ぶらり探蝶記

カテゴリ:2016年( 29 )

Triple Blue

12月10日 冬型の気圧配置、快晴の天気予報となれば、これしかないとばかりに房総に向かう。寒気できりっと澄んだ空気、雲一つない青空の下、アクアラインから見る白波の立つ東京湾や摩天楼、スカイツリーなど雄大な景観に気分爽快である。そして風が強く、絶好のルーミス日和に心が弾む。ルーミスの谷に踏み込む前の明るい斜面を通り過ぎようとしたとき、ふいに足元からブルーと白のパッシングが見えた。いつもと違う場所で、いきなりルーミスに出会う。少し撮影した後、谷に踏み込む。谷底に太陽が当たっておらず、活動する蝶はいない。アラカシの葉上に休止モードのルーミスが3頭。谷に太陽が差し込み始めると別の場所からチラチラと飛び始める。気温は12度程度だが、結構活発に飛び移っては開翅する。いつもと違ってムラサキシジミが少ない。12時過ぎてから雲が出てきて活動が止る。アラカシの葉上の3頭は、全く活動せず休止モードのままであった。

ルーミスシジミ
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ルーミスシジミ
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ルーミスシジミ
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ルーミスシジミ
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ルーミスシジミ
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ルーミスシジミ
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ルーミスシジミ
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ルーミスシジミ
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ルーミスシジミ
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ムラサキシジミ
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ムラサキツバメ
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by temenos | 2016-12-10 17:34 | 2016年 | Comments(2)

ムシャクロツバメシジミ4年目の秋

10月21日 有給休暇で名古屋に戻り、名古屋市のムシャクロツバメシジミの状況を確認に行く。平日のため、採集者や撮影者は見かけない。発生地の護岸はコセンダングサが繁茂し、ツルマンネングサは一時の勢いなく衰退している様子。このままの勢いでコセンダングサが広がると、ツルマンネングサは消えてしまうかもしれない。それでも探し始めてすぐにムシャクロツバメシジミを発見する。ツルマンネングサにこだわらず、大きく堤防を越えて飛翔していくのを見る一方で、食草周辺から離れない個体も観察する。長居せずに郊外のツマグロキチョウ生息地に向かう。毎年観察している造成地は、いよいよ本格的に戸建ての建設が始まり、アレチケツメイが消滅しかかっていた。クズの繁茂する草地にツマグロキチョウを見るが、やはり個体数が少ない。この発生地は風前の灯、来年はおそらく観察できないと思われる。ムシャクロツバメシジミの発生地は、外来植物に発生した外来種の蝶が、他の外来植物の繁茂により減少、ツマグロキチョウの発生地では、人為によって繁茂した外来植物に救われた絶滅危惧種の蝶が、またまた人為によって減少している。このめぐりあわせに複雑な思いに駆られる。

ムシャクロツバメシジミ
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ムシャクロツバメシジミ
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ムシャクロツバメシジミ
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ムシャクロツバメシジミ
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ムシャクロツバメシジミ
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ムシャクロツバメシジミ
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ツマグロキチョウ
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ツマグロキチョウ
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ツマグロキチョウ
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ツマグロキチョウ
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ツマグロキチョウ
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ヒメジャノメ
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by temenos | 2016-10-30 19:23 | 2016年 | Comments(0)

start over again

10月15日16日 ヒサマツフリークの会メンバーと共に、会発足の原点である富士川流域にヒサマツミドリシジミの産卵行動の調査に向かう。今回は、2日かけて複数個所の調査を行った。15日最後に訪ねた右岸側の最大のポイントでは、全般にウラジロガシの休眠芽の付きが悪くヒサマツミドリシジミそのものを観察できずにいたが、ようやく複数個体舞うポイントを発見する。何故かウラジロガシより、イロハモミジに複数の個体が纏わりつく。ウラジロガシでは産卵行動を観察するが、卵は確認できず。近くに生える柿の木にも頻繫に飛来する。夕刻、活動が止ったところで現地の宿に入り、メンバーと酒を酌み交わしながら意見交換を行う。16日、昨日の最後のポイントに朝から吸水行動の観察に向かう。予想に反して、吸水に降りてきた個体は2頭、吸水したのは1頭のみ。産卵木から直線距離で50mほど移動しての吸水行動であった。晴天であったが、複数個体が一斉に飛び交う時間があると思えば、ピタッと何も飛ばない時間があり、この繰り返しである。時折、ウラジロガシに飛来して産卵行動を見せるも、実際に産卵したかどうかは確認できず。一頭がイロハモミジの枝先に潜り込む。細い枝にとまり口吻を伸ばして何かを吸汁しているようだ。この時期に観察された新たな知見である。全ての個体が吸水に来なかったことや、昨日イロハモミジの樹冠に複数個体が纏わりついていたのも、これが理由なのかもしれない。渓谷を舞うクマタカのペアを見る。午後2時過ぎ、ヒサマツミドリシジミの活動が弱まり、当方も撤収する。充実した二日間であった。

ヒサマツミドリシジミ♀
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ヒサマツミドリシジミ♀
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ヒサマツミドリシジミ♀
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ヒサマツミドリシジミ♀
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ヒサマツミドリシジミ♀
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ヒサマツミドリシジミ♀
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ヒサマツミドリシジミ♀
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ヒサマツミドリシジミ♀
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ヒサマツミドリシジミ♀
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ヒサマツミドリシジミ♀
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クマタカ
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by temenos | 2016-10-29 20:13 | 2016年 | Comments(2)

秋の一コマ

10月10日 ようやくの快晴、しかしながら所用で時間が潰れる。わずかな空き時間に河川敷に出てみる。ウラナミシジミ、ツバメシジミが多い。鉄橋を通過する電車を背景に飛翔を狙ってみるが、電車と蝶がシンクロすることはめったになく、ごくわずかなチャンスも全くものにできなかった。河川敷の草丈が高くなっているので、蝶の静止と電車は撮影しやすくなっている。


ヒメアカタテハ
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ヒメアカタテハ
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ウラナミシジミ
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ウラナミシジミ
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ウラナミシジミ
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チャバネセセリ
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by temenos | 2016-10-16 20:42 | 2016年 | Comments(0)

秋雨の隙間

9月19日 秋雨の止み間、河川敷に多くの蝶が舞う。曇り空の下、最も多いのはウラナミシジミ、スレから新鮮個体までクズの群落を活発に飛び交う。綺麗な♀を集中的に撮影する。♀の翅表のブルーは構造色、綺麗に表現できる角度が限られ結構難しい。ウラナミシジミに交じって少し小型のツバメシジミも多い。♀の産卵行動をゆっくり観察する。その他、キタキチョウ、モンシロチョウ、モンキチョウ、ナミアゲハ、アオスジアゲハ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ、ヒメアカタテハ、コムラサキ、ツマグロヒョウモンなどのいつもの顔ぶれに交じってミドリヒョウモンの♂を見る。1時間ほど撮影した後、再び秋雨に濡れそぼる。


ウラナミシジミ♂
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ウラナミシジミ♀
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ウラナミシジミ♀
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ウラナミシジミ♀
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ツバメシジミ♂
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ツバメシジミ♀
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ツバメシジミ♀
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ナミアゲハ
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ツマグロヒョウモン♂
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by temenos | 2016-09-20 21:57 | 2016年 | Comments(0)

嵐の前

8月21日 天気予報は大きく外れ、朝から晴天が広がり暑い。台風9号の直撃が予想されているが、嵐の前の静けさなのだろうか。家でダラダラしていても仕方ないので、自然教育園の森を散策する。前日までの大雨の影響か、森の中も湿度が高い。見かけた蝶を羅列すると、キタキチョウ、ヤマトシジミ、ムラサキシジミ、コミスジ、アゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、ナガサキアゲハ、アオスジアゲハ、イチモンジセセリの10種のみ。クサギの花もほぼ終了しており、訪花するクロ系アゲハも少ない。新鮮かつ大きなクロアゲハ♀に求愛するのは矮小かつボロボロの♂。♀の半分以下の大きさであった。残念ながら求愛は成功せず。望遠での飛翔中心に撮影するも出来はイマイチ。青空を背景に飛ぶアブラゼミの翅が透けて綺麗だったので飛翔撮影に挑戦するが、こっちはもっと難関。いつ飛ぶかわからないし、高度や方向も読めず撮影した写真は全部ボツの有様であった。

キタキチョウ♂
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キタキチョウ♂
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キタキチョウ♂
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キタキチョウ♂
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クロアゲハ♀
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クロアゲハ♀
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クロアゲハ♀
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クロアゲハ 上♀ 下♂
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ホウジャク
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ムラサキシジミ♀
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by temenos | 2016-08-21 20:46 | 2016年 | Comments(6)

炎天下

8月16日 うだるような暑さが続く中、久しぶりに自宅近くの河川敷に出てみる。いつものアキニレの樹液酒場は、今年もコムラサキ、ゴマダラチョウなどの常連客でにぎわっていたが、新顔のルリタテハも来ていた。クズの群落上ではウラナミシジミが元気に飛び回っている。ヒメアカタテハは、暑さに負けてか日陰で休んでいた。ヤブカラシの花でアオスジアゲハ、ツマグロヒョウモン、アレチハナガサでイチモンジセセリとチャバネセセリが吸蜜していた。河原に吸水にきていたのはアゲハ。標準ズームのワイド端で撮影する。アオスジアゲハはタンノ型であった。アゲハの飛翔撮影中、背景に小牧空港へ着陸する航空機が写り込んでいた。鉄橋もバックに入れていたのだが、残念ながら電車は通過しておらず、蝶・航空機・電車の三点セットの撮影は叶わず。


ヒメアカタテハ
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アオスジアゲハ(タンノ型)
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アオスジアゲハ(タンノ型)
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アオスジアゲハ(タンノ型)
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アオスジアゲハ(タンノ型)
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アゲハ
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アゲハ
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アゲハ
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by temenos | 2016-08-20 22:14 | 2016年 | Comments(0)

避暑

8月12日・13日  日頃の罪滅ぼし、家族旅行を兼ねて木曽谷から開田高原、乗鞍岳を廻る。寝覚めの床で、奇岩で吸水する新鮮なヒカゲチョウを撮影し、開田高原に向かう。しかし、開田高原では蝶が少ない。例年なら沢山飛び交うヒョウモン類も異常に少ない。スジボソヤマキチョウも1頭みただけ。サカハチチョウ夏型、コムラサキを見る。沢山飛んでいるのはモンキチョウとスジグロシロチョウだけ。昼食後、奈川から乗鞍スーパー林道を経由して乗鞍高原に向かう。高原内のマツムシソウの群落に踏み入るも、飛んでいるはボロボロのコキマダラセセリとアカセセリだけ。期待したクジャクチョウはただの1頭も見かけない。明日に期待して宿に入る。宿は期待以上、乳白色の温泉、食べきれない程の山の幸の夕食に大満足。翌朝、行き先の選択で上高地と乗鞍岳で意見が割れたが、家族が行ったことのない乗鞍岳に決定し、バスで畳平に向かう。標高2700mの畳平では気温は20度に届かない。天候がすっきりしなかったせいなのか、お花畑ではスレスレのベニヒカゲを2頭見たのみ。2時間ほどの滞在で早々に下山し、乗鞍高原内を散策するも、やはり期待した蝶は全く現れず。蝶は残念な結果であったが、下界とは比較にならない涼しい気候の中、楽しい時間を過ごせた。


アサマイチモンジ
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キアゲハ
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アカセセリ
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アカセセリ
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コキマダラセセリ
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ヒカゲチョウ
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左からチングルマ、イワギキョウ、コウメバチソウ
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コマクサ
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雲湧く畳平
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by temenos | 2016-08-18 22:07 | 2016年 | Comments(0)

露涼し

8月7日 前夜に木曽谷のひなびた宿に入る。部屋にエアコンは無く、窓を開け扇風機で涼をとる。女将もなんともおおらかな対応で古き良き昭和の香りがかえって新鮮である。朝5時前に一人静かに宿を出て、先週と同じ高原を目指す。当地は朝曇り、高い山にはガスがかかる。ワレモコウに多くのゴマシジミが休んでいる。露まみれを期待したが、思ったほど露は降りていない。朝日が当たり始め、開翅の瞬間を待つ。しかし、開翅する個体は少なく、いきなり飛び始めるものが多い。暫くして新鮮な青い個体の開翅が撮影できたので、高標高地に場所を変える。目的のコヒオドシは全く見かけず。オオゴマシジミ目的の採集者2名、撮影者2名とピークを過ぎると寂しい状況である。オオゴマシジミは擦れた個体が、ヒヨドリバナで吸蜜していた。ヒメキマダラヒカゲはスレばかり、エルタテハは新鮮。アサギマダラがヒヨドリバナに群れる。ツマジロウラジャノメは全く止まらず撮影は出来なかった。ジョウザンミドリのテリ張りや卍飛翔を見るが、遠目に見てもスレがわかるほど。朝の高原に取って返し、ムモンアカの活動を見てから山を降りる。


ゴマシジミ
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ゴマシジミ
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ゴマシジミ
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ゴマシジミ
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ゴマシジミ
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オオゴマシジミ
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オオゴマシジミ
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エルタテハ
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エルタテハ
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コヒョウモン
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ヒメキマダラヒカゲ
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アサギマダラ
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ムモンアカシジミ
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by temenos | 2016-08-07 22:06 | 2016年 | Comments(4)

雲の上に

7月31日 忘れることができない一週間を過ごした。一週間前の今日の出来事を思い出しながら電車に揺られ、信州にたどり着く。同じく悲しみの時を過ごした友人と合流し高原を訪れる。青い空に白い雲、まさに夏空。夏の白い風が草花をなで、季節が何事もなかったように流れていくのに無情を感じる。それでも蝶を目の前にすると夢中で追いかけている自分がいる。ゴマシジミは早くも最盛期のようだ。交尾ペアやそれにちょっかいをかける♂、♀の産卵行動を観察する。林縁ではムモンアカシジミが多数飛び交っている。こちらも早くも最盛期、多い時で4頭の卍飛翔を見る。汗だくになりながら、蝶を追い、シャッターを押し、モニターで確認し、多くの撮影仲間と賑やかしく過ごしながら、「今年はムモンアカも多いですよ」と心の中で呼びかけ、「おい、ちょっと状況を教えてくれよ」と永遠にかかってこない電話を待つ。時は過ぎ、やがてまた巡りくる夏、夏、夏。これからは何を思って夏を迎えていくのだろう。


ゴマシジミ
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ゴマシジミ
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ゴマシジミ
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ゴマシジミ
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ムモンアカシジミ
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ムモンアカシジミ
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ムモンアカシジミ
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ムモンアカシジミ
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ムモンアカシジミ
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スジグロチャバネセセリ
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オオミスジ
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オナガシジミ
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コジャノメ
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by temenos | 2016-08-02 22:01 | 2016年 | Comments(2)