ぶらり探蝶記

札幌の夏~百松沢・藻岩山①ゼフ編~

7月21日 今週末・来週末と仕事でフィールドに出れない・・・やっ!夏が終わってしまうではないか!!ということで急遽有給休暇を取り、札幌市内の林道と藻岩山へ出かけた。百松沢では駐車場で早くもゼフのお出迎え、ジョウザンミドリがテリを張っていた。高い梢でもテリ張りをしているゼフを見るが、種類が特定できない。下草ではエゾミドリ・アイノミドリの♀を見る。期待したメスアカミドリは姿を見せない。林道を進むと、新生のクジャクチョウ・シータテハ・コムラサキが飛び交っている。樹林に入るとクロヒカゲ・ヒメキマダラヒカゲ・キマダラヒカゲが多い。林道脇の開けた空間で、何頭ものアイノミドリがキラキラと金緑色を輝かせて卍飛行を行っている。
林道上は吸水にきたミヤマカラスアゲハ・キアゲハの他サカハチチョウなどタテハ類で賑わっている。時折薄日が差すくらいの曇り空であったが、なんと蝶の多いことか。蝶も多いが、アブ・ブヨの多さには閉口した、虫除けスプレーなどお構い無にたかってくる。叩き落したアブは20匹までは数えていたが、それ以上は数えられなかったというか、あまりの多さに数える気力をなくした。帰りに藻岩山のオオムラサキのポイントによる。さすがにボロ・スレが多いが、相変わらず元気に飛び回っている。オオムラサキにスクランブルをかけるゼフがいるが、オオムラサキは全く無視。エゾエノキでのオオムラサキの産卵行動を観察する。川沿いのオニグルミでオナガシジミを見る。いかに山際とはいえ、小川をはさんだ向こうは札幌の住宅地、国道をガンガンと車が走る環境である。住宅地とオオムラサキ・オナガシジミなど各種のゼフの生息できる環境の距離感に改めて驚く。
 (各画像はクリックすると拡大表示します)


ジョウザンミドリシジミ  駐車場の下草でテリ張りをしていた。すでにかなりスレている。 ↓
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ジョウザンミドリシジミ  正面から。比較的輝きの弱いゼフであるが、角度によってはきれいに輝く。↓
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エゾミドリシジミ  下草の露をなめる新鮮な♀。↓
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エゾミドリシジミ  上記と同一個体、下草上で開翅。↓
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アイノミドリシジミ  沢山飛び交っていたのだが、なかなか撮影に適した場所でテリ張りをしてくれず、金緑色の輝きをうまく撮影することができなかった。↓
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アイノミドリシジミ  光線具合によって、faboniusのような輝きになる。↓
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ウラゴマダラシジミ  発生後期にあたっており、かなりくたびれた個体。↓
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オナガシジミ  逆に出始めのオナガシジミ、自宅から徒歩圏内にオナガシジミが生息している。↓
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# by temenos | 2010-07-21 23:06 | 2010年 | Comments(2)

道東の夏~蝶のいる風景~

7月17日~19日 3連休を利用して、阿寒湖~別海~知床~網走と旅行をしてきた。蝶の目標は道東のイシダシジミとカラフトルリシジミの2種。残念ながら2日目午後から天候が崩れ、目標の2種とも撮影できなかったが、北海道らしい雄大な自然を満喫できた。摩周湖を背景にした蝶の写真、羅臼岳や国後を背景にしたカラフトルリシジミの写真は、来年の課題としてとって置きましょう。天候がよくなくても、走行距離1000kmオーバーが、あまり苦にならないほど感動が味わえる夏の道東であった。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


コヒオドシ  雄阿寒岳と阿寒湖を背景にハマナスで吸蜜する。北海道らしい風景である。↓
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ギンボシヒョウモン 雄阿寒岳が背景だが、湖は角度から写しこめなかった。↓
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ミドリヒョウモン 阿寒湖畔の林道脇で吸蜜するミドリヒョウモンの♀。↓
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ゴマシジミ 別海町の農場脇にて。イシダシジミと思って必死に追いかけ、止まった蝶をみると・・・。↓
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# by temenos | 2010-07-20 20:47 | 2010年 | Comments(2)

銭函海岸~西風の妖精たち④ハヤシミドリシジミ~

7月11日 食樹はカシワのみ、したがってカシワ林がないと生息できない。ここ銭函は見事なまでのカシワ林であるから、本種が多数生息していても不思議ではないのだが、その多さには驚かされた。カシワをたたけば飛び出す大きめのゼフは全て本種である。夕刻の卍飛翔はどれくらい凄いのだろうか、想像するだけで胸が高鳴る。夕刻活動性の蝶だが、本日は曇っていたこともあってか、一瞬の晴れ間にテリ張りを行った。その♂の開翅は今日最高のプレゼントであった。ウラジロにスクランブルをかけた後、2mの高さのカシワの葉に止まって開翅。大慌てで脚立に駆け上り撮影開始。fabonius特有の青緑色の煌きは強烈であり、そのマリンブルーの輝きの美しさに感動で心が震えた。ultramarinusの学名は伊達ではないことを証明しているようであり、ウラジロに再度スクランブルをかけて飛び立つまでの5分ほどはまさに至福のひと時であった。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


ハヤシミドリシジミ ♀の開翅、これが今日の感動シーンのオープニングであった。 ↓
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ハヤシミドリシジミ  ここからは♂の開翅シーン、言葉は無用である。 ↓
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ハヤシミドリシジミ しっかり撮影者を見つめている。 ↓
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ハヤシミドリシジミ ↓
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ハヤシミドリシジミ 同じような写真ばかりだが、本当に美しかった。感動をくれた彼に感謝したい。 ↓
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# by temenos | 2010-07-11 22:12 | 2010年 | Comments(4)