ぶらり探蝶記

カテゴリ:2015年( 26 )

女神たちに囲まれて

5月10日 月曜は朝から松本で仕事。したがって夜に松本入りすればいいのだが、天気予報もいいのにそんな勿体ない事をするはずもなく、前日までの疲れも全く無視して、朝一番に新幹線・特急を乗り継いで松本に入る。スーツなど一式は駅のコインロッカーに入れて、今度は鈍行で女神たちのポイントに向かう。残雪の爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳が美しい。鄙びたローカル線の駅に降り立ったのは自分ひとり、歩いてポイントに向かう。さすがに有名ポイントだけに多くの撮影者だ。渓流沿いの林道ではヒメギフが探雌飛翔を繰り返している。休んでいるヒメギフに向かって、他の♂が突進していく。近づいていくという生易しい感じではなく、特攻機にように体当たりするという感じ。林内のカタクリにはギフやヒメギフたちが吸蜜にやってくる。撮影者の多くはイエローバンドが目的のようだったが、この日は見かけなかった。今年は転勤で忙しく、ギフやヒメギフに会えないと思っていたので、女神たちとの再会を思う存分楽しむ事ができた。撮影者の殆どがポイントから去られた後、駅から鈍行に乗り込んだのはまたしても自分ひとりきり。残照にシルエットで浮かぶ常念岳に心洗われる。心地よい疲れと満足感、無理して来てよかったと心底感じた。


ギフチョウ  定番のカタクリでの吸蜜。↓
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ギフチョウ  こちらも定番の吸蜜シーン。↓
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ギフチョウ  後方のカタクリではスギタニルリシジミが吸蜜している。↓
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ヒメギフチョウ  カタクリで吸蜜する。↓
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ヒメギフチョウ  スミレで吸蜜する。薄くバンドのような外縁部の縁取りがある。↓
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ヒメギフチョウ  休止している個体に、体当たりという表現が最も相応しいように突っ込んでくる。↓
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ヒメギフチョウ  枯れ木で休止する。↓
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ヒメギフチョウ  枯草で休止する。↓
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ヒメギフチョウ  林縁で休止する個体を広角で。↓
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スギタニルリシジミ  ギフやヒメギフが舞う林内でひっそりと佇む。↓
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ヤマトスジグロシロチョウ  アズマイチゲで吸蜜する。↓
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by temenos | 2015-05-12 00:02 | 2015年

東三河の山里にて

5月5日 本日も人ごみの少ない静かな里山に向かう。目指したのは寒狭川流域。清流のほとりには今年も緩やかにウスバシロが舞う。新鮮からスレまで様々、♂は盛んに探雌飛翔を行っている。アザミで吸蜜する個体を広角で狙う。サカハチチョウ初見、クロ系アゲハは少ない。昨年、あれ程見かけたオナガアゲハはただの一頭も見かけない。カラスアゲハが川岸に吸水に降りてくる。新鮮な♂だが、護岸の石が白く黒いアゲハとのコントラストの調整が難しい。おまけに逆光気味だし、敏感だしで撮影には結構苦労した。ダイミョウセセリ初見、ウスバシロが舞う斜面でテリを張っていた。これ以外に目ぼしい蝶は見かけなかったが、混雑なく静かな山里で満たされた時間を過ごす。

ウスバシロチョウ  清流のほとりに咲くアザミで吸蜜する。↓
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ウスバシロチョウ  こちらは新鮮な個体、やや黄色みがかる。↓
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ダイミョウセセリ  川岸でテリを張る。気温が高いためか、いつものように開翅しない。↓
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カラスアゲハ  川岸の濡れた護岸で吸水する新鮮な♂。↓
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カラスアゲハ  この濡れた個所に固執して離れないのだが、すごく敏感であった。↓
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キアゲハ  アザミで吸蜜する。↓
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by temenos | 2015-05-06 23:23 | 2015年

奥三河の里山で普通種と遊ぶ

5月3日 GW真っ只中、渋滞や混雑を避けて奥三河の里山に向かった。矢作川河川敷には、ヒメウラナミジャノメが多い。ツマキチョウも健在、数頭が飛び交う。トラフシジミ初見、但し撮影は叶わず飛び去られ、ここでも相性の悪さは変わらず。ツバメシジミは新鮮からスレまで様々、綺麗な個体を選んで撮影する。普通種ながらいつ見ても美しい蝶である。スジグロシロチョウはスレ個体ばかり。ムラサキシジミの産卵行動を見る。クロアゲハ、カラスアゲハが川岸をなめるように飛んでいく。コジャノメ、コミスジ初見。対岸に穴を掘っているヌートリアのペアを発見、こんな山奥まで進出しているようだ。川面を凄いスピードで飛翔するカワセミとヤマセミを見た。


ツバメシジミ  開翅する♂、ミヤマシジミに匹敵するスカイブルーが美しい。↓
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ツバメシジミ  V字開翅する♂。↓
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ツバメシジミ  同じくV字開翅する♂。↓
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ツバメシジミ  V字開翅する青の乗った♀。↓
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ツバメシジミ  開翅する青♀、上記と同一個体。こちらも美しい。↓
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コジャノメ  太陽が陰り、河原に出てきた。↓
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ヒメウラナミジャノメ  草むらをピョンピョンと跳ねるように飛び交う様子は晩春を感じさせてくれる。↓
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スジグロシロチョウ  既にスレ個体ばかりであった。春型は支脈の黒がはっきりしていて、正にスジグロシロチョウの名にふさわしい。↓
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by temenos | 2015-05-04 10:22 | 2015年

琉球の蝶と遊ぶ

4月27日  今年も3泊4日の予定で沖縄を訪れた。そして蝶にあてがわれた時間も昨年同様半日のみ。晴れ渡った初夏のやんばるの森を散策する。ニイニイゼミの鳴声が聞こえ、近づいてみるとニイニイより一回り小さいクロイワニイニイが鳴いている、姿かたちは瓜二つ。与那覇岳の林道を流す。山麓の川沿いでアオタテハモドキを撮影するが、残念ながら♀。林道沿いにはアサギマダラとイシガケチョウ、樹林内にはリュウキュウヒメジャノメが多い。クロセセリはややスレ。林縁ではアマミウラナミシジミがテリ張りをしている。♂が追尾飛行を繰り返すが、ゼフのように卍にはならない。樹冠を颯爽とツマベニチョウが渡っていく。民家近くの林道に移動する。ベニモンアゲハを初見。ジャコウアゲハの派手なタイプ?後翅表面の外縁部の紋様がハート型。林道脇のセンダングサにはリュウキュウアサギマダラとミナミキチョウが群れている。ここでもアマミウラナミシジミが多い。ミカン畑でコノハチョウを撮影する。ここで与えられた時間は終了、断腸の思いで林道を後にする。滞在中、常にカメラを持ち歩き撮影チャンスを伺っていた。ウスキシロチョウや正体不明のタテハを見かけたが、撮影できた蝶はオオゴマダラのみ。海沿いの草原でイワサキクサゼミを見る。サトウキビの害虫らしいが、チッチゼミみたいで可愛い。残念ながら今年もリュウキュウウラボシやイワカワシジミには会えなかった。


アオタテハモドキ  林道沿いの草地で開翅する♀。↓
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クロセセリ  昨年は多く見かけたが、今年は数頭のみ。↓
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アマミウラナミシジミ  葉上で開翅する♀。↓
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アマミウラナミシジミ  樹林脇で静止する♂。↓
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ベニモンアゲハ  乙女チックな紋様である。↓
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イシガケチョウ  何処に行っても沢山飛んでいる。↓
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コノハチョウ  ミカンの葉上に静止する。どうやらミカンの樹液にきていたらしい。↓
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リュウキュウアサギマダラ  センダングサで吸蜜する。↓
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オオゴマダラ  28日に撮影、天候が悪い中、林縁で開翅する。↓
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リュウキュウヒメジャノメ  そっくりさんシリーズ、ヒメジャノメと何処が違うのか?↓
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リュウキュウミスジ  そっくりさんシリーズNo.2  コミスジと何処が違うのか?↓
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ミナミキチョウ  そっくりさんシリーズNo.3 キタキチョウと別種としていいのか?↓
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クロイワニイニイ  そっくりさんシリーズセミ編  ニイニイゼミより一回り小さく可愛い。↓
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イワサキクサゼミ  クロイワニイニイも本種もかなり鈍感?両種とも簡単に手で掴めた。↓
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by temenos | 2015-04-30 15:12 | 2015年

蝶との相性~トラフシジミは空振り~

4月18日  トラフシジミ春型の開翅が撮りたくて今週も自然教育園に向かう。晴れているが、やや気温が低く開翅には絶好の条件か。9時過ぎからポイントでトラフシジミの登場を待つ。ところがいくら待っても主役は現れずじまい。どうもトラフシジミとの相性が悪く、まともな写真を撮った記憶がない。この相性の悪さはいかんともしようがない。ツマキチョウはまだ多く飛んでいるが、雄雌の比率が半々になってきた。産卵行動を見る。その他の蝶は少なく、テングチョウ、モンシロチョウ、キタキチョウ、ルリシジミを見たくらい。スジグロシロチョウは全く見かけない。これくらいの森だと、いてもおかしくないのだが不思議なものである。キジョランの葉裏のアサギマダラの蛹を撮影すする。この東京で冬を越せたことに感心する。

テングチョウ  ここでは稀な種類らしいが、2週連続で見かけた。↓
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ツマキチョウ  探雌飛翔する♂。↓
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ツマキチョウ ムラサキケマンで吸蜜する♀。↓
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ツマキチョウ  アブラナ科に産卵する♀。↓
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ツマキチョウ  産卵後、枝先で休息する♀。↓
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ルリシジミ  緩やかに舞い降りてきて下草で開翅する♀。↓
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アサギマダラ  キジョランの葉裏にある蛹。↓
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クサガメ  小さな流れにいたクサガメの赤ちゃん。↓
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by temenos | 2015-04-18 18:54 | 2015年

大都会の真ん中で~白金のツマキチョウ~

4月12日 4月から始まった東京での単身赴任生活、仕事も多忙で全くフィールドに出られない日々が続いていた。今日ようやく単身宅近くの白金の自然教育園の森を訪れた。目的はトラフシジミの春型なのだが、いつまで待ってもトラフシジミは現れずじまい。ツマキチョウは沢山飛んでいた。大都会の真ん中の小さな森でたくましく生きている。飛翔狙いの撮影者も多い。ツマキチョウ以外に見かけた蝶は、モンシロチョウ・ナミアゲハ・ルリシジミ・ルリタテハ・テングチョウ・アカタテハ・キタキチョウの7種。聞くところによるとアカシジミやミズイロオナガシジミ、オオミドリシジミなども生息しているらしい。時間がない時には近くていいかもしれない。

以下全てツマキチョウ
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by temenos | 2015-04-12 22:24 | 2015年