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ぶらり探蝶記

カテゴリ:2014年( 34 )

晩秋の一コマ~鉄道と蝶~

11月30日  いつもの河川敷には近くに名鉄の鉄橋があり、秋空と鉄道と蝶のコラボを狙ってみた。空は雲が多く、スッキリとした青空にならないため背景的には不満が残る。飛んでいる蝶はモンシロチョウ・キタキチョウ・モンキチョウ・ヤマトシジミ・ベニシジミ・ウラナミシジミ・キタテハ・ヒメアカタテハ・ツマグロヒョウモンといつもの顔ぶれだが、数は格段に減っている。河川敷から鉄橋を狙うため、背景の選択が難しい。いい場所があっても、こんどは肝心の蝶が来てくれない。四苦八苦しながらなんとか枚数だけは確保したが、できは予想通りいまいち。しかしながら久しぶりに魚眼を持ち出し、あーでもない、こーでもないと一人きりの時間を楽しんだ。時に河川敷に寝転び、体中コセンダングサの種だらけにしながら鉄橋を見上げて撮影する。行きかう親子連れやジョギングの人たちには奇異の目で見られたに違いない、通報されなくてよかった。


キタテハ  コセンダングサで吸蜜、電車が通過する前に飛び立たれる。↓
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ヒメアカタテハ  河原で日光浴する。残念ながら曇り空。↓
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ヒメアカタテハ  紅葉するクズの葉で開翅。鉄橋まで遠くかつ他のクズの葉が邪魔。↓
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ベニシジミ  本日のベストショット、残照に照らされたベニシジミと鉄道車両、青空が綺麗に収まった。↓
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ベニシジミ  上記と同じ箇所であるが、日が陰るとこんな感じ。撮影角度も良くない。↓
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ベニシジミ  キバナコスモスで吸蜜する。蝶がスレスレだし、残念ながら電車も通らず。↓
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ベニシジミ  河原で日光浴する。↓
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キタキチョウ  コセンダングサの密生する中に入り込み、撮影するも逆光でうまく撮影できず。↓
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キタキチョウ  シロチョウ科は逆光で撮ると綺麗だが、曇り空で背景が白飛びになってしまい、残念な写真。↓
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by temenos | 2014-11-30 20:02 | 2014年 | Comments(2)

小春日和に誘われて~知多半島探蝶~

11月23日 24日  好天に恵まれた3連休、秋の蝶を求めて知多半島をぐるりと廻ってみた。初冬とは思えない暖かな日、伊勢湾や三河湾を望む穏やかで長閑な里山の風景が広がる。秋真っ盛りの夕刻には、スズムシやマツムシの音色も涼しげに響き、個人的にはお気に入りのゴンギツネ発祥の地である。まずは、ムラサキツバメの越冬集団が観察できるポイントを訪れる。臨海工業地の緩衝緑地にポイントがある。シュロの葉に20頭程度の集団、アカメガシワに3頭の集団、名前の判らない常緑樹の葉に5頭の集団が眠っていた。朝早くから日が当たる箇所では、すでに数頭がツバキで吸蜜していた。集団に陽が当たりだすと、モゾモゾと動き出し、順次寝床を飛び出していく。日当たりのよいクズで、ウラナミシジミやウラギンシジミと混じって日光浴する個体もいる。初冬ならではの風景であろう。岬先端に場所を移す。ウラナミシジミ、ヤマトシジミが多い。テリハノイバラで産卵行動をとるヤクシマルリシジミを撮影する。神社の森を高速で飛び去る大型のシロチョウを見る。モンシロやモンキチョウとは明らかに大きさも飛翔も違う。ウスキシロチョウか?大慌てで追いかけるも全く止まる気配なく、颯爽と飛び去ってしまい正体は確認できず。活発に蝶たちが飛び交うのもあと少し、時間の許す限りフィールドに出よう。


ムラサキツバメ  シュロの葉上で眠る20頭ほどの越冬集団。↓
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ムラサキツバメ  陽が当たりだすとモゾモゾ動き出し、開翅したのち飛び去っていく。↓
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ムラサキツバメ  開翅する♂、♂の渋い美しさを表現するのは中々難しい。↓
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ムラサキツバメ  寝床に戻る前、開翅して体を温める♂。↓
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ムラサキツバメ  クズの葉上で開翅する♀。↓
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ムラサキツバメ  新鮮な♀もいたのだが、目の前では開翅してくれなかった。↓
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ムラサキツバメ  シュロに戻る前に開翅する♀。↓
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ムラサキシジミ  ルーミスやムラサキツバメとは違う「青」を見せてくれる。鮮やかさでは一番か?↓
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ヤクシマルリシジミ  テリハノイバラ周辺を飛び回り、産卵行動をとる♀。こちらの「青」も美しい。↓
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ヤマトシジミ  「青」の乗った低温期型の♀。この時期、♀も美しいが、♂も白みがかり美しい個体が多い。↓
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ウラギンシジミ  クズで開翅する♀。↓
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ユキムシ  樹林脇を飛び交う初冬の風物詩ユキムシ。種類が多く、どの種なのかは同定できず。
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by temenos | 2014-11-25 22:07 | 2014年 | Comments(2)

静寂の照葉樹林〜ルーミスブルーとの再開~

11月16日  前夜は東京に泊まり、早朝から房総に向かう。天気予報では快晴であったが、雲の多い空で一抹の不安がよぎる。9時半現地着、ルーミスの生息地に足を踏み入れる。土砂崩れがあり生息環境が大きく変化したと聞いていたが、実際に現場を目の当たりにすると言葉が出ないくらい酷い有様である。ルーミスたちは健在であろうか?雲が多く、晴れ間が出ないため不安がさらに大きくなる。10時半を過ぎてようやく晴れ間が広がり始める。とたんに樹冠を小さな白い蝶がチラチラと舞い始める。ルーミスとは2年ぶりの再会である。晴れ間が不安定なため活発ではない。陽が当たると開翅してルーミスブルーを見せてくれる。陽が陰ると翅を閉じ、触角を前方に伸ばした休止モードに入る。これの繰り返しである。2箇所の生息地を廻り、見かけたルーミスは6~7頭か?土砂崩れの痕も長い年数を経て、照葉樹林に戻っていくのであろう。


ルーミスシジミ(以下全て)  最初に降りてきた個体。右後翅が破損している。↓
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陽が陰ると翅を閉じる。ムラサキシジミとは一目で識別できるほど白い。↓
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アラカシの葉上で翅を広げる。しかし、前翅が後翅に重なり、全開とまではいかない。↓
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チラチラと飛び移り、開翅する。↓
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触覚を前方に突き出し、前翅を後翅に畳み込む完全な休止モード。↓
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触覚を前方に突き出したまま開翅を始める。↓
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さらに陽が当たると触角も広げ始める。↓
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大きく開翅した。このような全開翅モードになることは少なかった。↓
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by temenos | 2014-11-16 20:23 | 2014年 | Comments(6)

秋の色彩~白秋に蝶の彩り~

10月18日 19日  両日とも秋らしい爽やかな天気。秋の白い風に吹かれながら、蝶たちの彩りを探してみた。18日はヤクシマルリシジミを探しに知多半島へ。穏やかな三河湾を見下ろす小高い丘のモチノキでテリを張る。ゼフのようにライバルを追尾し卍飛翔を行う。但し、小さくすばやいので眼で追うのは結構大変。なかなか低い場所に降りてこなかったが、ようやく1頭が目線の高さに止まりV字開翅する。マリンブルーの輝きが素晴らしい。19日は名古屋市郊外へ向かう。造成地のツマグロキチョウは今年も健在。キタキチョウやモンキチョウに混じって飛んでいるが、一回り小さいため同定は容易である。センダングサなどで吸蜜したあとは、すぐに草むらに潜り込んでしまう。セイタカアワダチソウやアレチハナガサなどにキタテハ、ヒメアカタテハ、モンシロチョウ、ウラナミシジミ、テングチョウが群れている。ウラギンシジミも多い。生き残りのヒカゲチョウを見る。多くの蝶が群れ飛ぶのもあと一ヶ月ほどか、今シーズンも終焉間近である。


ヤクシマルリシジミ   丘の上のモチノキでテリを張る。↓
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ヤクシマルリシジミ  モチノキでV字開翅する♂。↓
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ヤクシマルリシジミ  上記個体に近づいて。マリンブルーの表翅が美しい。↓
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ヤクシマルリシジミがテリを張る丘から三河湾を望む。対岸は渥美半島。↓
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ツマグロキチョウ  外来種のアレチケツメイを食草にし、外来種のアレチハナガサで吸蜜する。↓
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ツマグロキチョウ  帰化植物のコセンダングサで吸蜜する個体を逆光で。↓
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ツマグロキチョウ  追尾飛翔する2頭。↓
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アレチケツメイ  造成地に蔓延る外来種だが、本種が絶滅に瀕したツマグロキチョウを救っている。↓
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ウラギンシジミ  前翅先端が鋭角になった秋型の♂。普通種だが、きれいな蝶である。↓
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キタキチョウ  秋が深まり、本種も多く見かけるようになってきた。↓
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キタテハ  セイタカアワダチソウで吸蜜する秋型。色濃い秋型のほうが美しい。↓
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by temenos | 2014-10-19 17:42 | 2014年 | Comments(4)

外来種消え去らず~ムシャクロツバメシジミ~

9月15日 本年4月に大規模な駆除作戦が実施された名古屋市のムシャクロツバメシジミであるが、残念ながら駆除作戦直後においても発生が確認されていた。また、その後も多数の採集者のかなりの採集圧に晒されてきたにも関わらず、発生を繰り返しているようだとの情報を得ていた。本日、午後から発生地を訪れ現状を確認してきた。ツルマンネングサは、駆除作戦の甲斐なく早くも広範囲に広がっており、この植物の拡散の強さを垣間見る。ムシャクロツバメシジミは2頭を確認、1頭は産卵を行っていた。ここに滞在したのは2時間程。確認できたのは2頭のみであったが、見かけた採集者は6名。お話を伺うとポツポツと採れるとのこと。毎週のように多くの採集者が採集しても、しぶとく発生を繰り返しているのは事実である。駆除は1回きりで済ませるのではなく、ある一定期間に集中的に複数回数実施しなければ根絶は困難であろうと感じた。また、母蝶採集の方もいたことから、さらなる拡散も懸念される。関東のアカボシゴマダラのようにならないことを祈るばかりである。一方、自宅近くの河川敷にもツルマンネングサは生えているが、問題の蝶の影はない。秋を感じる河川敷には、ウラナミシジミやヒメアカタテハなど、秋の蝶が数を増してきて賑やかだ。この平凡な光景に妙に安堵感を覚える。


ムシャクロツバメシジミ  乾燥した河川敷の堤防沿いで活発に飛んでいた。↓
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ムシャクロツバメシジミ  コンクリートの護岸に静止する♀。↓
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ムシャクロツバメシジミ  V字開翅する♀。
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ムシャクロツバメシジミ  ツルマンネングサに産卵する♀。↓
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生息地  なんでもない護岸に蔓延ったツルマンネングサで発生を繰り返している。↓
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ウラナミシジミ  ようやく数を増してきた。↓
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ナミアゲハ  秋の蝶に混じって、本種やアオスジアゲハも元気に飛び回っている。↓
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ツマグロヒョウモン  まだヒメアカタテハより多いが、秋が深まると数は逆転する。↓
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by temenos | 2014-09-15 21:29 | 2014年 | Comments(6)

涼風と往く夏~東美濃の山里~

8月31日  8月最終日、岐阜・長野県境の高標高地を目指す。晴れ、曇り、雨と天気がめまぐるしく変化し、目指した高標高地は深いガスの中。山のタテハたちもガスに包まれているのであろう。気温も21度で肌寒いくらいである。しかたなく、山麓の雑木林を探索してみる。ツクツクボウシやチッチゼミの鳴声多く、いよいよ夏も終わりだなと感じる。コナラの樹液酒場にきていたのは、サトキマダラヒカゲ、ジャノメチョウ、オオスズメバチ、ネブトクワガタとクロカナブン。クロカナブンは横浜在住時以来5年ぶりの出会いである。ササ藪の周囲を少数のゴイシシジミがチラチラと飛んでいるが、スレ個体ばかり。産卵行動やアブラムシからの吸汁を観察する。薄暗い林道内で纏わりつくのはクロヒカゲ、こちらもスレ。ヤブカラシの花には、定番のアオスジアゲハがきているが、やはり大スレ個体。川面を渡るミヤマカラスアゲハを見る。大豆畑周辺をすばやく飛び回るのはウラナミシジミ。秋が深まるに連れ、これからどんどん数を増していくだろう。ヒメウラナミジャノメは第3化、新鮮な個体も多い。この他、ルリタテハ、クロアゲハやウラギンシジミを見る。中津川の山里で雨に打たれ、冷たい風に吹かれながら往く夏を惜しむ。


ゴイシシジミ  樹林内のササ原でチラチラ舞い、潅木の葉上にちょこんと静止する。↓
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ゴイシシジミ  ササの葉裏で産卵行動をとる♀。↓
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ゴイシシジミ  ササの葉上に静止する♀。色褪せた個体ばかりであった。↓
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クロヒカゲ  汗の匂いに惹かれたのか、体に纏わりついて離れなかった。↓
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ヒメウラナミジャノメ  第3化が出現している。樹林脇の草地をピョコピョコと跳ねるように飛び回っていた。↓
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アオスジアゲハ  ヤブカラシの花に来た大スレ個体。ヤブカラシにアオスジアゲハ、定番の風景である。↓
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ハンミョウ  極彩色のハンター。低温のせいなのか、不活発。↓
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by temenos | 2014-09-01 21:07 | 2014年 | Comments(0)

晩夏の南信~木曽谷から伊那谷へ②~

8月22日 ゴマシジミは流石にスレ個体が多かったが、♀は比較的綺麗な個体も見られた。2箇所の生息地を廻ったが、両箇所とも個体数はまずまず。このまま、良好な環境が保たれることを望む。暑い名古屋の低地に比較して、高原は蝶たちの種類も数も活発さも段違い。はっきりしない天候が続く中、この日は午前中を中心に素晴らしい晴れ間が広がる。街道のナナカマドの実は早くも色付き始め、秋の気配が漂っていた。天竜川の河川敷では、秋が似合うと思っているシジミチョウたちも元気に飛び回り、小さい秋を見つけた気分になった。


ゴマシジミ  ワレモコウの花穂で吸蜜する♀。↓
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ゴマシジミ  産卵行動をとっている♀を多く見かけた。↓
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ゴマシジミ  カニグモに捕食された♀。希少種であろうが、自然界においては関係ない。容赦なく弱肉強食の舞台にさらされていく。↓
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ゴマシジミ  上記を広角で。雄大な景色も、食物連鎖の現場も自然の一コマ。↓
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エゾミドリシジミ  流石に♂は見かけなかったが、♀はこれから産卵の大役を残している。↓
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アカセセリ  盛夏にピークを迎える本種も、大半がスレ個体。↓
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ヘリグロチャバネセセリ  翅を閉じているとスジグロチャバネかどうか全く解らない、↓
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ヘリグロチャバネセセリ  前翅中室端の黒斑が下方の室と繫がっていないことから、ヘリグロと判断したが、同定には全く自信なし。↓
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スジグロチャバネセセリ  前翅中室端の黒斑が下方の室と繫がっているようである。したがってスジグロの♀と同定したが、これまた自信なし。↓
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ミヤマシジミ  多化性のシジミだが、秋が似合う蝶である。↓
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クロツバメシジミ  ツメレンゲは花穂もでていない。ここの本種の翅裏は若干黄色味を帯びるように思う。関西で見る本種は灰褐色であることが多い。↓
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クロツバメシジミ  残照を浴びながらV字開翅する♀。↓
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by temenos | 2014-08-26 22:20 | 2014年 | Comments(1)

晩夏の南信~木曽谷から伊那谷へ①~

8月22日 予報によると快晴、急遽有給をとり未明から木曽谷を目指す。暁の空に漆黒の恵那山がシルエットで浮かぶ。まずはゴマシジミのポイントへ向かう。到着時には既に暑く、ゴマは飛び回り始めていた。こうなると開翅撮影は難しい。カニグモに捕われた♀を見つけて撮影する。♀の多くは産卵に忙しいようだ。棚田のソバ畑にミドリヒョウモンが群れている。ジャノメチョウも多い。棚田のソバ畑、青空、北アルプスの三点を背景にした素晴らしい景観である。アカセセリ・スジグロチャバネセセリともかなりのスレ。畦や斜面には、ツリガネニンジンやオミナエシ、マツムシソウ、ワレモコウなど秋を感じさせる花が咲き誇っている。場所を開田高原に移す。林道深く分け入って、オニグルミを叩くとオナガシジミやゼフ♀が多く飛び出す。残念ながらオナガシジミは降りてこず、撮影は叶わなかった。コムラサキとボロボロのオオミスジが吸水に降りていたが、その他のタテハには出会わず。林道脇でヘリグロチャバネセセリを撮影する。同種とスジグロチャバネセセリの同定は難しく、同定に自信なし。ムモンアカシジジミにも出会わず。再びゴマシジミのポイントへ取って返す。白樺林でキベリタテハに出会う。本日の目的の一つであったため、嬉しい出会いである。奥まった池のほとりのアザミに多くのヒョウモンが群れている。ここでも多くはミドリヒョウモンだが、オオウラギンスジ、ギンボシ、ウラギン、メスグロがぽつぽつ混ざっている。さらに移動し、伊那谷へ抜ける。天竜川の河川敷に着いたのは4時過ぎ。残照を浴びながらクロツバメシジミとミヤマシジミが舞う。両種とも少し時期がずれているのか、クロツバメシジミは♀がほとんど。逆にミヤマシジミは♂ばかり。宝剣岳に黒雲がかかり、雨がパラパラと来たのをきっかけに撤収する。帰り道、恵那山麓で豪雨に会う。①ではタテハ類を中心にアップしたい。


キベリタテハ  キャンプ場内の白樺林の木道で開翅し、美しさを誇る。↓
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キベリタテハ  地面で開翅する。一度、白樺に止まったのだが、撮影前に飛び立たれる。↓
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ギンボシヒョウモン  ミドリヒョウモンに混じり、この1頭のみアザミにきていた。↓
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ギンボシヒョウモン  青空を背景に取り込むと、清々しい感じになる。↓
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メスグロヒョウモン  ♀は全く見かけなかった。↓
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ミドリヒョウモン  交尾ペアを見つけて撮影した。他の♂にちょっかいをかけられるのか、頻繁に飛び移って場所を変えていた。↓
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ミドリヒョウモン  ソバ畑、青空、北アルプスの山々、素晴らしい景観の中で多くの本種が群れている。↓
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ミドリヒョウモン  北アルプスの山々を背景に。↓
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ジャノメチョウ  スレ個体が多いが、本種もソバ畑やアザミに群れていた。↓
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スジボソヤマキチョウ  林道に分け入ると、本種が多い。↓
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by temenos | 2014-08-23 14:04 | 2014年 | Comments(4)

現代画家 小松孝英氏個展「水」 のご案内

現代画家 小松孝英氏の個展を紹介します。

テーマ: 「水」
会期 : 9月13日(土)~9月23日(火)
      10:00~18:00
会場 : 東京都大田区田園調布3-19-17
     みぞえ画廊 田園調布GALLERY
      Tel:03-3722-6570

画家 小松孝英氏の中心テーマは父である孝寛氏の影響を受けた蝶です。琳派初め多彩な技法を駆使した作品を世に送り出している現代画家のホープです。
これまでの代表作は、「外来種群蝶図」であり、これは2010年名古屋で開催された生物多様性条約第10回締結国際会議COP10に特別展示され、現在はカナダの国連生物多様性条約記念ミュージアムに永久コレクションされているものです。
孝英氏の父 孝寛氏は宮崎昆虫同好会の副会長をされており、これまでの三冊の蝶の写真作品集
「Butterfly Watching Ⅰ Ⅱ Ⅲ」を上梓されています。この写真集は飛翔・広角などプロをも超えるハイレベルかつ豊富な生態写真の数々を含む素晴らしい作品であります。
関東近郊に在住の方や、出張等で東京にお出かけの方は時間を見つけて訪ねてみては如何でしょうか。
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by temenos | 2014-08-17 13:30 | 2014年 | Comments(2)

恵那山を望む高原で~蝶は大空振り~

8月13日 本日から夏季休暇、中央アルプスの南端に向かう。普通なら久しぶりのフィールドなのでゴマシジミやムモンアカなど狙いに行くところなのだが、天邪鬼な性格故に撮影者も採集者もいないであろう当地を目指す。10数年前にはキベリタテハが群れていたという峠から山頂を目指す。お目当てはもちろんキベリタテハ。最近の状況がわからないままでの、ぶっつけ探索は空振りに終わるか大当たりするかのどちらかだが、確率は遥かに前者のほうが高い。行ってみて、予想どおりというか確率どおりというか、蝶に関してはやはり大空振り。但し、山頂からの360度の眺望は素晴らしかった。ブルーヘイズのかかった中央アルプスの峰々、堂々たる山容の恵那山、残念ながら南アルプスや北アルプスは見えなかったが、さえぎるものなど何も無い眺望である。空気が澄んだころに再訪してみたいと強く思った。気温は21度で下界とは雲泥の差の別天地、吹く風も爽やかで心地よかった。


アサギマダラ  ヒヨドリバナで吸蜜する見慣れた情景。↓
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アサギマダラ  潅木のフレームに収まる。↓
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ヒメキマダラヒカゲ  たくさん飛んでいるが結構敏感。容易に近づかせてくれなかった。↓
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サカハチチョウ  新鮮な夏型。↓
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オオチャバネセセリ  林縁に多くの本種が群れていた。↓
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キンモンガ  蝶のように昼間に活動する。↓
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キアゲハ  山頂ではこの破損した1頭のみがテリ張りを行っていた。↓
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ヒオドシチョウ  山頂直下のガレ場にて。越冬空けかと思うほどの破損個体。↓
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富士見台から見た雲湧く恵那山。こんなに近くてもブルーヘイズで青く見える。↓
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サトキマダラヒカゲ  山麓の雑木林の樹液酒場で。↓
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ニイニイゼミ  夏を告げるセミであるが、まだ元気に頑張っていた。↓
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by temenos | 2014-08-14 17:18 | 2014年 | Comments(2)