ぶらり探蝶記

カテゴリ:2010年( 41 )

2010年未掲載種~No.3~

第3回目は残りの6種を掲載する。本年に撮影・掲載してきた蝶は合計90種に及ぶことになる。本格的に蝶の写真を始めて1年半が過ぎたが、まだまだ未熟で試行錯誤の繰り返しである。とりあえず、蝶そのものを「写しとめる」ことからスタートし、次第に生息環境を写しこんだ生態写真に興味が広がってきた。常日頃から最も美しいと思っている【自然の中にいる自然の蝶】を生き生きと描写することができる広角マクロでの撮影機会が増している。来年は様々な風景を写しこんだ写真を撮りたいと計画と夢は膨らむばかりである。今年初めに当ブログを開設して以来、ご訪問いただいた皆様、書き込みをいただいた皆様、つたない拙ブログにお付き合いいただきましたこと感謝の気持ちでいっぱいです。皆様の御蔭で随分元気をいただきました。本当に、本当にありがとうございました。来年も皆様にとってよき一年でありますように、また蝶たちとのすばらしい出会いがありますように。 (各画像はクリックすると拡大表示します)

ヒメキマダラセセリ (8月7日 静岡県湯船原) 暑い夏の午後、林床で静かに開翅する。↓
f0211980_01744.jpg


ダイミョウセセリ (8月7日 神奈川県箱根湿生花園) せわしなく飛び回り吸蜜する。↓
f0211980_011932.jpg


メスグロヒョウモン (8月25日 小樽市奥沢) この蝶が活動を再開し始めると秋を感じる。↓
f0211980_015649.jpg


アカタテハ (8月25日 手稲山) 撮影する機会は多いのだが、満足いく写真は撮れていない。↓
f0211980_02546.jpg


イチモンジセセリ (9月4日 神戸市布引) 本州では全くの普通種、北海道では一回見ただけである。↓
f0211980_022797.jpg


キマダラセセリ (9月4日 神戸市布引) こうやってみると結構きれいな蝶である。↓
f0211980_023556.jpg

[PR]
by temenos | 2010-12-26 00:03 | 2010年 | Comments(6)

2010年未掲載種~No.2~

2回目は8月7日(一部)までに撮影した5種をアップする。 (各画像はクリックすると拡大表示します)

イチモンジチョウ (7月3日 層雲峡) 廃止になった車道のコンクリート壁で吸水する。↓
f0211980_233429.jpg


クロヒカゲ (7月4日 上川町) リンゴシジミ探索時にスモモの木の下草に止まる新鮮な個体。↓
f0211980_2335344.jpg


キバネセセリ (7月11日 小樽市銭函) たたき出すとゼフに混じって飛び出した。なんとも分厚い感じのする蝶である。↓
f0211980_2341396.jpg


オナガアゲハ (8月7日 神奈川県箱根) 芦ノ湖深良水門にて、暑さを避けて林道内で休止する。↓
f0211980_2343747.jpg


コミスジ (8月7日 神奈川県箱根) 神奈川ではあんなにいた普通種なのだが、北海道では見かけなかった。↓
f0211980_234431.jpg

[PR]
by temenos | 2010-12-25 23:12 | 2010年 | Comments(2)

2010年未掲載種~No.1~

冬至を過ぎたところであるが、札幌の日没は午後3時半すぎであり、ますます白い世界が広がってきた。いよいよ年の瀬である。3月末に札幌に転居してからめまぐるしく過ぎていった季節において、掲載しなかった蝶を時系列に3回に分けてアップしたい。載せなかった理由は普通種すぎたり、B級ショット(自分なりの)であったり様々である。1回目は6月末までに撮影した4種である。 (各画像はクリックすると拡大表示します)

ヤマキマダラヒカゲ (6月10日 定山渓)  ジョウザンシジミ撮影時に不意に現れてガードレールの欄干に静止する。↓ 
f0211980_2284843.jpg


ミヤマセセリ (6月12日 藻岩山)  山頂付近の陽だまりで3頭が日光浴をしていたが、時期的にもどれもこれも相当くたびれた個体であった。↓
f0211980_229534.jpg


ルリシジミ (6月19日 手稲山)  ヒメウスバシロに混じって新鮮な本種が多数飛んでいた。本州では第1化は3月中旬であるが北海道では6月にも新鮮な第1化が見られる。本種は3月に横浜での撮影個体を掲載しているが、第1化の発生時期に大きな差があるため再度掲載している。↓
f0211980_2293580.jpg


トラフシジミ (6月26日 札幌市南区一の沢) オオイチモンジ撮影時に林道入り口付近で複数見られた。↓
f0211980_2294432.jpg


カラスアゲハ (6月27日 栗山町) 下草に休止する。↓
f0211980_2210170.jpg

[PR]
by temenos | 2010-12-25 22:19 | 2010年 | Comments(2)

初冬の里山公園~横浜市都筑区~

12月11日 東京出張の時間の合間に慣れ親しんだ横浜の里山公園を散策した。目的はムラサキツバメの集団を見つけること。快晴・気温17度で絶好の天気であったが、風が強く飛んでいる蝶はあまり見かけない。
それでもムラサキツバメは2箇所で確認したが、それぞれ1頭づつで越冬集団は見つからなかった。都筑中央公園の南斜面の色づいたガマズミの小木にムラサキツバメ1頭・ムラサキシジミ1頭・ウラギンシジミ2頭が静止しているのを発見。周辺のシラカシにはムラサキシジミ3頭がいたので、夕刻になればこのガマズミに集まってくるのでは?と思ったが仕事の時間が迫り、観察は12時まで。小さなガマズミに3種の越冬蝶が集まっているのは興味深かった。なんせいつもの愛用カメラも持たず、スーツ姿にかばんを持ち、公園内を携帯電話のカメラでカシャカシャしながらうろついていると怪しいことこの上ない。いつ通報されても不思議ではないなと思いながらも、また被写体を見つけてはカシャカシャ。北海道と違って暖かくうららかな日であった。 (したがって本日掲載の写真は全て携帯電話のカメラで撮影したものであるが、なんかそれなりに撮れている) 


ウラギンシジミ  ガマズミの葉裏で越冬体制をとる。↓
f0211980_2025254.jpg


ウラギンシジミ  こちらは飛び出して日光浴する♀。↓
f0211980_20254097.jpg


ウラギンシジミ  羽裏をみるといつも厚化粧を連想してしまう(失礼)。↓
f0211980_20255433.jpg


ムラサキツバメ  葉陰で越冬体制をとっていたが撮影中に飛び去った。↓
f0211980_20262237.jpg


ムラサキシジミ  葉上で静止する。合計4頭の本種が活発に活動していた。↓
f0211980_20272093.jpg

[PR]
by temenos | 2010-12-12 22:56 | 2010年 | Comments(2)

彩りの季節~グランドフィナーレ~

10月23日24日 札幌の街は土日とも小春日和、気温も20度近く穏やかであった。藻岩山も色づきが鮮やかになってきた。恵庭方面に渓谷の紅葉と越冬タテハの撮影にいくつもりが諸事情でキャンセル。2日間で3時間ほど自宅近くの豊平川・山鼻川河川敷を散策する。街中に無数の雪虫が舞い、堤防斜面のナンテンハギとシロツメクサの群落には多くのモンキチョウが求愛・産卵に飛び交っている。蝶はこれにモンシロ・スジグロシロ・ベニシジミが少し混ざるくらい、北海道で初めてイチモンジセセリを見た。藻岩山のオオムラサキポイントで幼虫を観察する。10月末でもこれだけ飛んでいる蝶がいるとは予想していなかった。サケの遡上している豊平川沿いの木々も色鮮やかである。夕日がそうであるように、樹木も最後の彩りの輝きが美しい。言い古されてはいるが「また来年、それまで忘れないでくれよ」のささやきが聞こえてきそうだ。今週、札幌でも雪の予想である。4月の終わりに突然始まり、一気に駆け抜けた蝶の季節もいよいよ終焉である。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


モンキチョウ 赤・黄・青のコントラスト、色づいた河川敷の潅木で休む。↓
f0211980_21192376.jpg


スジグロシロチョウ 堤防沿いでナナカマドの紅葉を背景に吸蜜、白・黄・赤のコントラスト。↓
f0211980_21194441.jpg


アキアカネ 赤と朱色の競演、背景はサケも遡上している山鼻川。↓
f0211980_21195742.jpg


ヒメアカタテハ 石積みで日光浴、赤と赤の競演。↓
f0211980_2120734.jpg


オオムラサキ 色づき始めたエゾエノキの葉上で。地面に降りる日も間近である。↓
f0211980_21201750.jpg

[PR]
by temenos | 2010-10-24 21:20 | 2010年 | Comments(8)

藻岩山~秋色~

10月17日 朝は天気がよく、思いつきで藻岩山登山を決行(といってもハイキング程度)。紅葉と札幌の街並みを背景にした越冬タテハ各種の撮影ができればいいなと思い、スキー場から山頂を目指す。藻岩スキー場は枯れススキの絨毯、風になびいてとても美しい。キリギリスとカンタンが弱弱しく鳴き、足元からはミヤマフキバッタが飛び出す。時折、クジャクチョウ・アカタテハが眼前を横切るが、全く止まらず飛び去るのみ。山頂につくころには天候が急変し、今にも降り出しそうな曇り空になり寒さも覚える。というわけで蝶は全く撮影できなかった。掲載の蝶は前日(16日)に石狩で撮影したもの、ますますネタに困るようになってきた。 (蝶の画像はクリックすると拡大表示します)


藻岩山スキー場ゲレンデ。春になるとここをヒメウスバシロチョウ・エゾヒメシロチョウが舞い、右側の林縁では夏に各種のゼフが煌く。↓
f0211980_0111836.jpg


風にたなびく枯れススキの草原。↓
f0211980_0112996.jpg


藻岩山山頂から札幌の中心部を見る。中央の緑地が中島公園。蝶が映っていれば文句なしなのだが・・・。↓
f0211980_0113895.jpg


モンキチョウ 産卵と吸蜜を繰り返す♀を逆光で。シロチョウ科の蝶は逆光で撮ると翅がすけて美しい。↓
f0211980_0114765.jpg


ヒメアカタテハ かなりの破損個体。これからの厳しい季節を無事にのりきることができるであろうか。↓
f0211980_0115692.jpg

[PR]
by temenos | 2010-10-18 00:12 | 2010年 | Comments(2)

秋深まる~石狩平野の公園~

10月11日 前日の荒れた天気から一転、青空の広がった石狩平野。気温も20度近く、さわやかな秋晴れとなった。目的もなく、ぶらりと行ったことの無い公園を訪れてみた。見かけた蝶はモンシロ・スジグロシロチョウ・ベニシジミ・アカタテハ・ヒメアカタテハくらいであったが、ナナカマドの実は真っ赤に色づき、紅葉真っ盛りまでもう少し。おびただしい数のアカトンボが群れ飛ぶ。そういえばこんなに沢山のアカトンボを見たのは何年ぶりであろう。近年、減少が著しいアカトンボであるが、ここはまだまだ里山環境が良好に残っているということか。ベンチに腰掛けると頭に肩にとアカトンボが無造作に止まってくる。「小学校の運動会の時、校庭を尾つながりでいっぱい飛んでたなぁ」とか「たんぼの雀よけのテープに何十匹と並んでとまっていたなぁ」など思い出してちょっぴり郷愁を感じ、暖かい気持ちになれた午後のひと時であった。 (各画像はクリックすると拡大表示します)

ベニシジミ 公園の通路脇で日光浴する。早春から晩秋までつきあいのいい蝶である。↓
f0211980_0245625.jpg


スジグロシロチョウ  街路樹の下草で交尾するペア。彼らの子供たちは冬がくるまでに蛹になれるのだろうか?↓
f0211980_0251120.jpg


ナツアカネ? 胸部まで色づき、青空に映える。↓
f0211980_0251941.jpg


アキアカネ 秋の陽だまりに遊ぶ子供たちを公園脇から静かに見守る。↓
f0211980_0252880.jpg


ナナカマド 実は真っ赤に色づいた、紅葉まであと少し。↓
f0211980_025351.jpg

[PR]
by temenos | 2010-10-13 00:25 | 2010年 | Comments(2)

敬老の日?~まだアイノミドリシジミが健在~

9月20日 先週にムモンアカシジミが観察されており、ひょっとしてとの思いもあり札幌市南区の豊平川を歩いた。天気はいいのだが、風が強く飛ぶ蝶も少ない。藻南公園から河川敷におりたところで吸水するアカタテハを見る。時折、すばやく飛び去るのはシータテハ、他はモンシロチョウをみるくらい。風に吹き飛ばされるようにヨロヨロと飛んできたのは、アイノミドリシジミの♀。やはり、かなりのご老体である。撮影後、再び風に飛ばされて河川敷の水溜りに落ちる。敬老の日でもあり、すばやく救出し林縁に戻す。もう産卵の大役も終わったのであろうか、またヨロヨロと飛び去っていった。直後に天候が急変し、雨が落ちてきたので撤収する。 (各画像はクリックすると拡大表示します)

アイノミドリシジミ 産卵も終えたのであろうか、力なく飛翔してこの潅木にたどり着いた。↓
f0211980_22162672.jpg


アイノミドリシジミ この場所の豊平川の両岸はミズナラが多いのだが、河川敷を利用した普通の公園である。こんなところにもアイノミドリが生息している。↓
f0211980_22163964.jpg


ノシメトンボ 9月18日 恵庭市白扇の滝 上の2枚だけでは寂しいので脈絡もなく掲載。↓
f0211980_22164816.jpg


アキアカネ 9月18日 恵庭市漁川 もうしばらくするとここも紅葉に彩られる。↓
f0211980_22165658.jpg

[PR]
by temenos | 2010-09-20 22:13 | 2010年 | Comments(2)

普通種2種~キチョウとモンキチョウ~

9月18日 秋晴れに誘われて支笏湖から恵庭と散策してきた。北海道3大秘湖の一つ、オコタンペ湖周辺ではまだコエゾゼミが鳴いている。人の手の入っていないオコタンペ湖はブルーの美しい湖面を見せてくれる。ここから支笏湖・恵庭えこりん村へと廻る。蝶はモンキチョウ・モンシロチョウ・ベニシジミが元気に飛んでいる。ミドリヒョウモンは産卵行動、かなりボロのカラスアゲハ、ヒメキマダラヒカゲを見る。シータテハは色彩の濃い秋型が元気に飛んでいるが、キベリやエルタテハは姿を見なかった。さすがに見かける蝶の種類は少なくなってきた。蝶が少なくなってくると普通種でもカメラを向けてしまう。9月4日に神戸の布引谷で撮影したキチョウの写真とともにアップする。キチョウは北海道には生息していないが、本州では全くの普通種なのでタイトルの普通種2種とした。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


モンキチョウ 9月18日 支笏湖畔でアカツメクサで吸蜜する。↓
f0211980_22193725.jpg


モンキチョウ 9月18日 恵庭市 ♀(下)はかなり新鮮でピンクの縁取りがきれいである。↓
f0211980_22194744.jpg


キチョウ 9月4日 新神戸ロープウェイの中間駅と瀬戸内海を望む。↓
f0211980_22202727.jpg


キチョウ 9月4日 ロープウェイのゴンドラを背景に。↓
f0211980_22203651.jpg


神戸の街並み  手前から三宮・ポートアイランド・神戸空港と続く。新神戸駅のすぐ裏から緑あふれる布引谷がある。↓
f0211980_22205880.jpg

[PR]
by temenos | 2010-09-18 22:21 | 2010年 | Comments(2)

兵庫・伊丹のシルビアシジミ~猪名川河川敷から~

9月4日 大阪出張を利用して兵庫・伊丹の猪名川河川敷にシルビアシジミを撮りにいった。早朝からとても暑く、さえぎるもののなにも無い炎天下の気温36度の河川敷はかなりこたえる。それでもシルビアシジミは元気に飛んでいた。ヤマトシジミと非常に紛らわしいが、若干シルビアシジミの方が小さく、飛び方もヤマトシジミより敏捷であることから慣れてくると飛んでいてもおおよその区別はつくようになる。シルビアシジミといえば食草はミヤコグサである。しかしここにはミヤコグサは全く自生しておらず、ここのシルビアシジミはヤハズソウやシロツメクサを食草としている。ヤハズソウやシロツメクサを食草とするなら、全国的にもっと分布を拡げてよさそうなものだが全く不思議である。暑いのと晴天なのとで全く開翅してくれず、機会があれば是非晩秋の低温期型の開翅を撮影したい。 (横画像はクリックすると拡大表示します)


シルビアシジミ ヤハズソウに止まる。ヤマトシジミより小さく飛翔は敏捷である。↓
f0211980_2246246.jpg


シルビアシジミ 口吻がうまくたたみこめない個体。↓
f0211980_22461358.jpg


シルビアシジミ 枯れたワレモコウで半開翅、晴天・高温ではなかなか開翅してくれない。↓
f0211980_22462355.jpg


シルビアシジミ ヤハズソウに産卵する♀。ここでは主にヤハズソウが食草である。↓
f0211980_22463430.jpg


シルビアシジミ 伊丹空港から離陸するJAL機を背景に。↓
f0211980_22464583.jpg


ヤマトシジミ シルビアとの違いがお解かりいただけると思う。↓
f0211980_22465351.jpg

[PR]
by temenos | 2010-09-04 22:46 | 2010年 | Comments(4)