ぶらり探蝶記

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晩秋の房総~照葉樹林の陽だまりから~

11月16日 始発の飛行機で羽田へ飛び、レンタカーで房総へ向かう。ルーミスに会いに行くのは17日の予定であったが、天気予報では雨。急遽変更し、航空機の便変更やレンタカーの予約もせず、「行けばなんとかなる」の精神でで早朝出発を決行した。過去、なんともならなかった経験のほうが多いのだが、今回は無事に便変更やレンタカーの手配もできた。空から見た富士山と南アルプスの遠景は素晴らしかった。ルーミスのポイントへは11時前に到着、ぬけるような青空だが、微風で気温高く、一抹の不安がよぎる。ひっそり静まり返ったルーミスの谷に踏み込むが、何もいない。多くのルーミスやムラサキシジミが吸水や日光浴をしている光景を期待していただけに拍子抜けである。あせって探しまわっているときに、崖よりの潅木で開翅していたルーミスに気づかず飛び立たれてしまう。残念であったが、いることがわかって一安心。崖の林縁にはムラサキシジミばかり。少し戻ると、林道上をチラチラ飛び移る白い小さな蝶がいた。いつのまにかルーミスが吸水に降りてきていた。大慌てで撮影し、安堵する。この個体は5分ほどで樹上に舞い上がってしまった。その後、ポツポツと樹冠を舞うルーミスを見るが、全く降りてこず撮影のチャンスはなし。見かけた個体数も少なく、気温高く、快晴無風では仕方がないところか。帰り際に、ウラナミシジミやヤマトシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリが各種の花に群がっているのを見る。こちらは行く秋を惜しむように活発に飛び交っていた。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


ルーミスシジミ  林道上の落ち葉の下に口吻を入れて吸水する。↓
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ルーミスシジミ  吸水後、V字開翅する。↓
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ルーミスシジミ  全開翅する。破損のないきれいな個体だが、右触覚の先端を喪失している。↓
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ルーミスシジミ  開翅を広角で。地面で開翅しているため、思うような構図が取れなかった。↓
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ルーミスのいる谷。ご覧のような快晴であり、無風かつ高温の悪条件?であった。↓
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ムラサキシジミ  もう少しきちんと撮影したかったが、ルーミス探しに気をとられてこの有様である。↓
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キタキチョウ  秋深まった時に、林縁を飛ぶ本種を見るとついついカメラを向けたくなる。↓
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ヤマトシジミ  紅葉の始まった葉上で開翅する矮小な♂。↓
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ウラナミシジミ  盛期を過ぎ、数も少なくなってきている。セイタカアワダチソウで吸蜜後、ススキで開翅する。↓
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イチモンジセセリ  農家の庭先のヒャクニチソウに多くの本種が群がる、この時期のいつもの光景であろう。↓
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チャバネセセリ  イチモンジセセリに混じって小ぶりの本種も多く飛び交う。↓
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by temenos | 2012-11-17 22:32 | 2012年 | Comments(10)

時雨空の白老~アイヌの里とモンキチョウ~

11月4日 札幌は朝から冬の雨、晴れの予報がある室蘭方面へ車を走らせる。平地では紅葉が真っ盛り、落葉広葉樹の多い北海道の紅葉は美しい。雨にぬれそぼる彩りも格別である。晴天よりも曇天のほうが、紅葉の鮮やかさが際立つように思う。苫小牧を過ぎ、白老まで来ると、青空が見え隠れする。しかしながら、すぐに雨雲がやってきて時雨れる。こんな条件の中、白老のポロト湖畔を散策する。ここでは紅葉は終わりかけ、冬枯れの木々が目立つ。蝶は、モンキチョウが数頭飛んでいるくらい。晴れ間が続くと、吸蜜や求愛行動をとる。曇ると、とたんに地面に舞いおり動かなくなる。高山蝶のような行動をとるのも気温13度では当然か。今年の北海道は暖かかったが、いよいよ白一色に染め上げられる季節がやって来る。いつまで蝶を見ることができるのだろうか。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


モンキチョウ  肌寒い湖畔の草原の中、タンポポで吸密する♂。↓
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モンキチョウ  同所でブタナ?で吸蜜する♀。この気温でも予想外に敏感であった。↓
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モンキチョウ  上記と同一個体、紅葉も終盤のポロト湖畔で。↓
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ポロト湖とアイヌ民族資料館のアイヌ住居。↓
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時雨空に虹がかかる、ポロト湖畔。↓
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仙台藩陣屋跡地。↓
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鮮やかな紅葉と冬枯れの立ち木が混在する、仙台藩陣屋跡地。欧州の公園のような雰囲気を感じた。↓
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波静かな初冬の白老の海。室蘭方面を望む。↓
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by temenos | 2012-11-04 22:49 | 2012年 | Comments(6)