6月12日 朝起きると予報とは違って晴れ間が出ている。それではと自然教育園の森に向かう。開門と同時に散策路に踏み込むと、まずはムラサキシジミが姿を見せてくれる。木漏れ日の散策路脇にトラフシジミの夏型が休んでいる。流石にスレ個体、開翅することなく舞い上がる。吸水ポイントでは、まだウラナミアカシジミやミズイロオナガシジミを見ることが出来た。トラフシジミは2頭ほどやってきたが、1頭は散策者に追い払われ、もう1頭は近くには来てくれなかった。池の畔では、トラノオやクサフジの花が真っ盛り。陽が高くなってきて、トラフシジミも姿を見せなくなったので、帰りかけたところ、出口近くの下草の葉上でトラフシジミが吸水しているのを見つける。これもスレ個体であったが、ほんの一瞬開翅してくれた。ここは他では滅多に見れないようなコナラやクロマツの大木もあるし、湿地性の植物も豊富で大東京の真ん中にいることを忘れさせてくれる都心の魅惑の森である。
トラフシジミ
トラフシジミ
トラフシジミ
トラフシジミ
ウラナミアカシジミ
コミスジ
スジグロシロチョウ
キタキチョウ