ぶらり探蝶記

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伊那谷の秋~河川敷のシジミチョウたち~

9月22日 うす曇ながら天候はまずまず。心身両面で昨日までの疲れが残っていたが、温泉にでもと思いながら伊那谷に向かう。ゆっくりめの出発であったが、三連休の中日、大渋滞に遭遇してしまう。まぁ、ミヤマシジミとクロツバメシジミであれば2時間もあれば充分撮影できるとの余裕からか、のんびり走って現地に着く。時間は13時、河川敷のコマツナギの上を多くのブルーのシジミが舞っている。鮮度は様々、澄み切った秋空のようなブルーの翅表を堪能する。護岸のツメレンゲは花穂は伸びているものの、開花まではもう少し。クロツバメシジミも鮮度は様々。ミヤマシジミもクロツバメシジミも多化性なのだが、この時期が最も似合っているように思う。夕刻までのんびりと撮影した後、温泉で体を休め帰路に着く。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


ミヤマシジミ  全開翅する♂。ややスレているが深いブルーが美しい。↓
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ミヤマシジミ  吸密する♂。この個体は新鮮。↓
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ミヤマシジミ  同じく吸蜜しながらV字開翅する♂。↓
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ミヤマシジミ  少し赤っぽい翅裏の♀も美しい。きらびやかな蝶である。
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ミヤマシジミ  V字開翅する♀。↓
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ミヤマシジミ  開翅する♂を広角で。↓
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ミヤマシジミ  夕刻、柔らかな秋の夕日を浴びながら活動を停止する。↓
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クロツバメシジミ  新鮮な♂。↓
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クロツバメシジミ  V字開翅する♂。↓
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クロツバメシジミ  極めて新鮮な♀。↓
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クロツバメシジミ  強引に求愛するも交尾には至らず。↓
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アサマイチモンジ  数頭の本種が忙しく飛び回っていた。↓
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by temenos | 2013-09-23 17:15 | 2013年 | Comments(8)

離島探索~国境の島から~

9月20日~21日  事前情報によると会える確率は1%以下、先週および先々週に訪れた撮影仲間も全くその姿を見ていない。そのような状況の中、一大決心をして対馬に向かう。朝9時、仲間と合流して探索開始。事前情報から探索範囲を絞り込んであり、予定に沿って林道を見て歩く。シカ、イノシシによる食害が酷く、ヌスビトハギもチラホラといったところ。当然、目的の蝶の姿もない。探索二日目にヌスビトハギが群生している箇所を発見するが、ここにも蝶の姿は無く、このような比較的条件がよさそうな場所でも生息を確認することはできなかった。地元の方との話の中では、昔はシカはヌスビトハギなど食べなかったという。いかにシカが増えているかをうかがい知る言葉であろう。地元の方の案内で、5月まで生息が確認されていたスギ林を訪れるが、ここにも全く姿なし。ツシマウラボシシジミは自然状態では絶滅と言って過言ではなかろう。風光明媚な国境の島から、大切な蝶が姿を消してしまうのであろうか。保全活動は少しづつではあるが進められている。成功を祈るばかりである。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


ウラナミジャノメ  ここでは普通種、本州のヒメウラナミジャノメくらい沢山生息している。↓
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ウナラミジャノメ  ヌスビトハギの群生地で開翅する。↓
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イシガケチョウ  対馬暖流の影響なのか、多くの本種を見かけた。↓
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キマダラセセリ  ここの本種は驚くほど小さい。写真ではわからないが、小指のつめほどしかない。↓
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モンキアゲハ  ヒガンバナが真っ盛り。多くのクロ系アゲハが訪れる。↓
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ミヤマカラスアゲハ  吸蜜する♀。左後翅が大きく破損していた。↓
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カラスアゲハ  この個体は比較的新鮮。ミヤマカラスに比較して非常に少ない。↓
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ヌスビトハギ  いわゆるヒッツキムシで敬遠される植物を今回ほど真剣に探したのも初めてである。↓
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by temenos | 2013-09-23 16:47 | 2013年 | Comments(2)

台風を耐えて~都会のシルビアシジミ~

9月19日 夕刻の移動前のわずかな時間、伊丹のシルビアシジミの様子を見に行く。台風18号による大出水で、河川敷が洗われたようだ。サッカー場は無残にも砂州のよう。流木やゴミなども散乱している。さすがにシルビアも大きく影響をうけたようで、2頭みつけるのがやっと。飛んでいる蝶も少ない。驚いたのは、スズムシやエンマコオロギが川原で鳴いていたこと。広い河川敷を土手まで避難したのだろうか?昆虫達のたくましさを垣間見た。シルビアも徐々に復活していくであろう。 (各画像はクリックすると拡大表示します)

シルビアシジミ  河川敷の土手周辺をすばやく飛び回る。↓ 
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シルビアシジミ  慣れてくると飛んでいてもヤマトシジミとの区別はおおよそつくようになる。↓
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ツバメシジミ  本種は簡単に翅を開いてくれるのだが。↓
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ベニシジミ  一本だけ生えていたワレモコウに静止する。↓
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チャバネセセリ卵  チャバネセセリが産卵していた。残念ながらカメラを向けると飛び去った。↓
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by temenos | 2013-09-23 16:15 | 2013年 | Comments(4)

コムラサキと遊ぶ~西三河の川原~

9月14日 クロコムラサキに会いたくて矢作川に向かう。川原の堤防沿いに延々と続くヤナギやクワ、アキニレの林。堤防に近いものだけを一本一本丁寧に見て歩く。探すこと30分、一本のヤナギの高所に多くのコムラサキが集まっているのを見つける。最多で9頭いたが、そのうち3頭はクロコムラサキのようだ。この辺りでは、クロコムラサキの比率は30%程度のようなので、その確率どおりの数である。時折、翅を開くが、なにしろ遠いのと角度が悪いのとで翅に紫が出ない。どうしたものかと思案していることころに鳥が侵入し、コムラサキを全て追い払ってしまった。仕方ないので、一旦この場所を後にしアサギマダラの集まる山頂に向かう。しかし、まだ早いのかアサギマダラの姿を見ることはなかった。車道沿いのクサギには、モンキアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハが時折やってくる。山頂付近でヤクシマルリシジミの♂を見つけるが、撮影は叶わず。少し遊んだ後、再び河川敷に戻る。そろ そろテリ張りの時間だが、ヤナギの樹液にはコムラサキが数頭戻ってきていて吸汁に忙しい。4時を過ぎてようやくポツポツとテリを張り出す。褐色型と黒色型は飛んでいても大体区別がつく。少し遠いが、紫が綺麗に出る位置にクロコムラサキが止まる。しかし、かなりの破損個体。今日はきれいな♂のクロコムラサキは最後まで目の前には来てくれなかった。撤収を決めて、川原をトボトボ歩いていると、小さなヤナギで開翅しているクロコムラサキのピカピカの♀を見つける。9回裏の逆転弾となったが、ピカピカのクロコムラサキの♂は課題として残った。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


クロコムラサキ  残念ながら右前翅、右後翅とも大きく破損している。↓
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クロコムラサキ  上記と同一個体、少し近いところに止まった。↓
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コムラサキ  これくらいの新鮮さがクロコムラサキにも欲しかった。↓
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クロコムラサキ  夕刻のヤナギ林で開翅する新鮮な♀。↓
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クロコムラサキ  V字開翅を横から、この後近づきすぎて飛び去られる。↓
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コムラサキ  樹液に集まるコムラサキ達、この写真では合計8頭が確認できる。↓
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ルリタテハ  コムラサキの集まるヤナギの横に生えるクワでテリを張る。残念ながら、これもかなりの破損個体。↓
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ヒメアカタテハ  ヒメアカタテハは非常に多くの個体が飛び交っていた。↓
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モンキアゲハ  一番多く見たアゲハが本種、残念ながら撮影できたのはご覧のボロボロ個体のみ。↓
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カラスアゲハ  クサギで吸蜜する。クサギに集まるクロ系アゲハは晩夏から初秋の風物詩。↓
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by temenos | 2013-09-14 22:51 | 2013年 | Comments(6)

雨上がりの午後~いつもの河川敷~

9月8日 朝からの雨も上がった午後、晴れ間も見えてきたので矢田川河川敷に向かう。といっても歩いて5分以内である。エノキの樹冠をゴマダラチョウが軽快に舞っている。今日は多くのイチモンジセセリを見る。大きめの青いシジミが舞っていたので、ヤクシマルリか?と期待したが、ただのルリシジミであった。キタテハがカナムグラに産卵していた。綺麗なウラナミシジミ♀を撮影する。モンシロ、キタキチョウ、モンキチョウ、アオスジアゲハなどなど普通種のオンパレードだが、少しの晴れ間に、ここぞとばかりに飛び交って賑やかな河川敷であった。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


ルリシジミ  軽快に飛んでいた。止まったところを見ると・・・、なんだルリか・・・。↓
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ヒメアカタテハ  青空が背景に入ると気持ちがいい。↓
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キタテハ  カナムグラに産卵する。↓
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ウラナミシジミ  綺麗なブルーを見せながらV字開翅する♀。↓
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モンキチョウ  春先と秋にしかカメラうを向けないような・・・。↓
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モンシロチョウ  こちらもめったにカメラを向けないような・・・。↓
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ツマグロヒョウモン  本当にそこらじゅうに飛んでいる。植栽のヒャクニチソウで吸蜜する♂。↓
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ウスバキトンボ  空中でホバリングする。トンボの仲間では一大勢力、一番多い。↓
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by temenos | 2013-09-08 21:52 | 2013年 | Comments(2)

大雨の後~矢田川河川敷~

9月7日 東海豪雨を思いださせる大雨の後、水が引いた矢田川河川敷の様子を見に来た。多くのクワガタなどを呼び寄せたアキニレの根元まで水が流れた後が残っている。当然、クワガタの姿はなし。木の上部をカナブンが飛んでいる。細い枝の樹液に集まっているようだ。そして、そこに舞う2つの黒い影、ゴマダラチョウ!やっとご神木に蝶がきてくれていた。そして、それらを狙うかのように、オオカマキリの姿も。河川敷のクズの群落上を数頭のウラナミシジミが活発にとんでいる。キマダラセセリは極めて新鮮、驚かしても少し飛び移るだけ。どうしたわけか、あれほどいたイチモンジセセリはあまり見かけなかったが、ヤマトシジミとツマグロヒョウモンは急に数を増してきた。矢田川は大雨による大出水で、川床のヘドロやゴミは一気に洗われて綺麗な砂利の清流になっていた。雨後に臭っていたドブ臭さも全く無い。オイカワの稚魚も沢山いて、故郷の杉原川(兵庫)を思い出す。川岸の浅瀬で細くうねるものを発見、なんとニホンウナギの幼魚である。大水の影響なのか、少し弱っていて動きが鈍い。5月には大きなナマズを見つけたが、ウナギも残ってくれているようだ。川もこの状態が続けばいいのだが、すぐに汚れた川に戻ってしまうだろう。それでも生き物たちは、健気に頑張っている。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


ゴマダラチョウ  アキニレの細枝で休む。本日は2頭きていた。↓
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キマダラセセリ  羽化直後と思われる新鮮な個体。↓
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チャバネセセリ  イチモンジに比較して数は少ない。↓
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ツマグロヒョウモン  河川敷だけでなく、そこらじゅうで飛んでいる。新鮮な♀。↓
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ウラナミシジミ  クズの葉上で開翅する。随分と数を増してきて、秋の様相が漂う。↓
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ベニシジミ  黒い高温期型。↓
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オオカマキリ  アキニレの樹上で獲物を待ち受ける。
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ニホンウナギ  今や絶滅危惧種、もう少し大きれば天然モノの蒲焼に・・・と思ってしまった。↓
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by temenos | 2013-09-08 13:29 | 2013年 | Comments(0)

秋の足音~矢田川河川敷~

9月1日 昨日からの東京出張に合わせて、本日は横浜でアカボシゴマダラでもと考えていた。しかし、出発時の天気予報が芳しくなく撮影機材は持たずに出かけたところ、なんと今日の東京は朝から快晴。悔やんでも仕方ないが、早朝の便で名古屋に戻る。雲行きが少し怪しい中、昼前からごく近くを散歩。矢田川の土手にはヤマトシジミ、ツマグロヒョウモンが多い。河川敷ではイチモンジセセリが一気に数を増してきた。最近まであまり見なかったヒメアカタテハは何頭も姿を見せ、そのうちの1頭はヨモギに産卵している。そのすぐ近くでは、キタキチョウが産卵していた。川原に数本だけ生えているアキニレの樹液には蝶の姿無し。木のうろにコクワガタ、ヒラタクワガタを見る。しかし、ここに生えているアキニレは4本しかなく、周りにはエノキやクワが生えているものの、林ではなく空間がスキスキの原っぱなのである。にもかかわらず、採って2日もたてば、次のコクワガタやヒラタクワガタがやってくる。河川敷から離れれば周りは全くの市街地なのだから、いったい彼らはどこからやってくるのか。打出の小槌のようなご神木なのであるが、肝心の蝶には全く御利益無し。河川敷の蝶は普通種ばかりだが、秋の気配をヒシヒシと感じた。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


ベニシジミ  早春から晩秋まで、フルシーズン元気に飛び回る。↓
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キタキチョウ  メドハギに産卵する。↓
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ヒメアカタテハ ヨモギに産卵する。↓
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ヒメアカタテハ  産卵後、開翅して休息する。↓
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イチモンジセセリ  急激に数を増してきた。新鮮からスレまで様々。↓
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イチモンジセセリ  河川敷の花には、無数の本種が群がるが、不思議とチャバネセセリは全く見かけず。↓
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アキニレの木  周りには林はなし、クワガタやカブトを呼ぶご神木だが、蝶には御利益なし。↓
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樹液酒場  この写真は少し前のものであるが、シロテンハナムグリやカナブンが群がる。
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ヒラタクワガタ  貴重?な名古屋市東区産。市街地である東区で生息しているのは恐らくここだけと考える。本種は、このような状態で昼間見つかることはまず無い。日中は木のうろや裂け目などに身を潜めていることがほとんど。これも木のうろから引っ張り出して撮影。↓
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by temenos | 2013-09-01 22:09 | 2013年 | Comments(4)