の林縁に取って返す。ここでもヒメシジミが沢山、ウラギンヒョウモンやミドリヒョウモンが飛び始める。しばらく粘ったが、目的のコヒョウモンモドキは全く現れない。仕方なく再度林道へ向かう。しかし、ゼフ類は全く見かけない。昨年8月に来た時は、多くのゼフ♀に出会えたのに不思議なものである。渓流に架かる小さな橋近辺はメスアカミドリがテリ張りに好みそうな場所で、ここでもしばらく粘ったがオオミスジやシータテハが姿を見せたくらいであった。三度林縁に向かう。しかし、やはりコヒョウモンモドキは姿を見せてくれなかった。ここで過去に聞いたポイントに向かう。車を止めて歩き出した瞬間から、草原を茶色い小さな蝶が舞う。ようやくコヒョウモンモドキに出会えた、しかも結構な数が飛んでいる。このポイントは安泰であろう、少し安堵し撮影に集中する。しかし、これまで時間を使いすぎたため、夕刻の東京での仕事に間に合わせるためには、残された撮影時間は30分程。大慌てで撮影し、後ろ髪引かれる思いで当地を後にした。


ヒメシジミ  朝日を浴びて開翅する♂。↓
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ヒメシジミ  アヤメの茎に静止する♀。↓
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ヒメシジミ  クガイソウに多くの本種が群れていた。↓
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コヒョウモンモドキ  開翅する♀。↓
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コヒョウモンモドキ  ヒメジョオンがここでの吸蜜花。↓
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コヒョウモンモドキ  休止する♀。今年もステンドグラス模様に出会えて嬉しい。↓
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コヒョウモンモドキ  閉翅して吸蜜する。↓
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コヒョウモンモドキ  求愛する♂と交尾拒否する♀。↓
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オオミスジ  林道脇で開翅する。↓
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シータテハ  渓流脇の灌木でV字開翅する。↓
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アサギマダラ  不意に林縁に現れた。アザミで吸蜜する。↓
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コキマダラセセリ  見かける数が少なかった。↓
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by temenos | 2015-07-12 13:42 | 2015年 | Comments(2)
Commented by himeoo27 at 2015-07-12 16:15
コヒョウモンモドキは数が減っていると
聞いていたので、
無事生き残っているポイントがあるとの
こと安心しました。
Commented by temenos at 2015-07-13 08:22
himeooさん、激減しているコヒョウモンモドキですが、昨年多く見られた最初
のポイントでは全く見かけず、心配しましたが2箇所では多く舞ってました。
ただ、ここも近い将来どうなるのか不安ですね。