ぶらり探蝶記

カテゴリ:2013年( 41 )

煌きの季節到来~知多半島のミドリシジミ~

6月1日 日の出前の早朝から知多半島のハンノキ林に向かう。水田奥にあるハンノキ林は朝露に濡れ静まりかえっている。ハンノキを叩き、ミドリシジミに降りてきてもらい、静かに開翅を待つ。ここは有名ポイントなのだが、採集者や撮影者はおらず独占状態。ただ、ハンノキ林の中には、人が通った「けもの道」があちこちにできており、ここが有名ポイントであることを認識させられる。ここに来る前に、静かに撮影したくて他の場所のハンノキ林に向かったのだが、ミドリシジミは全く飛び出さず、コナラにコクワガタのペアを見るのみであった。ハンノキ林に朝日が差し込み始めると、あちこちで開翅を始めた。全て♂、♀は1頭見かけたのみで開翅する前に樹林に飛び去る。本種はまさに「緑」シジミの輝きを持っている。煌きの強さではアイノやメスアカに及ばないが、素晴らしい美しさであることは間違いない。それぞれが十分に美しさを披露したあと、順次樹冠に飛び去り、朝のショーは幕を閉じた。 (各画像はクリックすると拡大表示します)

以下の画像は全てミドリシジミ   水田脇の下草に佇む。まだハンノキ林に朝日は差し込まず、本種も全く動かない。↓
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少し日が差し込み始めた。翅をスリスリしだし、開翅寸前。↓
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一気に開翅した個体を正面から。この角度だと青みがでてしまう。↓
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開翅を真横から。目の高さなので余計に青みが強くなりfavoniusみたいな色合い。↓
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下草で開翅する個体を少し引いて撮影したが、これでもまだ青みが出ている。↓
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一番「緑」がでる角度からコンデジで撮影。これでも実際の美しさは表現できなかった。↓
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上と同じ角度からマクロレンズで撮影、WBの設定で大きく色合いが変化するが、これが一番見た目に近いミドリシジミらしい写真になった。↓
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by temenos | 2013-06-02 09:44 | 2013年 | Comments(4)

初夏の都市公園~コムラサキ登場~

5月26日 25日は終日仕事、26日も所用で行きたいフィールドへは行けなかった。平地性のゼフ達が飛び始めているのにもどかしさが増すばかり。少しの時間で郊外の公園を散策する。池のほとりにあるイボタノキを揺するも何も飛び出さない、ナナフシの幼虫がいただけ。キタキチョウは夏型が登場している。ルリシジミも2化が吸水していた。新生のヒオドシチョウ、テングチョウを見る。林縁を飛ぶミスジチョウを発見したが、撮影は不可。こんなところにも生息しているのか!意外な出会いに驚く。コムラサキは3頭目撃、黒化したクロコムラサキを期待したが、全て通常型であった。クロコムラサキの確率を考えると3頭ばかりで期待するのはムシがよすぎるか。オオモンシロかと思うような大きなモンシロチョウを目撃したところで時間切れとなり、戦果乏しく撤収する。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


コムラサキ  公園の手洗い場所で吸水する。↓
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コムラサキ  池のほとりのヤナギで休止する。↓
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ルリシジミ  春型よりも一回りは大きく、飛ぶ姿はなかなか美しい。↓
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ナナフシ  イボタノキで見つける。ここにはウラゴマダラシジミは生息してない様子。↓
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by temenos | 2013-05-29 00:22 | 2013年 | Comments(0)

西三河探索~蝶の季節は端境期~

5月18日 一日かけて西三河を探索する。猿投山の東山麓一帯から足助、六所山をぐるりと廻り、鞍が池公園を経て名古屋に戻った。車で大まかに見て廻っただけだが、故郷の播磨の里山と同じような雰囲気である。ただ、大きく違うのはクヌギ、アベマキ、コナラなどの落葉広葉樹の巨木が多いことである。薪炭林としての利用の仕方や歴史に違いがあったのだろうか。大まかな周辺状況の把握が目的であったので、蝶は真剣に探していないが、端境期でもあり見かける種類も数も少なかった。特にクロ系アゲハは少ない。ジャコウアゲハ、クロアゲハ、ナガサキアゲハを各1頭見たのみ。少し期待していたコムラサキやゴマダラチョウは全く見かけなかった。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


ダイミョウセセリ  今年初見、東海地方は中間型の斑紋。↓
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ヒメウラナミジャノメ  普段カメラを向けることは少ないが、これだけ蝶が少ないと・・・。↓
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ツバメシジミ  どうやら2化のようである。同じ場所にボロボロの小型の♀が数頭飛んでいた。↓
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シロシタホタルガ  最初見たときは、そのどぎつさ一瞬引いた。↓
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ハルリンドウ  たぶんハルリンドウだと思うけど?湿地でひそやかに咲く。↓
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本日(19日)に購入してきたヤマビルの忌避剤。鈴鹿で試してみようっと。↓
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by temenos | 2013-05-19 22:52 | 2013年 | Comments(2)

朝見の儀~愛知県のミカドアゲハ~

5月12日 帝への拝謁を賜りたく、愛知県の生息地へ向かう。時期的にフライングかなと思いながら現地着。まずは、発生地の神社で撮影の祈願を行い、発生木を見上げるも飛んでいる気配もない。しかたなく、周辺を探索し始めたところ、田植えが始まる前の水田で吸水している帝に謁見できた。採集者や撮影者の影は皆無、心置きなく撮影する。ミカドアゲハの横にはカラスアゲハの♂が吸水に忙しい。帝の横に八咫烏、何とも絶妙の組み合わせで2ショットを狙ったが、これは許されなかった。10分ほど吸水していたが、すばやく樹上に舞い上がり、その後は降りてくることは無かった。遭遇したのは、この1頭のみ、まさに祈願の御利益があったというものだが、このような神聖な場所でネットを振り回したり、カメラを持って走り回る者達に神様も苦笑していることだろう、反省!他に見かけた蝶は、クロアゲハ、ナガサキアゲハ、ナミアゲハ、ウラギンシジミ、キマダラヒカゲ(初見)などであった。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


ミカドアゲハ   この状態で吸水しているのを見つける。あまり飛び回らない。↓
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ミカドアゲハ  時折、飛び回るカラスアゲハに反応して翅を閉じる。↓
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ミカドアゲハ  V字開翅になった。表翅と裏翅が同時に写しこめるアングルに夢中で撮影する。↓
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ミカドアゲハ  少し飛んで、別の場所で吸水。アオスジアゲハとは違う水色の翅も美しい。↓
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ミカドアゲハ  正面上から、完全に翅を開くことが少なく、撮れたのはこれが限界であった。↓
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カラスアゲハ  本種もこの1頭のみ見かけた。忙しく飛び回り吸水していた。↓
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ウラギンシジミ  まだ生き残っていた越冬明けの♀。本来の軽快さは無く、弱弱しく飛んでいた。↓
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発生地  本殿横にミカドアゲハを育む御神木がある。↓
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by temenos | 2013-05-12 21:08 | 2013年 | Comments(4)

蒼穹に 若葉雪崩れて 薄羽舞い~ウスバシロと遊ぶ~

5月2日 木曽へイエローバンドでもと考えたが、まだ未発生の模様。それなら近場でウスバシロと戯れようと岐阜県中濃地方の山間に向かう。10時最初のポイントに到着、林道沿いに歩き始めるが、白い蝶は飛んでいない。ヒメウラナミジャノメ、ムラサキシジミが多い。コジャノメ初見、ツマグロヒョウモン♀を見る。期待したウスバシロが全くいないので、次の場所へ向かおうとしたところ足元からギフチョウが飛び出す。大きく破損し、色褪せた♀。産卵の大役も済ませ、後は天寿を全うするだけの状態のようである。二箇所目では、富有柿の林の中を多くのウスバシロが舞っている。11時の段階で気温は15度、かなり風が強く、低く弱く飛ぶだけの状態。すぐに舞い降り、吸蜜・休止を繰り返す。この地方に多い黒っぽい個体も見かける。新鮮な♀に求愛する♂を見つける。下草の中で交尾成立、交尾したまま葉上に這い上がってくる。そろそろウスバシロに飽きてきたころ、ホウジャクのように飛ぶ、黄色と黒のタイガースカラーの物体が目に留まる。キバネツノトンボ!!止まったところを撮影する。近くを散策すると、アザミが咲き始めた土手の上を無数のキバネツノトンボがブンブン飛んでいる。これには圧倒されるが、今日一番の嬉しい出会いであった。黒系アゲハはミヤマカラスアゲハ1頭目撃したのみ。抜けるような青空と雪崩落ちるような若葉緑の中、楽しいひと時を過ごし帰路に着く。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


ウスバシロチョウ  風が強く、すぐに下草に降りて休止していた。↓
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ウスバシロチョウ  交尾嚢をつけた♀。新鮮な個体からスレまで様々であった。↓
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ウスバシロチョウ  この地方に多い黒っぽい個体、これは♀。↓
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ウスバシロチョウ  求愛から交尾成立までを観察する。上が♀。↓
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ウスバシロチョウ  上記を広角で。この地方の名産である富有柿の林の中で多くのウスバシロが舞う。↓
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ウスバシロチョウ  タンポポで吸密する。↓
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ウスバシロチョウ  タンポポで吸蜜、背景の白い車は愛車である。↓
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コジャノメ  今年初見、ヒメウラナミジャノメにずいぶん長い時間追い回されていた。↓
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ギフチョウ  寿命もあとわずか、元祖?岐阜のギフチョウ。↓
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ツマキチョウ  ウスバシロと追尾を繰り返していた♂。↓
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キバネツノトンボ  こんなに活発に群れて飛び回る昆虫だとは知らなかった。でも一番嬉しい出会いであった。↓
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by temenos | 2013-05-02 22:34 | 2013年 | Comments(2)

三大名城と揚羽蝶~名城公園のアオスジアゲハ~

4月29日 初夏の陽気の中、日本三大名城のひとつである金鯱城(名古屋城)に隣接する名城公園を散策する。目にすがすがしい新緑、満開のツツジと青い空を颯爽と飛び回るアオスジアゲハ、初夏のお気に入りの風景のひとつである。そしてここは目前に名古屋城が聳え立つ。ぜひともこれら全てを背景にと意気込んだが、これはかなわなかった。家族連れや団体で賑わう公園内にはジャコウアゲハ、クロアゲハ、ナミアゲハも多い。7年前のGWでは、ここでツマキチョウも多く見かけたのだが、今日は1頭も見かけなかった。公園脇を流れる堀川の護岸で多くのアオスジアゲハとナミアゲハが吸水に来ていたが、アオスジアゲハの1頭がエサキ型であるのに気づいて夢中で撮影する。ハンキュウ型やタンノ型など、エサキ型以外の斑紋変異個体も探してみたが、斑紋変異はエサキ型の1頭のみであった。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


アオスジアゲハ  ハルジオンで吸蜜する通常型。↓
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アオスジアゲハ  吸水する通常型、エメラルドグリーンが美しい。↓
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アオスジアゲハ  地面すれすれを飛翔、ちょっとピンボケだが、表翅のアクアブルーが映える。↓
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アオスジアゲハ  前翅中室にきれいな余剰斑紋がでている典型的なエサキ型。↓
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アオスジアゲハ  エサキ型(右)と通常型、逆行で撮ると斑紋がよくわかる。↓
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アオスジアゲハ  エサキ型(右)と通常型をアップで。この個体はエサキ班以外にも若干の斑紋異常がある。↓
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ナミアゲハ  ハルジオンで吸密する。↓
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ナミアゲハ 上記個体を正面から。↓
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名城公園の藤棚と新緑の柳。初夏の清々しい風にたなびく。↓
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名城公園から望む名古屋城。↓
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by temenos | 2013-04-29 22:25 | 2013年 | Comments(2)

隣国からの定住者~揖斐川のホソオチョウ~

4月19日 朝から岐阜県にホソオチョウの撮影に向かう。快晴だが、気温低く強風が吹き荒れている。発生場所の正確な情報を持っていたわけではないが、大まかな地名を頼りにここぞと思う堤防の草地を探索する。こんな日は、きっと下草でおとなしくしているであろうとの予想の下、堤防の草地を探してみる。ウマノスズクサの新芽が多い場所を歩いていると、足元からミスコピー用紙の切れ端みたいなのがヒラヒラと飛び出す。「いたっ!えっ?こんなに小さいの?」が、初対面の感想である。最初の♂はかなりの破損個体、特徴の尾状突起も完全に喪失している。とりあえず撮影し、少し進むとさらに小さくきたないミスコピー用紙の切れ端みたいなのが、地面でばたついている。これは♀、♂より一回り小さかった。歩き回るとポツポツ見つけられるが、数は多くない。また強風で、飛んでもすぐに地面に落とされてしまう。お世辞にもきれいな蝶とは言えないが、横から見ると、なんとなく可愛い蝶であることは間違いない。食草で競合するジャコウアゲハは♂を2頭見かけたのみ。早々に切り上げ谷汲にギフチョウを見に行くが、桜もショウジョウバカマも花は終わり、1頭見かけたのみであった。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


ホソオチョウ  開翅する♂、なんとなく韓国の国旗を連想させる紋様である。↓
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ホソオチョウ  ♂を横から。チョウとも蛾ともいえる雰囲気だが、顔つきは可愛い。↓
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ホソオチョウ  ♂を広角で。民家と水田のある長閑な風景である。↓
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ホソオチョウ  堤防の下草で開翅する♀。♂とは大きく紋様が異なる。
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ホソオチョウ  上記と同一個体。後ろの川は揖斐川、山は小島山。↓
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ホソオチョウ  ♀を横から撮影。♂との比較では、裏翅は表翅ほどの差異は無い。↓
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ジャコウアゲハ  下草で休止する♂。↓
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シータテハ  越冬明けの個体。谷汲のお寺にて。西濃地方の低標高地には生息していないはず。↓
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ヤマトシジミ  20日の朝に自宅の庭にて撮影した低温期型の♀。今年初見。↓
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by temenos | 2013-04-20 14:41 | 2013年 | Comments(12)

三河の里山~北山湿地のギフチョウ~

4月4日 所要で有給をとったのだが、思いのほか早く終了した。快晴・微風の好天気、こうなると会社へなど行くはずも無く、岡崎のギフチョウ生息地へ直行する。水田周りは、イノシシ避けの電気柵で囲われているが、まさしく日本の里山風景が広がっている。岡崎に生息するギフチョウは天然記念物に指定されており、採集者を全く気にすることなく撮影できるのは気持ちいい。車を止め、歩き出してすぐにギフチョウは姿を見せてくれた。但し、かなりのスレ個体。コバノミツバツツジでの吸蜜を撮影する。暫くしてもう一頭が、林床を這うようにやってきた。この個体は比較的新鮮、おきまりの地面ベタ開翅を繰り返しながら、樹上に消えていった。水田周りにはツマキチョウが多いが、これもお決まりで全く止まらない。飛翔を撮影するが、ボツ写真の山を築き上げただけであった。ミヤマセセリは全く見かけず、アラカシの幼木にはムラサキシジミが多かった。少し粘りたかったが、ギフチョウが姿を見せなくなったので切り上げる。帰りながら豊田あたりの様子を調べる。クヌギの大木が多いので、こまかく調べればクロミドリを発見できそうである。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


ギフチョウ  黒っぽい東海地方のギフチョウ、右前翅外縁を破損しており、右尾状突起も喪失している。↓
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ギフチョウ  上記と同一個体、コバノミツバツツジで吸蜜する。↓
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ギフチョウ  この個体はまだ新鮮、ただ地面で開翅するばかり。↓
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ムラサキシジミ  地面に近いアラカシのひこばえや幼木に多くが日光浴していた。↓
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ツマキチョウ  北海道ではお目にかからず、久しぶりのツマキチョウ。こんなピンボケしか撮れなかった。↓
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ベニシジミ  求愛行動中、♀は拒否行動をとり交尾は成立せず。↓
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ツバメシジミ  今日も交尾個体や産卵行動を見る。ベニシジミとともに美しい蝶である。もし両種が希少種ならどれほどもてはやされただろう。↓
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by temenos | 2013-04-04 21:50 | 2013年 | Comments(2)

始動~新たなフィールドへ~

3月30日 少なくなったとはいえ、まだまだ残雪の多い札幌から前日夜に名古屋へ移る。気温の違いは空港を降り立った時点で明白である。土曜日は朝からの好天に矢も立てもたまらず、引越しの残務を傍らに置き、家族の慰労もかねて、愛知万博跡地の公園を訪れる。何も万博の歴史を見たかったからではなく、ここにはギフチョウも生息しているからである。広大な公園に足を踏み入れると路傍に多くのツバメシジミが舞っている。小川沿いではミヤマセセリもヒョンヒョンと飛んでおり、桜も満開で春爛漫である。ギフチョウを目指して丘陵地の小ピークを目指す。ヒサカキの芳香が強く漂う雑木林にはミヤマセセリが多く、コバノミツバツツジも咲き誇っている。ピークにはギフチョウの姿は無かったが、少し下ったところでギフチョウ初見。スミレでの吸蜜を見るが撮影には遠すぎて、正に証拠写真しか撮れなかった。結局、見かけたのはこの1頭のみ。林道沿いではテングチョウ、キタテハ、ヒオドシチョウ、ルリタテハを見る。植栽のユキヤナギで吸蜜するコツバメを見る。20度近い気温の中、春を満喫することができた東海地方初日であった。(各画像はクリックすると拡大表示します)


ツバメシジミ   カラスノエンドウの密生する路傍で交尾する。↓
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ミヤマセセリ  枯れ枝でテリ張りする個体。↓
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ギフチョウ  遠すぎてこんな証拠画像が撮れただけ。↓
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テングチョウ  細枝で日光浴する。翅を閉じて止まると見事な擬態である。↓
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コツバメ  ユキヤナギで吸蜜する新鮮な個体、本種も見かけたのはこの1頭のみ。↓
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ルリタテハ  林内の陽だまりで日光浴する。↓
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ヒオドシチョウ  青空をバックに咲き誇るモクレンの枝で日光浴する。↓
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by temenos | 2013-03-31 21:25 | 2013年 | Comments(2)

惜別のとき~さらば北の大地~

3年を過ごした北海道から離れる時が来た。蝶のシーズンとしても3シーズン、北の国の蝶の季節と同じように、あっという間であった。4月の終わりに突然始まり、命の爆発のように一気に多くの蝶が現れ、短い期間で華やかな舞台の幕を閉じていく。広大な自然とそこに舞う北国の蝶たち、様々な感動を与えてくれたことに感謝したい。最後に少しだけ、北の大地での思い出を振り返りたい。短い期間でしたが北海道でお世話になった方々、誠にありがとうございました。本州からお訪ねいただいた方々、十分な案内ができずに申し訳ありませんでした。さらば北海道の自然と蝶たち、また会おう!4月から東海地方の蝶との付合いが始まります。東海地方の方々、宜しくお願い申し上げます。 (写真はクリックすると拡大表示します)


ウスバキチョウ  2011年6月  コマクサ平↓
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ヒメウスバシロチョウ  2010年6月  手稲山↓
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エゾシロチョウ  2010年7月  ニセイチャロマップ林道↓
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リンゴシジミ  2011年6月  上川町↓
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カバイロシジミ  2011年6月  愛別町↓
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ジョウザンシジミ  2011年5月  定山渓↓
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ホソバヒョウモン  2011年6月  留辺蕊町  斑紋異常個体に求愛する通常斑紋の個体↓
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アサヒヒョウモン  2011年6月  コマクサ平↓
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シロオビヒメヒカゲ・カラフトタカネキマダラセセリ  2010年7月  層雲峡  同じ花で並んで吸蜜↓
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ヒメチャマダラセセリ  2012年5月  アポイ岳  眼下に広がる太平洋と青い空を背景に特産種のアポイアズマギクで吸密する↓
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by temenos | 2013-03-09 21:23 | 2013年 | Comments(8)