ぶらり探蝶記

カテゴリ:2017年( 8 )

2打席連続三振

6月17日 羽化直後のヒサマツミドリシジミ観察のため、今週は一人で滋賀県の深い渓谷に向かう。フリークの会メンバーから当地では少し早いのではないかとの意見もあったが、出ていれば正に羽化直であろうと空振り覚悟で探索を開始する。林道脇のウラジロガシをしらみつぶしに探して回るが、全く姿を見ない。ゼフはウラクロが3頭、アカシジミが2頭のみ。イチモンジチョウやミスジチョウ、ウラギンヒョウモンなどが花の周りを飛び交う。あきらめかけた午後3時、20mほど先のウラジロガシの樹冠で緑色の輝きを発見する。ゼフ♂が、誇らしげに開翅していたのだが、カメラの準備に手間取り撮影のチャンスを逃す。ヒサマツであろうと推定するが、種も同定できず。今週も羽化直後の個体の観察の難しさを実感する。

ヒオドシチョウ
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ウラギンヒョウモン
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アカタテハ
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テングチョウ
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イチモンジチョウ
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トラフシジミ
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ヒカゲチョウ
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by temenos | 2017-06-19 23:27 | 2017年 | Comments(0)

証拠写真な一日

6月10日 前日から兵庫入り、朝6時にピックアップしてもらい但馬に向かう。目的は羽化直後のヒサマツミドリシジミの観察。渓谷のウラジロガシを叩いて回るも姿なし。場所を大きく変え、稜線のウラジロガシを叩いて回るもここも姿がない。両箇所とも前年秋に産卵が確認された場所。やや時期が早かったのか?仕方なく山頂部に向かい、フジミドリを探すもスレたウラクロとアカシジミを確認したのみ。じっとブナを見上げて待ったり、探し回ってみたり。ようやくフジミドリの♂が1頭姿を見せるも、止った場所が遠く高いので証拠写真のみ。最初に見つけたウラクロも角度悪く、証拠写真のレベル。昼過ぎに諦めて場所を移動し、次の撮影に向かう。天候はまずまず、じっと主役の登場を待つが、2回ほど通り過ぎて行っただけで撮影のチャンスは全くなし。タイミングなのか、日頃の行いのせいなのかわからないが、全て裏食った感じの一日であった。まぁ、自然が相手だから当然こんな日もある。


ウラクロシジミ
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アカシジミ
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フジミドリシジミ
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ツバメシジミとベニシジミ
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ツバメシジミ
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ムラサキシジミ
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by temenos | 2017-06-10 22:47 | 2017年 | Comments(0)

清涼

6月4日 とある種の今後の調査の事もあって、岐阜・滋賀の県境付近を探索してみる。渓谷沿いではあちこちでミツバウツギやアザミが咲き誇っている。快晴だが、風が強く気温が低いせいなのか、見かける蝶の種、数とも非常に少ない。山里ではウスバシロチョウをチラホラ見かける程度。クロ系アゲハはクロアゲハとカラスアゲハ、モンキアゲハを見かけたくらい。サカハチチョウはボロの1頭のみ。イチモンジセセリ初見。仕方ないので休業中の宿泊施設横の空き地でモンキチョウと戯れる。西濃から滋賀県北部をぐるっと一周して、環境はそこそこ理解できたが、果たしてこれからの成果は如何に?

クロアゲハ
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以下 モンキチョウ
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ショウジョウトンボ
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琵琶湖
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by temenos | 2017-06-05 22:21 | 2017年 | Comments(0)

オレンジ狂想曲

5月28日 夜明け前から車を走らせ信州に向かう。白み始めた空に、雲がたなびく中央アルプスがシルエットで浮かぶ。深山の幻想的な風景に心洗われる。6時半、友人と合流し北アルプス北部に向かう。ポイント入口到着と同時にウスバシロチョウが舞う。サカハチチョウが多く舞う林道を登っていく。天候は絶好、残雪の北アルプスの景色は最高、期待膨らむが現れるのはヤマトスジグロシロチョウばかり。ここを諦め、場所を移動する。有名ポイントは今週も人だかり。ここでようやくクモマツマキチョウに出会う。♂、♀とも現れると同時に多数のカメラマンが纏わりつき、まさに狂想曲。お祭り騒ぎである。傍らを通る観光客や登山者、スキーヤーも訝しそうに見つめながら通り過ぎる。しかし、この蝶の魅力は人の目なんか気にさせない。汗だくになりながら、息を切らして走り回り蝶を追う。網を持って夢中で蝶やトンボを追った子供の頃そのままである。睡眠不足や長距離ドライブもなんのその、素晴らしい景色と美しいオレンジの妖精に心満たされた1日を過ごした。

以下 クモマツマキチョウ
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ヤマトスジグロシロチョウ
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コツバメ
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サカハチチョウ
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ニホンザルの親子
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新緑と残雪の爺ヶ岳
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by temenos | 2017-05-29 23:08 | 2017年 | Comments(2)

初夏の知多半島

5月21日 初夏にしては厳しい暑さ、早朝から知多半島をぐるりと廻り、この時期の風物詩ともいえる蝶たちを探した。まずはクロコムラサキ。出始めなのかコムラサキそのものの数が少ない。この日、確認した黒色型は♂2頭、♀1頭。いつもながらクロコムラサキの♂は近くに来てくれず、近くに来た♀も密集した葉の中で開翅したため、脚立に乗っても角度を変えても全て葉かぶり。オオムラサキと間違うような巨大なゴマダラチョウを見る。暑さに耐えきれず、ミカドアゲハに拝謁を賜りに向かう。相変わらず採集者が多く、トベラの花の前では撮影できない。こっそり秘密の場所に向かう。今年はミカンの花が少なく、地面のシロツメクサで吸蜜する個体をじっくり撮影する。その後一気に南下し、イボタの木の周りを探してみる。出始めなのか、きわめて新鮮なウラゴマダラシジミに出会う。残念ながら開翅してくれず、茂みの奥に飛び去る。そろそろアカシジミなども飛び始める頃、心躍る季節の到来を感じる。

コムラサキ
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コムラサキ
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コムラサキ
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コムラサキ(黒色型)
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コムラサキ(黒色型)
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コムラサキ(黒色型)
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ミカドアゲハ
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ミカドアゲハ
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ミカドアゲハ
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ミカドアゲハ
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ミカドアゲハ
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ウラゴマダラシジミ
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サトキマダラヒカゲ
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by temenos | 2017-05-24 21:51 | 2017年 | Comments(2)

晩春の光景

5月GW 今年も遠出を避け、三河山間部及び木曽川河川敷など近場で晩春の蝶と戯れた。ウスバシロチョウは出始めか、まだ数は多くない。黒系アゲハも見かける数が少ない。初夏を思わせるような陽気の中、コチャバネセセリやコジャノメ、コミスジなど晩春を感じさせてくれる蝶たちが舞う。ワクワクする感じは全くないが、のんびりゆっくり撮影を楽しむ。

ウスバシロチョウ
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ウスバシロチョウ
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ウスバシロチョウ
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ウスバシロチョウ
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ウスバシロチョウ
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ウスバシロチョウ
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ウスバシロチョウ
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ツバメシジミ
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ヒメウラナミジャノメ
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アオスジアゲハ
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アオスジアゲハ
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コミスジ
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コジャノメ
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コチャバネセセリ
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by temenos | 2017-05-09 22:50 | 2017年 | Comments(0)

並の日

4月23日 朝から広島駅北側の二葉山に登る。山と言っても標高139mの低山、楽勝と思いきや日頃の不摂生のためか結構きつい。シリブカガシの多い東照宮の参道を登っていく。お目当ては春型のサツマシジミ。ピークにある太平洋戦争時の高射機銃陣地跡で蝶を待つ。しかし、サツマシジミはおろか全く蝶が飛ばない。少し早かったか?東側にある仏舎利塔のピークに向かう。こちらではナミアゲハ2頭が咲き始めたツツジの周りを飛ぶ。求愛シーンを撮影する。これ以外に見た蝶は、テングチョウ、ルリタテハ、ムラサキシジミのみ。頂上から広島市街地から宮島など瀬戸内の海も臨めるこの地は、5月になるとミカドアゲハも舞うという。再挑戦である。


ナミアゲハ
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ナミアゲハ
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ナミアゲハ
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ナミアゲハ
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ハンミョウ
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広島市街地と瀬戸内海を望む
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高射機銃陣地跡の説明看板
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by temenos | 2017-04-23 17:43 | 2017年 | Comments(0)

喜びと不安

4月16日 広島に転勤、3月から多忙を極め、今日ようやくフィールドに出る。久しぶりの快晴の中、広島市近郊の山に登る。桜は散り始めといったところ。東播磨とよく似た植生の尾根筋に向かうが、見た蝶はルリタケハ、ルリシジミ、ヒオドシチョウのみで、お目当てのギフチョウは見ない。眼下には穏やかな瀬戸内の海と島々が広がり気持ちいい。少し場所を変える。まばらに光が差し込む林道でようやくギフチョウに出会う。地面に落ちた桜の花びら横に静止する。気温が高くなってくるとあちこちでギフチョウが舞う。展望台横の桜の上空を舞っていた2頭が絡みながら桜の枝に落ちてきた。既に交尾が成立している。背景ばっちりでここぞとばかり広角でバシバシ撮影する。ここで保全活動をされている広島大学のW氏に出会い、長々と話し込む。今日、掲載した写真は4個体。観察眼鋭い方はお気づきになったと思うが、前肢前縁部を見るとすべての個体で斑紋異常が出ている。黄帯がY字にならずにO字になっているのである。掲載した写真以外も全ての個体が同じであった。このことをW氏に伝えると、既にお気づきで今年になって急に多くなったとの事。ここ数年、この場所のギフチョウは復活をとげたのだが、今年の斑紋異常多発は単一個体群に由来するのではないか?このような斑紋異常が多発するのは絶滅の前兆とも考えられ、大きな不安を持っているとの事。遺伝子が多様でなければ、いわゆる「血」が濃くなりすぎて危険であるということだろう。都市部のすぐ近くでギフチョウが舞う素晴らしい環境なのだが、周辺部の開発が進み、隣の山塊の個体群との交流も難しい中、少し暗澹たる気持ちで下山する。

ギフチョウ
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ギフチョウ
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ギフチョウ
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ギフチョウ
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ギフチョウ
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ギフチョウ
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ルリタテハ
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オキナグサ
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海上自衛隊 護衛艦と潜水艦
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by temenos | 2017-04-16 18:45 | 2017年 | Comments(4)