ぶらり探蝶記

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横浜の里山で初夏を楽しむ

5月24日 天気が1日持ちそうだったので、10時前から思い立ってフィールドへ出かける。向かった先は横浜の里山保全に積極的に取り組まれている地区である。ここを訪れるのは4年ぶり、今年は季節の進展が早いため平地性のゼフが目的である。林道上には吸水に降りたテングチョウ・ウラギンシジミ・ルリシジミがたくさん。気づかず踏み込むと水色の紙ふぶきのようにルリシジミが飛び交い、とても綺麗である。新生のヒオドシチョウを見る、やや羽化不全のため弱弱しく飛び去る。咲き始めたクリの花にはアカシジミ・ウラナミアカシジミが多い。クワの葉に止まるアカボシゴマダラの春型を撮影する。コチャバネセセリ初見。針葉樹の林内にはコジャノメが追尾飛翔に忙しい。イボタの周辺でウラゴマダラシジミが飛び始める。イボタの花にはイチモンジチョウ・ルリシジミ・ヒメウラナミジャノメ・ダイミョウセセリ・スジグロシロチョウが吸蜜に来ているも、肝心のウラゴは活動時間に入ったため止まらず飛び続ける。ようやく1頭が止まり開翅してくれたが、角度がイマイチ。オオミドリやミドリシジミ・ミズイロオナガシジミには出会わず。

アカシジミ  咲き始めたクリの花に多数の本種が吸蜜にきていた。↓
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アカシジミ  吸蜜が終わると夕刻の活動に備えて下草で休む。↓
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アカシジミ  かなりのスレ・破損個体もいたが、こちらは新鮮。↓
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ウラナミアカシジミ  クリの木の近くの灌木にたたずむ。↓
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ウラナミアカシジミ  クリの花で吸蜜する。↓
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ウラナミアカシジミ  クリの葉陰で休息する。↓
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ウラナミアカシジミ  下草のクズの新芽に止まる。↓
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ウラゴマダラシジミ  ようやくイボタに止まった。↓
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ウラゴマダラシジミ  少し飛び移って開翅する。↓
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アカボシゴマダラ  クワの葉で開翅する春型。↓
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ヒオドシチョウ  やや羽化不全、ぎこちなく飛び去る。↓
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イチモンジチョウ  林道で開翅する。↓
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by temenos | 2015-05-24 21:42 | 2015年 | Comments(0)

安曇野散策

5月23日 前日まで松本で仕事、朝からレンタカーで北アルプス山麓を目指す。快晴の予報に反して薄曇り。田植えの始まった水田に爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳が映り込み美しい。現地着9時半、有名ポイントだけに撮影者多し。この混雑を避けて、一人谷底におりる。結果的にこの判断が大間違い。谷の川底にはスギタニルリシジミがいたくらい。ハタザオも少なく、卵も確認できない。谷底で探索している間に、上部ではクモツキの♂が数頭でたらしい。上部に上がり、待機するもののスジグロシロチョウばかり。キベリタテハが緩やかに滑空していく。新鮮なアサギマダラを見る。何処からやってきたのだろうか。この状況の中、当然撮影者の数は減っていく。あきらめかけた時、ようやくクモツキの♀が現れタンポポで吸蜜。準高山蝶のクモツキがタンポポで吸蜜する姿に違和感を覚える。出会えた個体はこの♀のみ。帰りの電車のこともあり、オオルリシジミの撮影に向かう。ここのクモツキとオオルリはセットみたいなもので、先程までクモツキのポイントにおられた撮影者ばかり。沢山のオオルリがクララの周辺を活発に飛んでいる。写真を撮るという意味では、ここでの時間のほうが楽しかった。クモガタヒョウモン・イチモンジチョウ初見、但し両種とも撮影は叶わず。帰りの電車を早めて帰途につく。

クモマツマキチョウ  道路脇のタンポポで吸蜜する♀。↓
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クモマツマキチョウ  少し近づいて。↓
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クモマツマキチョウ  飛び立った瞬間。↓
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オオルリシジミ  クララの回りでの求愛飛翔。↓
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オオルリシジミ  カキツバタで開翅する♀。↓
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オオルリシジミ  クララの新芽に産卵する。↓
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オオルリシジミ  尾部を上げ、翅を震わせ交尾拒否する。↓
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オオルリシジミ  アカツメクサで吸蜜する。↓
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オオルリシジミ  求愛する♂2頭と交尾拒否する♀。↓
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オオルリシジミ  クララでV字開翅する♀。↓
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オオルリシジミ  開翅し求愛する♂。↓
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スジグロシロチョウ  クモツキのポイントで求愛する♂と交尾拒否の姿勢をとる♀。↓
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by temenos | 2015-05-24 10:09 | 2015年 | Comments(2)

西美濃の山あいで

5月17日  所用が土曜で片付いたので、日曜は西美濃の山間部に向かう。快晴だが風がやや強い。乾燥した爽やかな風が吹く。渓谷のエノキにはヒオドシの蛹が沢山、終齢幼虫は蛹化場所を探して幹をウロウロ。集団でいると気色悪い。モンキアゲハ・ゴマダラチョウ初見。サカハチはボロ、トラフシジミの♀がウツギの蕾に産卵していた。時期的にも残念ながらかなりのスレ個体。一眼レフを持ってこなかったため、コンデジで撮影する。せっかく撮れたトラフシジミのこのスレ状態、やはり相性が良くないか?

トラフシジミ  5月の清々しい青空を背景に。↓
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トラフシジミ  飛び移ってウツギに。↓
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トラフシジミ  そのまま蕾に産卵する。↓
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トラフシジミ  再び飛び移ってV字開翅する。↓
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by temenos | 2015-05-23 22:34 | 2015年 | Comments(2)

女神たちに囲まれて

5月10日 月曜は朝から松本で仕事。したがって夜に松本入りすればいいのだが、天気予報もいいのにそんな勿体ない事をするはずもなく、前日までの疲れも全く無視して、朝一番に新幹線・特急を乗り継いで松本に入る。スーツなど一式は駅のコインロッカーに入れて、今度は鈍行で女神たちのポイントに向かう。残雪の爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳が美しい。鄙びたローカル線の駅に降り立ったのは自分ひとり、歩いてポイントに向かう。さすがに有名ポイントだけに多くの撮影者だ。渓流沿いの林道ではヒメギフが探雌飛翔を繰り返している。休んでいるヒメギフに向かって、他の♂が突進していく。近づいていくという生易しい感じではなく、特攻機にように体当たりするという感じ。林内のカタクリにはギフやヒメギフたちが吸蜜にやってくる。撮影者の多くはイエローバンドが目的のようだったが、この日は見かけなかった。今年は転勤で忙しく、ギフやヒメギフに会えないと思っていたので、女神たちとの再会を思う存分楽しむ事ができた。撮影者の殆どがポイントから去られた後、駅から鈍行に乗り込んだのはまたしても自分ひとりきり。残照にシルエットで浮かぶ常念岳に心洗われる。心地よい疲れと満足感、無理して来てよかったと心底感じた。


ギフチョウ  定番のカタクリでの吸蜜。↓
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ギフチョウ  こちらも定番の吸蜜シーン。↓
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ギフチョウ  後方のカタクリではスギタニルリシジミが吸蜜している。↓
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ヒメギフチョウ  カタクリで吸蜜する。↓
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ヒメギフチョウ  スミレで吸蜜する。薄くバンドのような外縁部の縁取りがある。↓
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ヒメギフチョウ  休止している個体に、体当たりという表現が最も相応しいように突っ込んでくる。↓
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ヒメギフチョウ  枯れ木で休止する。↓
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ヒメギフチョウ  枯草で休止する。↓
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ヒメギフチョウ  林縁で休止する個体を広角で。↓
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スギタニルリシジミ  ギフやヒメギフが舞う林内でひっそりと佇む。↓
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ヤマトスジグロシロチョウ  アズマイチゲで吸蜜する。↓
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by temenos | 2015-05-12 00:02 | 2015年 | Comments(10)

東三河の山里にて

5月5日 本日も人ごみの少ない静かな里山に向かう。目指したのは寒狭川流域。清流のほとりには今年も緩やかにウスバシロが舞う。新鮮からスレまで様々、♂は盛んに探雌飛翔を行っている。アザミで吸蜜する個体を広角で狙う。サカハチチョウ初見、クロ系アゲハは少ない。昨年、あれ程見かけたオナガアゲハはただの一頭も見かけない。カラスアゲハが川岸に吸水に降りてくる。新鮮な♂だが、護岸の石が白く黒いアゲハとのコントラストの調整が難しい。おまけに逆光気味だし、敏感だしで撮影には結構苦労した。ダイミョウセセリ初見、ウスバシロが舞う斜面でテリを張っていた。これ以外に目ぼしい蝶は見かけなかったが、混雑なく静かな山里で満たされた時間を過ごす。

ウスバシロチョウ  清流のほとりに咲くアザミで吸蜜する。↓
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ウスバシロチョウ  こちらは新鮮な個体、やや黄色みがかる。↓
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ダイミョウセセリ  川岸でテリを張る。気温が高いためか、いつものように開翅しない。↓
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カラスアゲハ  川岸の濡れた護岸で吸水する新鮮な♂。↓
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カラスアゲハ  この濡れた個所に固執して離れないのだが、すごく敏感であった。↓
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キアゲハ  アザミで吸蜜する。↓
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by temenos | 2015-05-06 23:23 | 2015年 | Comments(0)

奥三河の里山で普通種と遊ぶ

5月3日 GW真っ只中、渋滞や混雑を避けて奥三河の里山に向かった。矢作川河川敷には、ヒメウラナミジャノメが多い。ツマキチョウも健在、数頭が飛び交う。トラフシジミ初見、但し撮影は叶わず飛び去られ、ここでも相性の悪さは変わらず。ツバメシジミは新鮮からスレまで様々、綺麗な個体を選んで撮影する。普通種ながらいつ見ても美しい蝶である。スジグロシロチョウはスレ個体ばかり。ムラサキシジミの産卵行動を見る。クロアゲハ、カラスアゲハが川岸をなめるように飛んでいく。コジャノメ、コミスジ初見。対岸に穴を掘っているヌートリアのペアを発見、こんな山奥まで進出しているようだ。川面を凄いスピードで飛翔するカワセミとヤマセミを見た。


ツバメシジミ  開翅する♂、ミヤマシジミに匹敵するスカイブルーが美しい。↓
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ツバメシジミ  V字開翅する♂。↓
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ツバメシジミ  同じくV字開翅する♂。↓
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ツバメシジミ  V字開翅する青の乗った♀。↓
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ツバメシジミ  開翅する青♀、上記と同一個体。こちらも美しい。↓
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コジャノメ  太陽が陰り、河原に出てきた。↓
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ヒメウラナミジャノメ  草むらをピョンピョンと跳ねるように飛び交う様子は晩春を感じさせてくれる。↓
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スジグロシロチョウ  既にスレ個体ばかりであった。春型は支脈の黒がはっきりしていて、正にスジグロシロチョウの名にふさわしい。↓
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by temenos | 2015-05-04 10:22 | 2015年 | Comments(0)