ぶらり探蝶記

夏の到来~札幌市南区の林道から~

6月26日 所用で北海道を訪れていた「相模の蝶を語る会」のH氏とともに札幌市南区の観音沢林道と一の沢林道を訪れた。第1の狙いは発生初期であろうオオイチモンジである。観音沢林道入り口ではアカシジミがひっそりと下草に止まっていた。今年初見であるが、北の大地もいよいよゼフシーズンの到来である。林道をさらに進む。ミスジチョウ・ギンボシヒョウモンと今年初見の蝶が続くが、お目当てのオオイチは一向に姿を現さない。1kmほど進むと林道沿いの樹木が大きく伐採されている。これはダメかと引き返しだした直後、林道上に大型の黒い蝶、オオイチモンジだ。発生初期の美麗な個体である。この林道ではこの1頭のみであったが、次の一の沢林道では5頭以上目撃できた。林道上はヒメウスバシロチョウ・トラフシジミ・ミヤマカラスアゲハ・ヒメウラナミジャノメ・キマダラヒカゲ・クロヒカゲ・エゾシロチョウ・コチャバネセセリなど春から夏の蝶が混在して飛んでいる。これにまだ残っている越冬明けのキバリタテハ・シータテハ・クジャクチョウなども混じってにぎやかだ。さらに林道沿いのホソバイラクサにはクジャクチョウの幼虫の集団がいる。真夏日を観測した今日、2つの林道をはしごして疲れた体を定山渓温泉でリフレッシュし帰路についた。 (各画像はクリックすると拡大表示します。)


アカシジミ ミズナラ林の下草にひっそりとたたずみ、夕刻の活動にそなえる。「さあ、ゼフシーズンの始まりだよ」といっているようで嬉しい初見である。↓
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ギンボシヒョウモン 30度を越えたこの日、木漏れ日を受け葉上で休む。↓
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ミスジチョウ 林道上で多くの個体が吸水していた。↓
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オオイチモンジ 本州では高山の蝶であり、わざわざ信州の山奥まで出かけないと会うことは出来ない。この美しい風格ある蝶が自宅から30分のところにいるのが信じられない。↓
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オオイチモンジ 見る角度によって後翅表面のブルーの輝きが違う。発生初期であるため、どの個体も非常に新鮮である。↓
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# by temenos | 2010-06-26 20:46 | 2010年 | Comments(2)

北海道特産種~エゾシロチョウ~

6月19日 手稲山から銭函を散策してきた。曇り勝ちだったためか、手稲では蝶は少ない。銭函は見事な柏の防風林である。まだ早いのかカバイロシジミは姿を見せなかったが、ギンイチモンジセセリが出迎えてくれた。手稲も銭函もこれからの季節に備えての下見も兼ねていたので、まぁ納得といったところ。札幌の街中でエゾシロチョウが舞いだした。生きたエゾシロチョウを見るのは初めてだが、想像以上に大きく優雅である。幼虫や蛹の気色悪さからは想像できない。街路樹や公園の樹木の廻りをフワフワ飛んでおり、いたるところで見かける。大都市の街路樹周辺を飛ぶ大型の白い蝶、これも札幌の初夏の風物詩なのだろう。 (各画像はクリックすると拡大します)

エゾシロチョウ 陽が傾きかけた頃、シロツメクサに止まる。翅脈の黒線がはっきりしており、静止していると、なんとなく硬い印象を受けるが飛び出すとフワフワと優雅である。↓
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エゾシロチョウ 北海道特産種だが、わざわざ探しにいかなくても街中にもたくさん飛んでいる。↓
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ギンイチモンジセセリ 銭函海岸で撮影。石狩浜にいるとは知らなかったので発見時は少し嬉しかった。↓
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コチャバネセセリ 全国的に普通種。今年初見なので掲載しとこう。↓
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ベニシジミ もっと全国的に普通種。目の前で交尾成立。こうやってみるときれいな蝶である。↓
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# by temenos | 2010-06-19 21:51 | 2010年 | Comments(2)

ツバメシジミ~北海道バージョン~

6月13日 札幌は天気もよかったので、ウトナイ湖からむかわ町穂別~厚真町~安平町を散策してこようと出かけたが、苫小牧に入ると曇り空。気温も札幌より10度近く低く、見かける蝶も少ない。ウトナイ湖畔でツバメシジミの♀を撮影。普通種だが、撮りたかった青い♀なので嬉しかったが、ちょっと青色が不足気味の個体。穂別から厚真にぬけるあずほトンネル手前でウスバシロチョウを採集している人を見かける。このあたりも少し探したが、お目当てのツバメシジミの青い♀とシロオビヒメヒカゲは見つからなかった。 (各画像はクリックすると拡大します)

ツバメシジミ  北海道特有の青い♀だが、青みが少ない個体。↓
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ツバメシジミ  このあたりにはもっと青い♀が発生しているらしい。↓
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ツバメシジミ  シロツメクサに産卵する。↓
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# by temenos | 2010-06-13 21:14 | 2010年 | Comments(4)