ぶらり探蝶記

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三大名城と揚羽蝶~名城公園のアオスジアゲハ~

4月29日 初夏の陽気の中、日本三大名城のひとつである金鯱城(名古屋城)に隣接する名城公園を散策する。目にすがすがしい新緑、満開のツツジと青い空を颯爽と飛び回るアオスジアゲハ、初夏のお気に入りの風景のひとつである。そしてここは目前に名古屋城が聳え立つ。ぜひともこれら全てを背景にと意気込んだが、これはかなわなかった。家族連れや団体で賑わう公園内にはジャコウアゲハ、クロアゲハ、ナミアゲハも多い。7年前のGWでは、ここでツマキチョウも多く見かけたのだが、今日は1頭も見かけなかった。公園脇を流れる堀川の護岸で多くのアオスジアゲハとナミアゲハが吸水に来ていたが、アオスジアゲハの1頭がエサキ型であるのに気づいて夢中で撮影する。ハンキュウ型やタンノ型など、エサキ型以外の斑紋変異個体も探してみたが、斑紋変異はエサキ型の1頭のみであった。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


アオスジアゲハ  ハルジオンで吸蜜する通常型。↓
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アオスジアゲハ  吸水する通常型、エメラルドグリーンが美しい。↓
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アオスジアゲハ  地面すれすれを飛翔、ちょっとピンボケだが、表翅のアクアブルーが映える。↓
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アオスジアゲハ  前翅中室にきれいな余剰斑紋がでている典型的なエサキ型。↓
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アオスジアゲハ  エサキ型(右)と通常型、逆行で撮ると斑紋がよくわかる。↓
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アオスジアゲハ  エサキ型(右)と通常型をアップで。この個体はエサキ班以外にも若干の斑紋異常がある。↓
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ナミアゲハ  ハルジオンで吸密する。↓
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ナミアゲハ 上記個体を正面から。↓
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名城公園の藤棚と新緑の柳。初夏の清々しい風にたなびく。↓
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名城公園から望む名古屋城。↓
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by temenos | 2013-04-29 22:25 | 2013年

隣国からの定住者~揖斐川のホソオチョウ~

4月19日 朝から岐阜県にホソオチョウの撮影に向かう。快晴だが、気温低く強風が吹き荒れている。発生場所の正確な情報を持っていたわけではないが、大まかな地名を頼りにここぞと思う堤防の草地を探索する。こんな日は、きっと下草でおとなしくしているであろうとの予想の下、堤防の草地を探してみる。ウマノスズクサの新芽が多い場所を歩いていると、足元からミスコピー用紙の切れ端みたいなのがヒラヒラと飛び出す。「いたっ!えっ?こんなに小さいの?」が、初対面の感想である。最初の♂はかなりの破損個体、特徴の尾状突起も完全に喪失している。とりあえず撮影し、少し進むとさらに小さくきたないミスコピー用紙の切れ端みたいなのが、地面でばたついている。これは♀、♂より一回り小さかった。歩き回るとポツポツ見つけられるが、数は多くない。また強風で、飛んでもすぐに地面に落とされてしまう。お世辞にもきれいな蝶とは言えないが、横から見ると、なんとなく可愛い蝶であることは間違いない。食草で競合するジャコウアゲハは♂を2頭見かけたのみ。早々に切り上げ谷汲にギフチョウを見に行くが、桜もショウジョウバカマも花は終わり、1頭見かけたのみであった。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


ホソオチョウ  開翅する♂、なんとなく韓国の国旗を連想させる紋様である。↓
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ホソオチョウ  ♂を横から。チョウとも蛾ともいえる雰囲気だが、顔つきは可愛い。↓
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ホソオチョウ  ♂を広角で。民家と水田のある長閑な風景である。↓
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ホソオチョウ  堤防の下草で開翅する♀。♂とは大きく紋様が異なる。
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ホソオチョウ  上記と同一個体。後ろの川は揖斐川、山は小島山。↓
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ホソオチョウ  ♀を横から撮影。♂との比較では、裏翅は表翅ほどの差異は無い。↓
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ジャコウアゲハ  下草で休止する♂。↓
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シータテハ  越冬明けの個体。谷汲のお寺にて。西濃地方の低標高地には生息していないはず。↓
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ヤマトシジミ  20日の朝に自宅の庭にて撮影した低温期型の♀。今年初見。↓
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by temenos | 2013-04-20 14:41 | 2013年

三河の里山~北山湿地のギフチョウ~

4月4日 所要で有給をとったのだが、思いのほか早く終了した。快晴・微風の好天気、こうなると会社へなど行くはずも無く、岡崎のギフチョウ生息地へ直行する。水田周りは、イノシシ避けの電気柵で囲われているが、まさしく日本の里山風景が広がっている。岡崎に生息するギフチョウは天然記念物に指定されており、採集者を全く気にすることなく撮影できるのは気持ちいい。車を止め、歩き出してすぐにギフチョウは姿を見せてくれた。但し、かなりのスレ個体。コバノミツバツツジでの吸蜜を撮影する。暫くしてもう一頭が、林床を這うようにやってきた。この個体は比較的新鮮、おきまりの地面ベタ開翅を繰り返しながら、樹上に消えていった。水田周りにはツマキチョウが多いが、これもお決まりで全く止まらない。飛翔を撮影するが、ボツ写真の山を築き上げただけであった。ミヤマセセリは全く見かけず、アラカシの幼木にはムラサキシジミが多かった。少し粘りたかったが、ギフチョウが姿を見せなくなったので切り上げる。帰りながら豊田あたりの様子を調べる。クヌギの大木が多いので、こまかく調べればクロミドリを発見できそうである。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


ギフチョウ  黒っぽい東海地方のギフチョウ、右前翅外縁を破損しており、右尾状突起も喪失している。↓
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ギフチョウ  上記と同一個体、コバノミツバツツジで吸蜜する。↓
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ギフチョウ  この個体はまだ新鮮、ただ地面で開翅するばかり。↓
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ムラサキシジミ  地面に近いアラカシのひこばえや幼木に多くが日光浴していた。↓
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ツマキチョウ  北海道ではお目にかからず、久しぶりのツマキチョウ。こんなピンボケしか撮れなかった。↓
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ベニシジミ  求愛行動中、♀は拒否行動をとり交尾は成立せず。↓
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ツバメシジミ  今日も交尾個体や産卵行動を見る。ベニシジミとともに美しい蝶である。もし両種が希少種ならどれほどもてはやされただろう。↓
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by temenos | 2013-04-04 21:50 | 2013年