ぶらり探蝶記

<   2013年 07月 ( 5 )   > この月の画像一覧

信州再訪~上高地から霧が峰~

7月20日~21日 先週に引き続き、信州の高標高地を訪れる。一人で霧が峰から八ヶ岳山麓を探蝶する予定であったが、家族が先週悪天候で断念した上高地へ行きたいというので、急遽予定変更し上高地へ向かう。アカンダナの駐車場付近で卍を繰り返すゼフを見る。アイノかジョウザンであろう。上高地の天候はまずまず、相変わらず人は多いが、何時訪れてもここの素晴らしさは変わらない。小梨平で新鮮なウラゴマダラシジミを撮影、明神に向かう林道にはコヒョウモン、ヒカゲチョウ、クロヒカゲ、ヤマキマダラヒカゲ、ヒメキマダラヒカゲが多い。フタスジチョウはスレ1頭を見たのみ。オオイチモンジのポイントでは、まだ越冬明けのキベリタテハがボロボロの状態で残っていた。オオイチモンジは、気持ちよさそうに滑空するのを見たのみで、吸水には降りてこなかった。家族帯同なので、この日の探蝶はここまで。宿泊先である白樺湖に向かう。21日は朝から高原内の湿原を探索する。ウラギンヒョウモン、コキマダラセセリ、ヒメシジミが多い。ウラジャノメもチラホラ飛んでいる。探すこと1時間、ようやく目的のコヒョウモンモドキを見つける。多産地であるはずのここで見つけたのはこの1頭のみ。かつては踏みつける程たくさんいたという。近年著しく減少している本種の将来が危ぶまれる。夏の草原を群れ飛ぶ小さくて可愛い蝶、いつまでも残って欲しいと願いながら当地を後にした。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


河童橋から見た岳沢  ここをつめて探蝶したかったが・・・。↓
f0211980_2321478.jpg


ウラゴマダラシジミ  まだまだ新鮮な♀、この時期にここで会うとは思わなかった。↓
f0211980_2321916.jpg


コヒョウモン  林道脇の日の差し込む箇所には多く飛んでいた。↓
f0211980_2323093.jpg


フタスジチョウ  こちらはかなりスレている。↓
f0211980_2323870.jpg


ヒメキマダラヒカゲ  地味だが、新鮮な本種は美しい。↓
f0211980_232461.jpg


キベリタテハ  ボロボロの個体、よくこの時期まで生き残っていた。↓
f0211980_2325673.jpg


サカハチチョウ  春型がまだ残っていた。↓
f0211980_233465.jpg


ウラギンヒョウモンとコキマダラセセリ  夏の信州の高原を代表する2種が仲良く吸蜜する。↓
f0211980_2331771.jpg


コヒョウモンモドキ  この1頭だけが狭い範囲を飛び回っていた。↓
f0211980_2332563.jpg


コヒョウモンモドキ  全開翅する。↓
f0211980_2333237.jpg


コヒョウモンモドキ  地面近くで開翅したのを広角で。↓
f0211980_2333915.jpg

[PR]
by temenos | 2013-07-21 23:16 | 2013年

鈴鹿から伊吹へ~照葉樹林と草原の蝶~

7月15日 早朝の雨が止み、明るくなってきたので大慌てで鈴鹿へ向かう。今日の本当の目的は伊吹のミヤマカラスシジミなのだが、それまでちょっと寄り道。キリシマミドリのポイントは、今にも降り出しそうな曇り空で気温は22度。発生していれば叩けば落ちて来るのでは?との期待から丁寧にアカガシを叩いて廻る。そして目的の蝶は少ないながら出てくるも期待に反して舞い上がるばかり。ようやく♀が撮影できる範囲に止まる。一番のポイントでは♂1頭が軽やかに樹冠を渡って行くのを見る。帰り際に叩いたアカガシから♂が飛び出し、少し低いところに止まった。極めて新鮮、後翅をスリスリし出し、開翅への期待が膨らむ。後翅からキラリと金緑色の煌きが覗くが、いくら待っても開翅はしてくれなかった。雨が降り出した時にタイムアップ、待ち合わせの伊吹へ向かう。こちらの草原では無数のオオウラギンスジヒョウモンが舞っていた。こんなに沢山のオオウラギンスジヒョウモンを見たのは初めてで驚かされた。草原の林縁ではオオムラサキが颯爽と滑空している。目的のミヤマカラスシジミは午後2時くらいになってようやく現れた。狙いをつけていた樹木の白い花で吸蜜する。吸密する花は見上げる高さで、背景は白っぽい曇り空、被写体は暗色で露出を含め撮影には難渋した。しかし、なんとか当地特有の「ムモン」ミヤマカラスジシジミを撮影することが出来たので、心を残さずに所用に向けて当地を撤収した。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


キリシマミドリシジミ  最初に飛び出した♀。ヨタヨタと杉の木に止まった。↓
f0211980_22364880.jpg


キリシマミドリシジミ  アカガシに静止する♂。極めて新鮮。↓
f0211980_22365937.jpg


キリシマミドリシジミ  他のゼフにはない白さと紋様、贔屓目もあるが断然かっこいい。↓
f0211980_223774.jpg


キリシマミドリシジミ  屈指の美麗種であることを証明するかのように後翅から金緑色の煌きを見せる。全開翅を撮りたい欲望が沸き起こる。↓
f0211980_22371334.jpg


オオウラギンスジヒョウモン  草原を飛んでいるヒョウモンのほとんどが本種。新鮮な♂。↓
f0211980_22373658.jpg


オオウラギンスジヒョウモン  やはりヒョウモンは♀が雄大でかっこいい。交尾している2ペアを見かける。↓
f0211980_22374235.jpg


オオムラサキ  梢の先端でテリを張り、領空侵犯する全てのモノに毅然とスクランブルをかける。↓
f0211980_22374960.jpg


ミヤマカラスシジミ  いわゆるムモンミヤマカラスシジミ、白線はほとんど消失している。
f0211980_2238126.jpg


ミヤマカラスシジミ  吸蜜は午後からと言われていたが、午後2時過ぎに3頭続けて飛来した。↓
f0211980_22382033.jpg

[PR]
by temenos | 2013-07-16 22:51 | 2013年

信州の高原巡り~夏の草原の蝶たち~

7月13日~14日  家族旅行を兼ねて信州の高原を訪れる。初日は高ボッチ、二日目は上高地に行く予定を組む。宿泊は奥飛騨、朝から上高地に向かおうとしたが、強い雨が降り出したため上高地は諦めて霧が峰に向かう。しかし、こちらも天候が芳しくなく、きびすを返し開田高原に立ち寄る。高ボッチも開田高原も下界の酷暑がうそのように爽やかで心地良かった。高ボッチへ向かう道路脇の谷すじでメスアカミドリの卍飛翔を見る。オオムラサキも颯爽と滑空していた。高ボッチではウラギンヒョウモンやヒョウモンチョウが多い。ヒメヒカゲもあちこちから飛び出すが、会いたかったコヒョウモンモドキは全くいない。シカがクガイソウを食い尽くしたのが原因なのか絶滅した模様である。二日目の開田高原では大きな成果は無かったが、向かう途中でキマルリの新しい生息地を発見した。*高ボッチのヒメヒカゲは採集禁止です。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


メスアカミドリシジミ  車道脇の谷すじで卍バトルを繰り返す。↓
f0211980_22234823.jpg


ヒメヒカゲ  草原の低い草の中を跳ねるように飛ぶ。これを初めて見た家族からは、「黄金のジャノメチョウ」がいる!との声があがった。↓
f0211980_2224280.jpg


ヒメヒカゲ  開翅する♂、すでにスレている。↓
f0211980_2224819.jpg


コキマダラセセリ  この時期に高原に来るとたくさん飛び交っている。ハクサンフウロ?で吸蜜する。↓
f0211980_22242116.jpg


ヒョウモンチョウ  ウラギンヒョウモンに混じって少し小型の本種も数多く飛んでいる。↓
f0211980_2224331.jpg


ヒメシジミ  まだ新鮮な♂。白い縁毛も美しい。↓
f0211980_222442100.jpg


スジボソヤマキチョウ  外縁の縁取りが無いせいか、黄色い紙を切り抜いただけのようなペラペラさを感じる。飛翔している姿は綺麗である。↓
f0211980_22245199.jpg


スジボシヤマキチョウ  逆光で。シロチョウ系の蝶は逆光で撮ると美しい。↓
f0211980_22245795.jpg


ヒメキマダラセセリ  アザミの周辺をすばやく飛び回る。↓
f0211980_2225660.jpg

[PR]
by temenos | 2013-07-15 22:40 | 2013年

再び木曽谷へ~尾突四白への憧れ~

7月8日 6日の木曽谷でのチャレンジでは、豪雨に意気消沈し早めに切り上げたのが裏目に出た。この日は夕刻を待たずに、キマルリが雨の隙間をついて飛び出したと後で知る。なんであと2時間待てなかったのかと悔やんでも後の祭りとはこのこと。「諦めたらそこで試合終了だよ、三井くん」との安西先生の言葉が頭をよぎる。しかし、それならもう一回行けばいいんじゃない?とのことで、立て込んだ仕事をなんとかやりくりし、本日午後から現地へ向かう。名古屋は猛暑日、木曽谷も暑い。夕刻、4時半になってようやくキマルリがテリ張りを始めた。小さなキマルリが元気いっぱいに下草を飛び回る。ここでは、地面のアリの巣から羽化個体がでてくるとの事。そのせいなのか、全ての個体が草原でテリを張る。合計10頭以上出ていたようだが、8頭は採集者のネットへ。ひととおり採りつくされたせいか、5時半を過ぎると全く飛ばなくなった。見かけたキマルリは新鮮な個体とかなりのスレ個体が半々程度であった。しかし、平日に来てもこの状態なのか、少々空しい気持ちで現地を後にした。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


キマダラルリツバメ  どこからともなく突然飛来し、シダに静止する。↓
f0211980_230276.jpg


キマダラルリツバメ  静かにV字開翅する。裏面はそうでもないが、翅表はかなりスレている。↓
f0211980_2303680.jpg


キマダラルリツバメ  斜面のイタドリでテリを張る。この日一番の個体。↓
f0211980_2304751.jpg


キマダラルリツバメ  上記個体がV字開翅する。暑さと強烈な日差しのせいなのか全開しない。↓
f0211980_231014.jpg


キマダラルリツバメ  角度を変えて青空を背景に。背景がスッキリ抜けると撮影してても気持ちいい。しかし、この個体は直後にネットへ。↓
f0211980_2311136.jpg


キマダラルリツバメ  ハギに止まり全開翅する。残念ながらかなりのスレ個体。これも直後にネットへ。↓
f0211980_2312622.jpg


キマダラルリツバメ  ススキの葉上で。逆光気味だったが、いい雰囲気に撮れた。↓
f0211980_2313319.jpg


タマゴダケ?  カシワ・ミズナラの林内で。タマゴダケって赤かったように記憶しているが・・・。鮮やかな黄色にドキッとする。↓
f0211980_23140100.jpg

[PR]
by temenos | 2013-07-08 23:17 | 2013年

木曽谷探索~柏疎林の蝶~

7月6日 長野南部の天気予報は曇り時々雨であったが、運を天に任せて長野南部に向かう。先週の日曜も長野南部から三河北部と探索したが、曇り時々雨の天候でおまけに高標高地では気温20度以下、当然さしたる成果なし。ということでリベンジなのだが、今日は目的の蝶が違う。現地に向かうにつれ雲は厚くなる。しかし現地着時点では薄曇で時々太陽が顔をだす。目的の蝶には時間が早すぎるので、カシワ喰いのゼフにでも遊んでもらおうと思ったが、こちらは時間が遅すぎるし気温も高い。足元がずぶ濡れになるのも気にせず、カシワを叩いても予想どおり樹冠に舞い上がるばかり。ようやくフラフラと1頭降りてきたと思ったらミズイロオナガでがっかりする。しつこく叩いていると赤と黒がフラッシュバックするのが下草に降りる。ウラミスジシジミ、今期初見である。翅をスリスリし始めたので開翅を期待したが、いきなりビュンと飛んでおしまい。草原にはコキマダラセセリが多い。ニイニイゼミも合唱しており、夏の訪れを実感できる。昼食でもとって午後のテリ張りに備えようとしたところ、突然の豪雨。これは1時間ほどで止んだが、雲行きは怪しく目的の蝶は姿を見ることも無く、失意のうちに撤収する。名古屋に近づくにつれ天候は回復。くやしいので東美濃の雑木林の樹液酒場によってみるも、カナブンとコクワガタばかりで蝶は全く来ていない。うまくいかない時ってこんなもんだろう、また来週である。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


ミズイロオナガシジミ  標高800m、少しスレているが、まだマシな個体、でもミズイロか・・と思ってしまう。↓
f0211980_22141679.jpg


ハヤシミドリシジミ  カシワの葉上に止まる♂。時折マリンブルーを煌かせて飛び出すが下には降りてこない。↓
f0211980_22143485.jpg


ハヤシミドリシジミ  こちらもカシワの葉陰に静止する♀。↓
f0211980_22144182.jpg


ウラミスジシジミ  下に降りた?むりやり降ろした?開翅を期待したが、すぐに舞い上がってしまった。↓
f0211980_22144775.jpg


オオチャバネセセリ  オカトラノオで吸蜜後、シダで休息する。↓
f0211980_22145853.jpg


コキマダラセセリ  オカトラノオで吸蜜。この花が咲き、この花で吸蜜する蝶を見ると夏の到来を感じる。↓
f0211980_2215994.jpg


コキマダラセセリ  雨に濡れた愛車のフェンダーで吸水する。何が気に入ったのか、追い払ってもすぐに戻ってきた。↓
f0211980_22151920.jpg


ウラナミシジミ  6月30日に長野南部の標高1100mのスキー場にて撮影。この個体以外にも2頭見かけた。この時期に、こんな箇所で初見するとは考えもしなかった。↓
f0211980_22182479.jpg


スジグロシロチョウ  6月30日 温泉地脇の林縁で交尾する。この日はこんな写真ばかり、貧果の現れである。↓
f0211980_22183122.jpg

[PR]
by temenos | 2013-07-06 22:37 | 2013年