ぶらり探蝶記

中国山地南限のブナ林から

中国山地南限のブナ林
f0211980_21322285.jpg

7月2日 ヒサマツミドリシジミの生態調査で、中国山地南限のブナ林に向かう。途中、上流にダムのない清流の美しさに心奪われる。ヒサマツの生息する山に上がる途中、その渓谷の深さ、植生の豊かさに懐かしさと嬉しさを感じる。山頂部のブナ・ミズナラ林も下草が豊かで、本来の状態を保っている。この山塊には、シカの食害が及んでいないようである。少し前までは、どこでもこのような豊かな植生であったのであろうが…。さて、山頂部に到着するも、全くの曇り空で時折ガスに包まれる状態。こんな中でも、ジョウザンミドリシジミはテリ張りを行っている。しかし、数は非常に少なく、確認できたのは3頭だけ。ヒサマツがテリを張りそうなブナ林の一角で、じっと待つ。しかしながら、天候の回復が望めそうにないため仕方なく下山し、カシワアカシジミ(ミナミアカシジミ)の生息地に向かう。午後3時現地に到着するが、草原は草刈りが入らなくなったため、灌木が生い茂り荒れ放題。カシワやクヌギは大木が多く、その大木の周りには無数の踏み跡。かなりの数の採集者もしくは撮影者が入ったと思われる。踏み跡の新しさから昨日今日のことであろう。過去、湿地がありヒメヒカゲやヒメシジミが生息していた場所は、畑や牛舎になり、なにもいない。ようやく畑脇のカシワから、ウスイロオナガシジミが飛び出す。極めて新鮮、羽化間もない個体であろう。ここで確認できたゼフはこの一頭のみ。時期?場所?これだけの数のカシワとクヌギでどうして?もっと探索したかったが、残念ながら時間切れ。ヒサマツミドリの交尾・求愛活動の撮影、カシワアカシジミの冠高原亜種の撮影とも夢と終わる。

ジョウザンミドリシジミ♂
f0211980_21285665.jpg


ゴイシシジミ
f0211980_2129146.jpg


ヒメキマダラヒカゲ
f0211980_21293836.jpg


サツマシジミ♂
f0211980_21295989.jpg


サツマシジミ♀
f0211980_21301580.jpg


ウラナミシジミ♀
f0211980_21304789.jpg


スジグロシロチョウ♂
f0211980_21311169.jpg


ムラサキシジミ♀
f0211980_21313787.jpg


ウラギンヒョウモン♂
f0211980_21324326.jpg


ウラギンヒョウモン♀
f0211980_2133149.jpg


ウスイロオナガシジミ
f0211980_21332179.jpg


ルリタテハ
f0211980_21333980.jpg

[PR]
by temenos | 2017-07-02 21:41 | 2017年 | Comments(0)