ぶらり探蝶記

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安曇野の自然に浸る②~渓谷のクモマツマキチョウ~

5月25日 前日は大町温泉郷の叶家に宿泊。朝から家族サービスをこなし、クモマツマキチョウの舞う渓谷に立ち寄ったのはお昼前。昨日とはうって変わっての曇天ゆえに気持ちもあせらない。晴れないと活発に活動しない本種の撮影は難しいかと思いながらも、朝から来ておられた撮影者に状況をお聞きする。曇っているけど気温が高いせいか、ポツポツと飛んでくるとのこと。すると5分と待たずにオレンジの塊のようなクモツキが渓谷沿いを緩やかに舞う。初めて本種を目にする家族からは歓声があがる。いつ見ても美しい蝶である。ここでの吸蜜源はスミレ、地表近くでの撮影になるため背景が抜けず、写真としてはスッキリしない。しかし、蝶そのものが美しいことに変わりなく、短時間ながら久しぶりの出会いを楽しんだ。


クモマツマキチョウ  以下スミレに吸蜜に来た同一個体。↓
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ツマキチョウ  少し標高を下げると、こちらが主役。求愛飛翔。↓
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ツマキチョウ  ハタザオで活動を休止した♀。↓
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クジャクチョウ  越冬明けの個体、ここにクモツキの撮影に来ると大抵日光浴する本種に出合う。↓
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シャクナゲ  クモツキの舞う渓谷にひっそりと咲く。↓
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by temenos | 2014-05-28 20:42 | 2014年 | Comments(2)

安曇野の自然に浸る①~里山のオオルリシジミ~

5月24日 3年ぶりにオオルリシジミの保護地を訪れる。早速迎えてくれたのはミヤマシジミの新鮮な♀。樹林近くをクモガタヒョウモンが飛び回るが、撮影のチャンスは全くなし。白い綺麗なウスバシロチョウが優雅に舞う。オオルリシジミは盛期、♂は地表近くやクララの周辺を探雌飛行に忙しい。二組の交尾ペアを見つける。交尾ペアに♂が盛んにちょっかいをかけていた。♀の産卵シーンを撮影する。そう遠くない過去、残雪の北アルプスを背景に、農耕地脇や牧草地脇に沢山の本種が飛び交う光景が広がっていたのであろう。長閑な安曇野の原風景として、子々孫々に残していきたいものである。


ミヤマシジミ  いきなりの変化球、開翅する新鮮な♀。♂は全く見かけず。↓
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オオルリシジミ  シロツメクサで吸蜜する♂。♂はスレ個体が多かった。↓
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オオルリシジミ  クララで開翅する♀。この個体は左前翅がやや羽化不全。↓
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オオルリシジミ  クララで休止する新鮮な♀。↓ 
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オオルリシジミ  クララの葉上で交尾する。左が♀。↓
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オオルリシジミ  ハルジオンで交尾するペアにちょっかいをかける♂。↓
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オオルリシジミ  クララに産卵する♀。↓
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ウスバシロチョウ  白い綺麗な♂。東海地方の黒っぽい個体とは大きく印象が異なる。↓
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by temenos | 2014-05-26 20:48 | 2014年 | Comments(6)

蒼穹に颯爽と~愛知県のミカドアゲハ~

5月17日 所用で南知多に向かうが、少し早めに出発しちょっと寄り道。目的はミカドアゲハ、現地に9時半着、許された時間は1時間半。快晴だが風が強い。早速、神社の森を駆け上がっていくミカドを発見。少し待っていると、1頭の新鮮な個体が水田に舞い降り下草に止まる。とりあえず、撮影はできて一安心。森の上には数頭のミカドが舞っている。採集者は5名、撮影者は3名。少し離れたミカンの木の前で、一人の地元採集者の方に話をお聞きする。当地でのミカドアゲハの生態について詳しく教えていただく。そうこうしているうちにミカンの花に次から次へと吸蜜に訪れる。撮影できると次々にネットに収まっていくのは少々心苦しい。昨日と本日で20頭ほどがネットインされたようである。気温が上がるにつれ、ミカドの活動は活発になっていったが、残念ながらここで時間切れ。他には、アオスジアゲハ、アゲハ、ナガサキアゲハ、モンキアゲハ、カラスアゲハを見る。


ミカドアゲハ  新鮮な個体が水田脇に舞い降りて休止する。↓
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ミカドアゲハ  ミカンで吸蜜するややスレた個体。↓
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ミカドアゲハ  シロツメクサで吸蜜する極めて新鮮な個体だが、直後にネットへ。↓
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ミカドアゲハ  ミカンで吸蜜する新鮮な個体。↓
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ミカドアゲハ  同じくミカンでの吸蜜を横から。↓
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ミカドアゲハ  背景が抜けると写真としては引き締まる。↓
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ミカドアゲハ  ミカンの樹上を飛び回る。↓
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ミカドアゲハ  ミカンの花をめがけて。↓
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by temenos | 2014-05-17 22:05 | 2014年 | Comments(8)

三河の渓谷を歩く~寒狭川のほとりにて~

5月11日 本日も特に目的を定めず、豊川上流部の寒狭川流域をぶらついてみた。猫の額のような水田脇や道路沿いをウスバシロがゆったりと舞っている。アザミやハルジオンで吸蜜している個体も多い。みかけるのは交尾嚢をつけた♀がほとんど。少ない♂はしつこいくらいに♀にアタックをかけている。草むらに潜り込み、産卵行動をとる♀を見る。黒系アゲハはクロアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、オナガアゲハがツツジに群れている。特にオナガアゲハは、過去一度に沢山見かける蝶ではなかったが、今日は沢山見かけた。コチャバネセセリ初見、普通種ながら新鮮な本種は黄金の毛をまとい、なかなかゴージャス。


ウスバシロチョウ  愛知県三河産のバシロ、アザミで吸蜜する♀。↓
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ウスバシロチョウ  花の白さと比較すると本種も白くないのがわかる。北海道のヒメウスバは真っ白の印象が強く残っている。↓
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オナガアゲハ  ツツジの周りで他の♂とバトルを繰り返した後、下草で休止した。↓
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コチャバネセセリ  ツツジでテリを張る♂。↓
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コチャバネセセリ  新鮮なうちは金色の毛に覆われている。↓
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トビ  川面を見つめながら旋回を繰り返す。↓
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by temenos | 2014-05-11 23:33 | 2014年 | Comments(0)

若葉燃える山里~晩春の蝶~

5月10日 晴天、清々しい1日になりそうだ。体調も戻り、朝から美濃の山間部を適当に見て廻る。ダムサイトの土手にはウスバシロチョウとキバネツノトンボが群れ飛ぶ。両種ともスレ個体多い。ウスバシロチョウは黒っぽい個体が多く、真っ白な個体は少ないように感じる。ヒメウラナミジャノメも多数見かける。ダイミョウセセリとコミスジ初見。板取川水系に場所を変える。ここでアオバセセリ初見、しかしすばやく飛び去って撮影は叶わず。サカハチチョウも初見、夕刻の日照を浴びて河原の柳に止まっていた。まさに晩春から初夏への移り変わりの時期。清らかな板取川の流れには若鮎も群れていた。


ウスバシロチョウ  ハルジオンで吸蜜する2頭。交尾嚢をつけた♀が多い。↓
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ウスバシロチョウ  アザミで吸蜜。これも♀。↓
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ウスバシロチョウ  ウツギに来た♂を接近して。なんとなくゴージャスな雰囲気。↓
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ウスバシロチョウ  キバネツノトンボが群れ飛ぶ土手にて。↓
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キバネツノトンボ  本日のお目当ての一つ。↓
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キバネツノトンボ  この生息地は群れ飛ぶという言葉がふさわしいほど個体数が多い。↓
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ダイミョウセセリ  2頭見かけた。V字開翅する。↓
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ダイミョウセセリ  カラスノエンドウで吸蜜する。↓
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ヒメウラナミジャノメ  開翅する新鮮な個体。↓
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サカハチチョウ  最近見かける数が少ないように思う。河原の柳で開翅する。↓
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サカハチチョウ  晩春の夕日を浴びながら活動を休止しようとしている。↓
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by temenos | 2014-05-10 22:04 | 2014年 | Comments(0)

薫風の高原~開田高原にて~

5月2日 早朝から開田高原に向かう。狙いはチャマダラセセリとギフチョウのイエローバンド。8時半現地着、チャマには少し時間が早いので、イエローバンドの森へ先行する。既に採集者が2名、バッティングを避けて、細い林道に分け入る。早速、足元をギフチョウが舞う。時間的に地面ベタ開翅であるが、まぎれもなくイエローバンド。しかし、見かけたのはこの1頭のみ。幸先良いスタートに気分を良くして、早めにチャマのポイントに向かう。同好の方が一人で探索中。快晴、気温高く絶好の条件。斜面は草刈も火入れも行き届き、キジムシロもそこかしこで黄色い花をつけている。すぐに飛び始めるだろうとの予想に反して、1時間待っても2時間待っても一向に姿を見せない。結局二人で4時間以上探して、姿を見せたのは1回きり。これもその場に居合わせてなく撮影は叶わず。またしても同じ失敗を繰り返してしまった。当地のチャマダラセセリは昨年から急激に数を減らしているようで、正に危機的状況と感じた。探索中、体がだるく、おかしいなと感じていたが、帰宅して医者にかかると、診断はインフルエンザB型とのこと。イエローバンド(YB)撮りに行ってインフルB型(IB)とは洒落にもならない。これで今年の連休は自宅療養かな?


ギフチョウ  針葉樹の森の小道でひっそりと開翅するイエローバンド。↓
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ギフチョウ  飛ばしても地面ベタ開翅を繰り返す。↓
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ギフチョう  苔の上で開翅するイエローバンド、すぐ近くの小さな流れにはショウジョウバカマが咲いており、吸蜜源になっている。残念ながら時間的にも吸蜜は見られず。↓
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ヤマキチョウ  チャマダラセセリの生息する草地を飛び回り、ときおり地面で静止する。↓
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ヤマキチョウ  地面近くを飛び回る。翅表を撮影するには飛翔写真しかない。↓
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ヤマキチョウ  チャマの生息する斜面を軽快に降りていく。↓
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スジボソヤマキチョウ  食樹の周りを飛び、産卵行動をとる。越冬明けの本種は、破損大きくシミだらけの個体がほとんどである。↓
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スジグロシロチョウ  フキノトウで交尾する春型。↓
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ヒメイチゲ  針葉樹の森の林床でひっそりと可憐な花をつけている。↓
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オキナグサ  これも絶滅危惧種である。チャマの生息する斜面にて。↓
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by temenos | 2014-05-03 10:06 | 2014年 | Comments(6)