ぶらり探蝶記

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晩秋の一コマ~鉄道と蝶~

11月30日  いつもの河川敷には近くに名鉄の鉄橋があり、秋空と鉄道と蝶のコラボを狙ってみた。空は雲が多く、スッキリとした青空にならないため背景的には不満が残る。飛んでいる蝶はモンシロチョウ・キタキチョウ・モンキチョウ・ヤマトシジミ・ベニシジミ・ウラナミシジミ・キタテハ・ヒメアカタテハ・ツマグロヒョウモンといつもの顔ぶれだが、数は格段に減っている。河川敷から鉄橋を狙うため、背景の選択が難しい。いい場所があっても、こんどは肝心の蝶が来てくれない。四苦八苦しながらなんとか枚数だけは確保したが、できは予想通りいまいち。しかしながら久しぶりに魚眼を持ち出し、あーでもない、こーでもないと一人きりの時間を楽しんだ。時に河川敷に寝転び、体中コセンダングサの種だらけにしながら鉄橋を見上げて撮影する。行きかう親子連れやジョギングの人たちには奇異の目で見られたに違いない、通報されなくてよかった。


キタテハ  コセンダングサで吸蜜、電車が通過する前に飛び立たれる。↓
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ヒメアカタテハ  河原で日光浴する。残念ながら曇り空。↓
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ヒメアカタテハ  紅葉するクズの葉で開翅。鉄橋まで遠くかつ他のクズの葉が邪魔。↓
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ベニシジミ  本日のベストショット、残照に照らされたベニシジミと鉄道車両、青空が綺麗に収まった。↓
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ベニシジミ  上記と同じ箇所であるが、日が陰るとこんな感じ。撮影角度も良くない。↓
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ベニシジミ  キバナコスモスで吸蜜する。蝶がスレスレだし、残念ながら電車も通らず。↓
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ベニシジミ  河原で日光浴する。↓
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キタキチョウ  コセンダングサの密生する中に入り込み、撮影するも逆光でうまく撮影できず。↓
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キタキチョウ  シロチョウ科は逆光で撮ると綺麗だが、曇り空で背景が白飛びになってしまい、残念な写真。↓
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by temenos | 2014-11-30 20:02 | 2014年

小春日和に誘われて~知多半島探蝶~

11月23日 24日  好天に恵まれた3連休、秋の蝶を求めて知多半島をぐるりと廻ってみた。初冬とは思えない暖かな日、伊勢湾や三河湾を望む穏やかで長閑な里山の風景が広がる。秋真っ盛りの夕刻には、スズムシやマツムシの音色も涼しげに響き、個人的にはお気に入りのゴンギツネ発祥の地である。まずは、ムラサキツバメの越冬集団が観察できるポイントを訪れる。臨海工業地の緩衝緑地にポイントがある。シュロの葉に20頭程度の集団、アカメガシワに3頭の集団、名前の判らない常緑樹の葉に5頭の集団が眠っていた。朝早くから日が当たる箇所では、すでに数頭がツバキで吸蜜していた。集団に陽が当たりだすと、モゾモゾと動き出し、順次寝床を飛び出していく。日当たりのよいクズで、ウラナミシジミやウラギンシジミと混じって日光浴する個体もいる。初冬ならではの風景であろう。岬先端に場所を移す。ウラナミシジミ、ヤマトシジミが多い。テリハノイバラで産卵行動をとるヤクシマルリシジミを撮影する。神社の森を高速で飛び去る大型のシロチョウを見る。モンシロやモンキチョウとは明らかに大きさも飛翔も違う。ウスキシロチョウか?大慌てで追いかけるも全く止まる気配なく、颯爽と飛び去ってしまい正体は確認できず。活発に蝶たちが飛び交うのもあと少し、時間の許す限りフィールドに出よう。


ムラサキツバメ  シュロの葉上で眠る20頭ほどの越冬集団。↓
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ムラサキツバメ  陽が当たりだすとモゾモゾ動き出し、開翅したのち飛び去っていく。↓
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ムラサキツバメ  開翅する♂、♂の渋い美しさを表現するのは中々難しい。↓
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ムラサキツバメ  寝床に戻る前、開翅して体を温める♂。↓
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ムラサキツバメ  クズの葉上で開翅する♀。↓
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ムラサキツバメ  新鮮な♀もいたのだが、目の前では開翅してくれなかった。↓
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ムラサキツバメ  シュロに戻る前に開翅する♀。↓
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ムラサキシジミ  ルーミスやムラサキツバメとは違う「青」を見せてくれる。鮮やかさでは一番か?↓
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ヤクシマルリシジミ  テリハノイバラ周辺を飛び回り、産卵行動をとる♀。こちらの「青」も美しい。↓
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ヤマトシジミ  「青」の乗った低温期型の♀。この時期、♀も美しいが、♂も白みがかり美しい個体が多い。↓
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ウラギンシジミ  クズで開翅する♀。↓
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ユキムシ  樹林脇を飛び交う初冬の風物詩ユキムシ。種類が多く、どの種なのかは同定できず。
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by temenos | 2014-11-25 22:07 | 2014年

静寂の照葉樹林〜ルーミスブルーとの再開~

11月16日  前夜は東京に泊まり、早朝から房総に向かう。天気予報では快晴であったが、雲の多い空で一抹の不安がよぎる。9時半現地着、ルーミスの生息地に足を踏み入れる。土砂崩れがあり生息環境が大きく変化したと聞いていたが、実際に現場を目の当たりにすると言葉が出ないくらい酷い有様である。ルーミスたちは健在であろうか?雲が多く、晴れ間が出ないため不安がさらに大きくなる。10時半を過ぎてようやく晴れ間が広がり始める。とたんに樹冠を小さな白い蝶がチラチラと舞い始める。ルーミスとは2年ぶりの再会である。晴れ間が不安定なため活発ではない。陽が当たると開翅してルーミスブルーを見せてくれる。陽が陰ると翅を閉じ、触角を前方に伸ばした休止モードに入る。これの繰り返しである。2箇所の生息地を廻り、見かけたルーミスは6~7頭か?土砂崩れの痕も長い年数を経て、照葉樹林に戻っていくのであろう。


ルーミスシジミ(以下全て)  最初に降りてきた個体。右後翅が破損している。↓
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陽が陰ると翅を閉じる。ムラサキシジミとは一目で識別できるほど白い。↓
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アラカシの葉上で翅を広げる。しかし、前翅が後翅に重なり、全開とまではいかない。↓
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チラチラと飛び移り、開翅する。↓
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触覚を前方に突き出し、前翅を後翅に畳み込む完全な休止モード。↓
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触覚を前方に突き出したまま開翅を始める。↓
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さらに陽が当たると触角も広げ始める。↓
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大きく開翅した。このような全開翅モードになることは少なかった。↓
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by temenos | 2014-11-16 20:23 | 2014年