ぶらり探蝶記

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札幌の夏~百松沢・藻岩山③オオムラサキ編~

7月21日 最後は藻岩山のオオムラサキである。全くの住宅地脇の山林に何頭ものオオムラサキがテリ張りをしている光景を信じることができるだろうか。丁重に保護されているとはいえ、その環境に驚く。今年は発生した個体数も昨年の5倍程度であるとか。住宅地脇の小川では、子供たちが水遊びに夢中で、その子供たちを見下ろすようにオオムラサキやゼフ達が飛び交っている。こんな環境をいつまでも残していきたいものである。 (各画像はクリックすると拡大表示します)  


オオムラサキ  エゾエノキの葉上でテリ張りを行う。飛翔する物体には、鳥であっても追尾して追い払う。↓
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オオムラサキ  すでにスレた個体ばかりである。↓
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オオムラサキ  エゾエノキの葉裏に入り込み産卵しだした。卵はまとめて産む。↓
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オオムラサキ  上記個体が産卵した卵。合計50卵以上であった、この子達が来年も勇壮な飛翔を見せてくれるだろうか。↓
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by temenos | 2010-07-21 23:51 | 2010年 | Comments(4)

札幌の夏~百松沢・藻岩山②アゲハ・タテハ編~

7月21日 今日見た、アゲハ・タテハを紹介する。タテハは新生蝶真っ盛り、クジャク・シータテハ・コムラサキ・コヒオドシ・サカハチチョウなど非常に多い。コムラサキも異常に多く、こんなに何頭ものコムラサキは本州では経験がない。クジャクチョウは新鮮な分、引き込まれるように美しい。暗い樹林内の林道でオオヒカゲを見る。ササッと樹林内に逃げ込まれ、証拠写真程度しか撮れなかった。ミヤマカラスアゲハ・キアゲハも夏型の出始めで、どの個体も美麗である。特に螺鈿細工のようなミヤマカラスアゲハの美しさに、心がときめく。
 (各画像はクリックすると拡大表示します)

ミヤマカラスアゲハ  何頭もの本種が林道上で吸水している光景は圧巻である。↓
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キアゲハ 全くの普通種ではあるが、大型の夏型は特に美しい。↓
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コムラサキ 見る角度によって表翅の紫の輝きがでる。
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クジャクチョウ  本ブログでは3度目の登場であるが、やはりこの季節が一番美しい。↓
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オオヒカゲ  大型なのに目立たない、まるで忍者のような蝶。↓
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ヒメキマダラヒカゲ 少し羽化不全である。逆光で撮影してみたら面白い写真になった。↓
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by temenos | 2010-07-21 23:32 | 2010年 | Comments(2)

札幌の夏~百松沢・藻岩山①ゼフ編~

7月21日 今週末・来週末と仕事でフィールドに出れない・・・やっ!夏が終わってしまうではないか!!ということで急遽有給休暇を取り、札幌市内の林道と藻岩山へ出かけた。百松沢では駐車場で早くもゼフのお出迎え、ジョウザンミドリがテリを張っていた。高い梢でもテリ張りをしているゼフを見るが、種類が特定できない。下草ではエゾミドリ・アイノミドリの♀を見る。期待したメスアカミドリは姿を見せない。林道を進むと、新生のクジャクチョウ・シータテハ・コムラサキが飛び交っている。樹林に入るとクロヒカゲ・ヒメキマダラヒカゲ・キマダラヒカゲが多い。林道脇の開けた空間で、何頭ものアイノミドリがキラキラと金緑色を輝かせて卍飛行を行っている。
林道上は吸水にきたミヤマカラスアゲハ・キアゲハの他サカハチチョウなどタテハ類で賑わっている。時折薄日が差すくらいの曇り空であったが、なんと蝶の多いことか。蝶も多いが、アブ・ブヨの多さには閉口した、虫除けスプレーなどお構い無にたかってくる。叩き落したアブは20匹までは数えていたが、それ以上は数えられなかったというか、あまりの多さに数える気力をなくした。帰りに藻岩山のオオムラサキのポイントによる。さすがにボロ・スレが多いが、相変わらず元気に飛び回っている。オオムラサキにスクランブルをかけるゼフがいるが、オオムラサキは全く無視。エゾエノキでのオオムラサキの産卵行動を観察する。川沿いのオニグルミでオナガシジミを見る。いかに山際とはいえ、小川をはさんだ向こうは札幌の住宅地、国道をガンガンと車が走る環境である。住宅地とオオムラサキ・オナガシジミなど各種のゼフの生息できる環境の距離感に改めて驚く。
 (各画像はクリックすると拡大表示します)


ジョウザンミドリシジミ  駐車場の下草でテリ張りをしていた。すでにかなりスレている。 ↓
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ジョウザンミドリシジミ  正面から。比較的輝きの弱いゼフであるが、角度によってはきれいに輝く。↓
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エゾミドリシジミ  下草の露をなめる新鮮な♀。↓
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エゾミドリシジミ  上記と同一個体、下草上で開翅。↓
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アイノミドリシジミ  沢山飛び交っていたのだが、なかなか撮影に適した場所でテリ張りをしてくれず、金緑色の輝きをうまく撮影することができなかった。↓
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アイノミドリシジミ  光線具合によって、faboniusのような輝きになる。↓
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ウラゴマダラシジミ  発生後期にあたっており、かなりくたびれた個体。↓
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オナガシジミ  逆に出始めのオナガシジミ、自宅から徒歩圏内にオナガシジミが生息している。↓
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by temenos | 2010-07-21 23:06 | 2010年 | Comments(2)

道東の夏~蝶のいる風景~

7月17日~19日 3連休を利用して、阿寒湖~別海~知床~網走と旅行をしてきた。蝶の目標は道東のイシダシジミとカラフトルリシジミの2種。残念ながら2日目午後から天候が崩れ、目標の2種とも撮影できなかったが、北海道らしい雄大な自然を満喫できた。摩周湖を背景にした蝶の写真、羅臼岳や国後を背景にしたカラフトルリシジミの写真は、来年の課題としてとって置きましょう。天候がよくなくても、走行距離1000kmオーバーが、あまり苦にならないほど感動が味わえる夏の道東であった。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


コヒオドシ  雄阿寒岳と阿寒湖を背景にハマナスで吸蜜する。北海道らしい風景である。↓
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ギンボシヒョウモン 雄阿寒岳が背景だが、湖は角度から写しこめなかった。↓
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ミドリヒョウモン 阿寒湖畔の林道脇で吸蜜するミドリヒョウモンの♀。↓
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ゴマシジミ 別海町の農場脇にて。イシダシジミと思って必死に追いかけ、止まった蝶をみると・・・。↓
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by temenos | 2010-07-20 20:47 | 2010年 | Comments(2)

銭函海岸~西風の妖精たち④ハヤシミドリシジミ~

7月11日 食樹はカシワのみ、したがってカシワ林がないと生息できない。ここ銭函は見事なまでのカシワ林であるから、本種が多数生息していても不思議ではないのだが、その多さには驚かされた。カシワをたたけば飛び出す大きめのゼフは全て本種である。夕刻の卍飛翔はどれくらい凄いのだろうか、想像するだけで胸が高鳴る。夕刻活動性の蝶だが、本日は曇っていたこともあってか、一瞬の晴れ間にテリ張りを行った。その♂の開翅は今日最高のプレゼントであった。ウラジロにスクランブルをかけた後、2mの高さのカシワの葉に止まって開翅。大慌てで脚立に駆け上り撮影開始。fabonius特有の青緑色の煌きは強烈であり、そのマリンブルーの輝きの美しさに感動で心が震えた。ultramarinusの学名は伊達ではないことを証明しているようであり、ウラジロに再度スクランブルをかけて飛び立つまでの5分ほどはまさに至福のひと時であった。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


ハヤシミドリシジミ ♀の開翅、これが今日の感動シーンのオープニングであった。 ↓
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ハヤシミドリシジミ  ここからは♂の開翅シーン、言葉は無用である。 ↓
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ハヤシミドリシジミ しっかり撮影者を見つめている。 ↓
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ハヤシミドリシジミ ↓
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ハヤシミドリシジミ 同じような写真ばかりだが、本当に美しかった。感動をくれた彼に感謝したい。 ↓
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by temenos | 2010-07-11 22:12 | 2010年 | Comments(4)

銭函海岸~西風の妖精たち③ウラジロミドリシジミ~

7月11日 その学名にsaphirinusとあるように♂の表翅はサファイアブルーに輝く。♂の開翅を撮影したかったが、天候には勝てなかった。ほんの一瞬の晴れ間に♀が開翅してくれたことが慰めであろうか。その晴れの一瞬には♂はキラキラと光りながら卍巴飛翔を繰り返していた。小型の可愛いゼフである。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


ウラジロミドリシジミ  ここ銭函海岸には沢山生息している。 ↓
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ウラジロミドリシジミ  他のfaboniusとは少し裏翅の模様の感じが違う。 ↓
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ウラジロミドリシジミ  ♀が下草で半開翅する。 ↓
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ウラジロミドリシジミ 上記とは別個体、こちらは全開翅。♂のこのシーンが撮りたかったが・・。 ↓
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by temenos | 2010-07-11 21:52 | 2010年 | Comments(0)

銭函海岸~西風の妖精たち②ウスイロオナガシジミとミズイロオナガシジミ~

7月11日 ミズイロオナガシジミはごく普通にいる低地性のゼフである。表翅は暗褐色できれいではないが、裏翅はスッキリとしていて好みであるし、ミズイロという名前も言いえて妙である。また、ウスイロオナガシジミは渋めの紋様で和紙や墨の世界を感じる。所謂玄人好みの紋様であると思っている。ウスイロオナガは食樹の関係から生息地は限られる。両種とも開翅するとなかなかいい感じなのだが、まだ撮影できていない。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


ミズイロオナガシジミ 初夏の雑木林を彩る1種である。個人的には「可愛い」蝶だと思っている。 ↓
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ウスイロオナガシジミ カシワやナラガシワを食樹とするため、ハヤシミドリやヒロオビミドリ・ウラジロミドリと混生することが多い。 ↓
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ウスイロオナガシジミ ↓
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by temenos | 2010-07-11 21:37 | 2010年 | Comments(2)

銭函海岸~西風の妖精たち①ダイセンシジミ~

7月11日 最初に登場はダイセンシジミである。正式にウラミスジシジミといったほうがよいのがろうが、関西育ちの自分には子供のころから憧れの蝶であり馴染みのあるダイセンシジミの名前がぴったりくる。後裏面のスジの形が3本の線にならずに乱れる「シグナータ」型が北海道には多い。個体ごとにこれは千差万別である。ここに掲載する5個体も個々に違っている。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


ダイセンシジミ(ウラミスジシジミ) シグナータ型 アルファベットでOQAと書いてある? ↓
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ダイセンシジミ 通常型 ↓
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ダイセンシジミ シグナータ型 象形文字のような紋様 ↓
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ダイセンシジミ 若干乱れた感じ ↓
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ダイセンシジミ  最もウラミスジシジミの名前がふさわしい紋様 ↓
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by temenos | 2010-07-11 21:22 | 2010年 | Comments(2)

25番目のゼフィルス~銭函のキタアカシジミ~

7月11日 日本で25番目のゼフ~キタアカシジミ~を求めて銭函海岸のカシワ林を訪れた。自宅を午前4時に出発し、40分足らずで到着。今にも降り出しそうな天候の中、カシワをたたくとでるわでるわのゼフの嵐である。ウラジロミドリシジミ・ハヤシミドリシジミ・ウスイロオナガシジミはめちゃくちゃ沢山いて、一たたきで合計10頭程度が飛び出すのも稀ではなく、その密度の濃さに驚く。ダイセンシジミやミズイロオナガシジミはポツポツといった感じである。キタアカシジミは終盤なのか少なく、ようやく3頭を見つけ撮影する。もし、アカシジミと混生していたら見ただけでの同定は困難であろうと感じた。 (各画像はクリックすると拡大表示します)

キタアカシジミ  ここで見つけたからキタアカシジミと同定できる。↓
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キタアカシジミ  卵でお腹がパンパンなのであろうか。↓
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by temenos | 2010-07-11 21:07 | 2010年 | Comments(2)

大雪周辺の蝶  ③

同じような種類ばかりの写真になるが、ツーショットもしくは集団の写真を集めてみました。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


エゾシロチョウ  ニセイチャロマップ林道で集団で吸水する。不用意に足を踏み込むと紙ふぶきを撒き散らしたように舞い上がる。↓
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ホソバヒョウモン  4頭が群がって吸蜜。↓
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シロオビヒメヒカゲとカラフトタカネキマダラセセリが並んで同じ花で吸蜜。翅がふれあってもお互いを追い払う行動はとらなかった。↓
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シシウド?の花に群れる。蝶・蛾・虻・蜂・蠅など多くの虫たちで大賑わいである。↓
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ミヤマカラスアゲハとコヒオドシがアザミの種類の同じ花で吸蜜。この花にはミドリヒョウモン・ギンボシヒョウモン・メスグロヒョウモンが交代で訪れた。
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by temenos | 2010-07-06 01:16 | 2010年 | Comments(0)