ぶらり探蝶記

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奥琵琶湖でのひと時~ウラジロミドリシジミ~

6月29日  奥琵琶湖を外来魚駆除のために訪れた。炎天下、貴重な時間を蝶ではなく魚に費やす。おびただしいブルーギルやブラックバス、こんなのいくら採ってもキリがないと思いつつ、順調に釣り上げる。せっかくここまで来たのだからといって、少しの時間探蝶する。ナラガシワの林に向かい、木をつついてみても見慣れた赤いのや水色のヤツばかり。ようやくお目当ての蝶が飛び出すが、見かけたのはこの♀1頭のみ。時期的にも時間的にも遅すぎるのは承知していたが、少々がっかりであった。夕刻、湖畔のハンノキ林でミドリシジミのテリ張りを見て撤収する。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


アカジジミ  ナラガシワの林を叩いてみたら、ボロボロのこんなのや・・・、↓
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ミズイロオナガシジミ  スレたこんなのばかり・・・。↓
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メスグロヒョウモン  夏眠に入ろうとしているのか、これも林内でチラホラ。↓
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ウラジロミドリシジミ  ようやく♀が梢の奥にいるのを発見。少しつついてみたら・・・。↓
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ウラジロミドリシジミ  飛び出して下草で開翅。この時期、鮮度は仕方無いところ。↓
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ミドリシジミ  夕刻、湖畔のハンノキ林でテリを張る。やはりスレ個体がほとんど。↓
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ミドリシジミ  上記と同一個体。赤いダニに寄生されている。↓
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by temenos | 2013-06-30 08:55 | 2013年

北陸の山頂にて~ゼフと遊ぶ~

6月23日 北陸のとある山頂に仲間達とやってきた。朝7時半、朝日まぶしいブナ林を見て歩く。友人の一人が下草で開翅するフジミドリ♀を発見。皆で慎重に撮影する。この後、ブナを叩いてみても肝心の♂は樹上に舞い上がるばかり。ウラクロは新鮮、しかしこの時間だと開翅しない。尾根筋で活動を始めたフジミドリが止まるのを待つ。やっと近くに止まって開翅したのだが、運悪く少し離れたところにいて、撮影に間に合わないという痛恨の失態をやらかす。このポイントでアイノがテリ張りを開始し、皆そちらに夢中になる。大声で角度が悪いだのなんだかんだで賑やかしくも楽しい時間を過ごす。やはりゼフ探索は大勢のほうが楽しいし、目も多くなることで開翅のチャンスを逃す悲劇も少なくなっていい。この後、別のポイントでエゾミドリやウラキンのテリ張りを撮影した後、帰路についた。我々のグループの他に大勢の撮影者との出会いもあり、有意義な一日であった。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


フジミドリシジミ  下草で全開翅する♀。↓
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フジミドリシジミ  少し飛んで、朝日をいっぱいに浴びてV字開翅する。↓
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ウラクロシジミ  静かに止まっている♂。活動時間ではないので、いろいろやってみたが全く開翅せず。↓
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アカシジミ  少しスレているが、まだまだ元気。↓
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アイノミドリシジミ  尾根筋の谷間にぽっかり開いた空間でテリ張りする。↓
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アイノミドリシジミ  日光の関係なのか、広い空間に向かうためなのか中々いいポジションに止まらない。↓
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アイノミドリシジミ  金緑色の煌きはメスアカと並んでとても強烈。↓
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エゾミドリシジミ  V字開翅する直前。↓
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エゾミドリシジミ  今度は中々いい高さに止まらない。少しスレたこの個体が新鮮な個体を追い払う。↓
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エゾミドリシジミ  新鮮な個体が見下ろすポジションに止まったが、少し遠かったのが残念。↓
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ウラキンシジミ  曇り空になり、テリ張りを始めた。これは林道で出会った♀。↓
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ゴイシシジミ  フジミドリ探索中に現れた。ゼフではないけれど、ハエとのポジションが面白かったので・・・。↓
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by temenos | 2013-06-24 22:17 | 2013年

赤銅色のゼフ~三河のクロミドリシジミ~

6月9日 早朝から三河のクヌギ林へ向かう。朝6時前、すでに案内をお願いしていたTさんが来ておられ、♀が下草にいることを教えていただく。♂を叩きだすため9mの鮎竿を持ち出し、やっと届く高枝を叩くとパラパラと♂が飛び出す。地面や下草に降りた♂の開翅を静かに待つ。最初に開いたのは、地面に降りた個体。新鮮だが、なんだか絵にならない。表翅は赤銅色というが、日に当たらないせいなのか、どうしてもこげ茶色にしか見えない。それでもよく見ると黒の縁取りがあるのが判る。まだ夜が明けきらぬうちに活動する本種にとって、表翅は緑である必要がないのは理解できるが、なんで黒の縁取りがあるのか?こんなどうでもいいことを考えているうちに、♀と下草の個体も翅を開いた。思う存分撮影し、採集者がやってきたので当地を後にした。この後、近隣のクヌギ林でクロミドリを確認したが、木が高すぎて叩き出しも困難な所であった。こまめに探していけば多くの発生地がありそうである。さらにウラクロシジミを探して瀬戸市に転戦したが、マンサクの立ち枯れ被害も大きいようである。したがってウラクロシジミを見つけることはできずに撤収する。当地をご案内いただきましたTさん、あらためて感謝申し上げます。
(各画像はクリックすると拡大表示します)


クロミドリシジミ  下草に降りた♂、大きな複眼で暗いうちから活動する。↓
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クロミドリシジミ  薄日が差し込み始め、翅を開きだした。↓
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クロミドリシジミ  地面に降りた個体が最初に開翅した。こげ茶色の翅表に黒の縁取りが見える。↓
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クロミドリシジミ  下草に降りた個体も徐々に全開。まだまだ新鮮な個体である。↓
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クロミドリシジミ  下草に降りた♀。↓
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クロミドリシジミ  ♀の開翅。♀の表は他のfavoniusと大差ない。↓
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ミズイロオナガシジミ  ちらちら飛んでいた♂が、シダの上で開翅。こちらはグレー一色。↓
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ウラナミアカシジミ  クヌギやコナラを叩くと多くの本種が飛び出した。↓
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アカシジミ  クリの花に多くの本種が吸蜜にきていたが、時期的にスレ個体ばかり(瀬戸市)。↓
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ウラギンシジミ  秋型に比べて丸っこい夏型登場(瀬戸市)。↓
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ヒオドシチョウ  新鮮な本種の鮮やかさは、緋縅の名に恥じない(瀬戸市)。↓
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by temenos | 2013-06-09 16:04 | 2013年

蛍の舞う渓流で~オオミスジ~

6月8日 午前中は所用で動けず、さて午後は何処へ行こうか。時間は午後3時前、この時間から蝶はう~ん?ということで、北海道にいた3年間は見ることのできなかったゲンジボタルを見に行くことにして、美濃加茂に車を走らせる。夕刻、アカシジミなどのゼフが群れ飛ぶ光景を期待したのだがアカ系ゼフは全く見かけず。ウラクロシジミを2頭、ウラゴマダラシジミを1頭見かけたが、飛んでいくのをただ見上げるだけであった。仕方なく蛍の棲む渓流沿いを散策していると、ウツギの花に大き目のミスジがいるのが目に止まる。見るとオオミスジ、今年初見である。時間は5時半、活動休止前の食事なのか盛んに吸密している。6月初旬なのに少し破損していたが、渓流を背景に写し撮ることができた。夜の帳が降りてからは、ヨタカの鳴声をバックミュージックにゲンジボタルの幻想的な光のショーを静かに楽しんだ。  (各画像はクリックすると拡大表示します)


以下全てオオミスジ  ウツギで吸蜜、左右の前翅が少し破損しているが、それ以外はきれいな個体。↓
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吸蜜を止め、休んでいる所を少し引いて撮ってみた。↓
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翅を閉じたところを広角で。↓
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蛍の舞う渓流を背景に。山間の静かな風景が感じられる本日のお気に入り。↓
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by temenos | 2013-06-08 23:18 | 2013年

東美濃の山里にて~アザミに集う初夏の蝶~

6月1日 早朝のミドリシジミの開翅ショーから帰宅し、すぐに恵那市に向かう。蝶ではなく、岩村の城下の町並みや明智鉄道、明智の町並みの散策が目的である(五平餅を食べたかったのも理由のひとつ)。小さいながら落ち着いた歴史を感じる町並みは安らぎを感じた。せっかくここまで来たのだからと、山あいを探蝶する。谷間の水田脇の斜面にアザミが咲き誇り、曇り空ながら蝶たちが舞う。実はクモガタヒョウモンがいればと思っていたのだが、いたのはウラギンヒョウモンであった。アカタテハ、キタテハとも2化の個体、キタキチョウも夏型が産卵していた。ヒメキマダラセセリ、イチモンジセセリ初見。梅雨入りし、蝶の種類も賑やかになってきた。これから2ヶ月、いちばん忙しいシーズンの訪れである。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


アカタテハ  アザミが咲き乱れる土手にはカラムシも多く、新鮮なアカタテハが舞う。奥に幼虫の巣が見える。↓
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ウラギンヒョウモン  アザミの咲く土手を舞っているヒョウモンは全て本種、出初めでどれも新鮮。↓
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ヒメキマダラセセリ  見かけたのは2頭のみ、こちらはややスレ個体。↓
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イチモンジセセリ  コチャバネ?と思い、近づくと本種。結構な数がいた。↓
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キタテハ  アザミで吸蜜していたが、そのシーンは撮れなかった。夏型登場。↓
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コミスジ  もうスレ個体がほとんど。↓
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キタキチョウ  阿木川ダム湖の湖畔で、ヤハズソウに産卵する夏型。↓
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ミズイロオナガシジミ  6月2日名古屋市内の雑木林で。クヌギの葉上で夕刻の活動に備える。↓
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サトキマダラヒカゲ  6月2日名古屋市内の雑木林で。苔むしたクヌギの大木で休息する。↓
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モンシロチョウ  6月2日上2種と同じ場所で。交尾拒否された♂(手前)と♀(奥)が並んで吸蜜。↓
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by temenos | 2013-06-02 20:38 | 2013年

煌きの季節到来~知多半島のミドリシジミ~

6月1日 日の出前の早朝から知多半島のハンノキ林に向かう。水田奥にあるハンノキ林は朝露に濡れ静まりかえっている。ハンノキを叩き、ミドリシジミに降りてきてもらい、静かに開翅を待つ。ここは有名ポイントなのだが、採集者や撮影者はおらず独占状態。ただ、ハンノキ林の中には、人が通った「けもの道」があちこちにできており、ここが有名ポイントであることを認識させられる。ここに来る前に、静かに撮影したくて他の場所のハンノキ林に向かったのだが、ミドリシジミは全く飛び出さず、コナラにコクワガタのペアを見るのみであった。ハンノキ林に朝日が差し込み始めると、あちこちで開翅を始めた。全て♂、♀は1頭見かけたのみで開翅する前に樹林に飛び去る。本種はまさに「緑」シジミの輝きを持っている。煌きの強さではアイノやメスアカに及ばないが、素晴らしい美しさであることは間違いない。それぞれが十分に美しさを披露したあと、順次樹冠に飛び去り、朝のショーは幕を閉じた。 (各画像はクリックすると拡大表示します)

以下の画像は全てミドリシジミ   水田脇の下草に佇む。まだハンノキ林に朝日は差し込まず、本種も全く動かない。↓
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少し日が差し込み始めた。翅をスリスリしだし、開翅寸前。↓
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一気に開翅した個体を正面から。この角度だと青みがでてしまう。↓
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開翅を真横から。目の高さなので余計に青みが強くなりfavoniusみたいな色合い。↓
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下草で開翅する個体を少し引いて撮影したが、これでもまだ青みが出ている。↓
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一番「緑」がでる角度からコンデジで撮影。これでも実際の美しさは表現できなかった。↓
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上と同じ角度からマクロレンズで撮影、WBの設定で大きく色合いが変化するが、これが一番見た目に近いミドリシジミらしい写真になった。↓
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by temenos | 2013-06-02 09:44 | 2013年