ぶらり探蝶記

カテゴリ:2010年( 41 )

銭函海岸~西風の妖精たち②ウスイロオナガシジミとミズイロオナガシジミ~

7月11日 ミズイロオナガシジミはごく普通にいる低地性のゼフである。表翅は暗褐色できれいではないが、裏翅はスッキリとしていて好みであるし、ミズイロという名前も言いえて妙である。また、ウスイロオナガシジミは渋めの紋様で和紙や墨の世界を感じる。所謂玄人好みの紋様であると思っている。ウスイロオナガは食樹の関係から生息地は限られる。両種とも開翅するとなかなかいい感じなのだが、まだ撮影できていない。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


ミズイロオナガシジミ 初夏の雑木林を彩る1種である。個人的には「可愛い」蝶だと思っている。 ↓
f0211980_2139234.jpg


ウスイロオナガシジミ カシワやナラガシワを食樹とするため、ハヤシミドリやヒロオビミドリ・ウラジロミドリと混生することが多い。 ↓
f0211980_21393630.jpg


ウスイロオナガシジミ ↓
f0211980_21394686.jpg

[PR]
by temenos | 2010-07-11 21:37 | 2010年 | Comments(2)

銭函海岸~西風の妖精たち①ダイセンシジミ~

7月11日 最初に登場はダイセンシジミである。正式にウラミスジシジミといったほうがよいのがろうが、関西育ちの自分には子供のころから憧れの蝶であり馴染みのあるダイセンシジミの名前がぴったりくる。後裏面のスジの形が3本の線にならずに乱れる「シグナータ」型が北海道には多い。個体ごとにこれは千差万別である。ここに掲載する5個体も個々に違っている。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


ダイセンシジミ(ウラミスジシジミ) シグナータ型 アルファベットでOQAと書いてある? ↓
f0211980_21214349.jpg


ダイセンシジミ 通常型 ↓
f0211980_21221690.jpg


ダイセンシジミ シグナータ型 象形文字のような紋様 ↓
f0211980_21222633.jpg


ダイセンシジミ 若干乱れた感じ ↓
f0211980_21223564.jpg


ダイセンシジミ  最もウラミスジシジミの名前がふさわしい紋様 ↓
f0211980_21225121.jpg

[PR]
by temenos | 2010-07-11 21:22 | 2010年 | Comments(2)

25番目のゼフィルス~銭函のキタアカシジミ~

7月11日 日本で25番目のゼフ~キタアカシジミ~を求めて銭函海岸のカシワ林を訪れた。自宅を午前4時に出発し、40分足らずで到着。今にも降り出しそうな天候の中、カシワをたたくとでるわでるわのゼフの嵐である。ウラジロミドリシジミ・ハヤシミドリシジミ・ウスイロオナガシジミはめちゃくちゃ沢山いて、一たたきで合計10頭程度が飛び出すのも稀ではなく、その密度の濃さに驚く。ダイセンシジミやミズイロオナガシジミはポツポツといった感じである。キタアカシジミは終盤なのか少なく、ようやく3頭を見つけ撮影する。もし、アカシジミと混生していたら見ただけでの同定は困難であろうと感じた。 (各画像はクリックすると拡大表示します)

キタアカシジミ  ここで見つけたからキタアカシジミと同定できる。↓
f0211980_2154715.jpg


キタアカシジミ  卵でお腹がパンパンなのであろうか。↓
f0211980_2155984.jpg

[PR]
by temenos | 2010-07-11 21:07 | 2010年 | Comments(2)

大雪周辺の蝶  ③

同じような種類ばかりの写真になるが、ツーショットもしくは集団の写真を集めてみました。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


エゾシロチョウ  ニセイチャロマップ林道で集団で吸水する。不用意に足を踏み込むと紙ふぶきを撒き散らしたように舞い上がる。↓
f0211980_1152944.jpg


ホソバヒョウモン  4頭が群がって吸蜜。↓
f0211980_1154758.jpg


シロオビヒメヒカゲとカラフトタカネキマダラセセリが並んで同じ花で吸蜜。翅がふれあってもお互いを追い払う行動はとらなかった。↓
f0211980_116125.jpg


シシウド?の花に群れる。蝶・蛾・虻・蜂・蠅など多くの虫たちで大賑わいである。↓
f0211980_1222963.jpg


ミヤマカラスアゲハとコヒオドシがアザミの種類の同じ花で吸蜜。この花にはミドリヒョウモン・ギンボシヒョウモン・メスグロヒョウモンが交代で訪れた。
f0211980_1161632.jpg

[PR]
by temenos | 2010-07-06 01:16 | 2010年 | Comments(0)

大雪周辺の蝶 ②

銀河の滝の旧道脇では、シロオビヒメヒカゲやカラタカが吸蜜していた。いかにもオオイチモンジが現れそうな雰囲気であったが、ここでは現れず。 (各画像はクリックすると拡大表示します)

シロオビヒメヒカゲ  定山渓産までとはいかないが、後翅裏面の白帯が狭いタイプ。次の写真の幅広タイプと見比べていただければ差がはっきりする。↓
f0211980_10557.jpg


シロオビヒメヒカゲ  後翅裏面の白帯の幅が明らかに広い。↓
f0211980_1122.jpg


カラフトヒョウモン  本種が見つからず、あきらめていたらペンション山の上前のタンポポの吸蜜にふいに現れた。魚眼レンズで風景を撮っていたため、大慌ての撮影になり残念ながら裏面は撮影できなかった。カメラの各設定も十分でなく、写真としてはクズ写真に近いが証拠として掲載します。↓
f0211980_111987.jpg


コキマダラセセリ  上川町でリンゴシジミを探していたら新鮮なコキマダラセセリが止まっていた。珍しい蝶ではないが、鮮度が素晴らしいので掲載。↓
f0211980_12698.jpg

[PR]
by temenos | 2010-07-06 01:02 | 2010年 | Comments(2)

大雪周辺の蝶 ①

7月2日~4日 「相模の蝶を語る会」のTさん、Kさんと3日かけて憧れの大雪に行ってきました。残念ながら3日とも天候がいまいちで期待したほどの成果はありませんでしたが、ニセイチャロマップ林道などではホソバヒョウモンやカラフトタカネキマダラセセリなど初めて見る蝶を堪能できました。ウスバキやアサヒヒョウモンなどは来年の課題となりました。 (各画像はクリックすると拡大表示します)

ホソバヒョウモン ニセイチャロマップ林道で飛び交っているヒョウモンはほとんどが本種であった。飛び始めるとなかなか止まらないが、吸蜜している固体は意外なほど鈍感であった。↓
f0211980_0305986.jpg


ホソバヒョウモン 裏面にてカラフトヒョウモンと明確に区別できる。↓
f0211980_0312141.jpg


カラフトタカネキマダラセセリ♂ 黄色い小さい蝶がせわしなく羽ばたいて花から花へと飛び移る。その黄色さと小ささで同定を見誤ることは無い。↓
f0211980_031427.jpg


カラフトタカネキマダラセセリ♀ ♂より黒色班が大きく、明確に区別できる。↓
f0211980_0354697.jpg


ダイセツタカネヒカゲ 雨の中、コマクサ平まで登った。雨がやんだ一瞬に足元から飛び立ったのが本種。言葉は悪いがなんだかごみくずみたいな感じの蝶だが、ウスバキチョウが撮れなかった分嬉しい登場であった。↓
f0211980_0365860.jpg

[PR]
by temenos | 2010-07-06 00:32 | 2010年 | Comments(2)

仰天の邂逅~チョウセンアカシジミ~

6月27日 リンゴシジミを求めて散策中に少しでも情報をもらおうと、ある施設(今日は施設名は伏せておきます)に向っていたところ、施設に通じる道路脇をチラチラ飛ぶオレンジ色の蝶。あっ、アカシジミだ!最初はそう思った。とりあえず、撮影しておこうと近づいてビックリ。鮮やかなオレンジに濃い朱色と白の縁取り、なんとチョウセンアカシジミ!!大慌てで撮影し、落ち着いて道路の周りを見渡したら、反対側のデワノトネリコに何頭も止まっている。なかには産卵している個体もいる。何なんだ?これは。施設でこのことを伝えると「ああチョウセンアカか、放し飼いにしているから」と驚く返答がきた。生まれて初めて見るチョウセンアカシジミは想像以上に鮮やかで美しく、いっぺんで虜になってしまったが、反面「これでいいのか?」とかなり複雑な思いである。  (各画像はクリックすると拡大します)   


チョウセンアカシジミ 鮮やかなオレンジに濃い朱色と白い縁取り、素晴らしく美しい蝶である。↓
f0211980_22436100.jpg


チョウセンアカシジミ ♂が一瞬開翅したのが偶然ヒットした。シャッタースピードが足りずにぶれているが、雰囲気は摑んでいただけると思う。↓
f0211980_22432615.jpg


チョウセンアカシジミ  デワノトネリコの葉上で隠れるように休む。緑の葉とのコントラストもきれいである。↓
f0211980_22433856.jpg


チョウセンアカシジミ 地上1mの幹に産卵する♀。卵は2卵確認できる。↓
f0211980_22434825.jpg


フタスジチョウ ヒメジオンで吸蜜する。コミスジほどの大きさである。↓
f0211980_23385915.jpg


ヒメシジミ 少し標高のある草原の蝶のイメージであったが、撮影地は低標高地の児童公園である。↓
f0211980_23404826.jpg

[PR]
by temenos | 2010-06-27 22:43 | 2010年 | Comments(2)

夏の到来~札幌市南区の林道から~

6月26日 所用で北海道を訪れていた「相模の蝶を語る会」のH氏とともに札幌市南区の観音沢林道と一の沢林道を訪れた。第1の狙いは発生初期であろうオオイチモンジである。観音沢林道入り口ではアカシジミがひっそりと下草に止まっていた。今年初見であるが、北の大地もいよいよゼフシーズンの到来である。林道をさらに進む。ミスジチョウ・ギンボシヒョウモンと今年初見の蝶が続くが、お目当てのオオイチは一向に姿を現さない。1kmほど進むと林道沿いの樹木が大きく伐採されている。これはダメかと引き返しだした直後、林道上に大型の黒い蝶、オオイチモンジだ。発生初期の美麗な個体である。この林道ではこの1頭のみであったが、次の一の沢林道では5頭以上目撃できた。林道上はヒメウスバシロチョウ・トラフシジミ・ミヤマカラスアゲハ・ヒメウラナミジャノメ・キマダラヒカゲ・クロヒカゲ・エゾシロチョウ・コチャバネセセリなど春から夏の蝶が混在して飛んでいる。これにまだ残っている越冬明けのキバリタテハ・シータテハ・クジャクチョウなども混じってにぎやかだ。さらに林道沿いのホソバイラクサにはクジャクチョウの幼虫の集団がいる。真夏日を観測した今日、2つの林道をはしごして疲れた体を定山渓温泉でリフレッシュし帰路についた。 (各画像はクリックすると拡大表示します。)


アカシジミ ミズナラ林の下草にひっそりとたたずみ、夕刻の活動にそなえる。「さあ、ゼフシーズンの始まりだよ」といっているようで嬉しい初見である。↓
f0211980_20452566.jpg


ギンボシヒョウモン 30度を越えたこの日、木漏れ日を受け葉上で休む。↓
f0211980_2045388.jpg


ミスジチョウ 林道上で多くの個体が吸水していた。↓
f0211980_20455037.jpg


オオイチモンジ 本州では高山の蝶であり、わざわざ信州の山奥まで出かけないと会うことは出来ない。この美しい風格ある蝶が自宅から30分のところにいるのが信じられない。↓
f0211980_2046070.jpg


オオイチモンジ 見る角度によって後翅表面のブルーの輝きが違う。発生初期であるため、どの個体も非常に新鮮である。↓
f0211980_2046947.jpg

[PR]
by temenos | 2010-06-26 20:46 | 2010年 | Comments(2)

北海道特産種~エゾシロチョウ~

6月19日 手稲山から銭函を散策してきた。曇り勝ちだったためか、手稲では蝶は少ない。銭函は見事な柏の防風林である。まだ早いのかカバイロシジミは姿を見せなかったが、ギンイチモンジセセリが出迎えてくれた。手稲も銭函もこれからの季節に備えての下見も兼ねていたので、まぁ納得といったところ。札幌の街中でエゾシロチョウが舞いだした。生きたエゾシロチョウを見るのは初めてだが、想像以上に大きく優雅である。幼虫や蛹の気色悪さからは想像できない。街路樹や公園の樹木の廻りをフワフワ飛んでおり、いたるところで見かける。大都市の街路樹周辺を飛ぶ大型の白い蝶、これも札幌の初夏の風物詩なのだろう。 (各画像はクリックすると拡大します)

エゾシロチョウ 陽が傾きかけた頃、シロツメクサに止まる。翅脈の黒線がはっきりしており、静止していると、なんとなく硬い印象を受けるが飛び出すとフワフワと優雅である。↓
f0211980_21493240.jpg


エゾシロチョウ 北海道特産種だが、わざわざ探しにいかなくても街中にもたくさん飛んでいる。↓
f0211980_2149465.jpg


ギンイチモンジセセリ 銭函海岸で撮影。石狩浜にいるとは知らなかったので発見時は少し嬉しかった。↓
f0211980_2150764.jpg


コチャバネセセリ 全国的に普通種。今年初見なので掲載しとこう。↓
f0211980_21504753.jpg


ベニシジミ もっと全国的に普通種。目の前で交尾成立。こうやってみるときれいな蝶である。↓
f0211980_21505945.jpg

[PR]
by temenos | 2010-06-19 21:51 | 2010年 | Comments(2)

ツバメシジミ~北海道バージョン~

6月13日 札幌は天気もよかったので、ウトナイ湖からむかわ町穂別~厚真町~安平町を散策してこようと出かけたが、苫小牧に入ると曇り空。気温も札幌より10度近く低く、見かける蝶も少ない。ウトナイ湖畔でツバメシジミの♀を撮影。普通種だが、撮りたかった青い♀なので嬉しかったが、ちょっと青色が不足気味の個体。穂別から厚真にぬけるあずほトンネル手前でウスバシロチョウを採集している人を見かける。このあたりも少し探したが、お目当てのツバメシジミの青い♀とシロオビヒメヒカゲは見つからなかった。 (各画像はクリックすると拡大します)

ツバメシジミ  北海道特有の青い♀だが、青みが少ない個体。↓
f0211980_2114667.jpg


ツバメシジミ  このあたりにはもっと青い♀が発生しているらしい。↓
f0211980_21142097.jpg


ツバメシジミ  シロツメクサに産卵する。↓
f0211980_2121567.jpg

[PR]
by temenos | 2010-06-13 21:14 | 2010年 | Comments(4)