ぶらり探蝶記

北海道特産種~ヒメウスバシロチョウ~

6月12日 朝から快晴、ヒメウスバシロに行こう!長男を引き連れて自宅から車で10分程の藻岩山スキー場へ出かける。スキー場下部のゲレンデにはツルフジバカマが多く、ひょっとしてと思うまもなく、小型の弱弱しい蝶が。ヒメシロか?と思ったがエゾヒメシロチョウだった。ゲレンデ下部にはオオモンシロ・モンキチョウばかり、ゲレンデ上部の急斜面まで登るとフワフワと優雅に飛ぶ白い蝶、ヒメウスバシロである。花が少なくなかなか止まらない。急斜面をあたふたと登ったり降りたりでなんとか撮影する。かなりの個体数がいるが、不思議とゲレンデ下部には全くいない。ウスバシロが頭と胸の間に黄色いえりまきがあるのに比べてヒメウスバシロはこのえりまきが白く質素な感じで、清楚なお嬢様といったところか。藻岩山山頂ではナミアゲハ・キアゲハ・ミヤマカラスアゲハが追尾飛行を繰り返す。ボロボロのミヤマセセリが3頭、陽だまりでテリ張りをしていた。藻岩山頂からの眺望は素晴らしく、白樺の周りをキベリタテハがすべるように飛んでいく。札幌の街並みと白樺を背景にキベリタテハを撮影したくなり、粘ったが失敗に終わる。今度はゼフの季節に訪れたい。 (各画像はクリックすると拡大します)

ヒメウスバシロチョウ ヨモギに止まる、前胸部の体毛が白く清楚な感じを受ける。↓
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ヒメウスバシロチョウ  吸蜜花が少なく、なかなか止まらない。↓
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ヒメウスバシロチョウ 飛翔はウスバシロチョウとほとんど同じ。優雅にふわふわ飛んでいる。↓
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エゾヒメシロチョウ 表翅を撮ろうと思うと飛翔写真しかない。白とび気味だがなんとか1枚。↓
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サカハチチョウ こちらは閉翅、芸術的?な模様であると思う。↓
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# by temenos | 2010-06-12 21:39 | 2010年 | Comments(2)

北海道特産種~定山渓のジョウザンシジミ~

6月10日 所用で有給休暇をとったが予定外に早く終わり、それならばと定山渓に出かけた。まずは、八剣山でジョウザンシジミを探した。山頂まで登山したが、発生場所もよくわからず見つからない。500m足らずの山だが、山頂付近は目もくらむ断崖絶壁で幅1mもないナイフエッジの尾根筋である。剣岳をはじめ本州のアルプスを数々登頂してきたが、久しぶりに足がすくんだ。気をとりなおして、定山渓(豊平峡)へ向う。歩き出してほどなく、足元をちらちら飛ぶヤマトシジミほどのジョウザンシジミを発見。崖で食草のある場所にはかなりの個体数が飛んでいる。東京近郊の公園を飛ぶヤマトシジミ状態である。あまりに普通にいるのでちょっと拍子抜けするくらいである。10日前に来たときは、全く姿も見えなかったのに今日はスレ個体も多い。ここ1週間くらいで一気に発生したようだ。かなりの確率で羽化不全もいる。札幌近郊のジョウザンの♂は黒っぽいと聞いていたが、十勝地方にいるような青い個体も散見する。林道脇のミズナラの幼木でゼフ類の幼虫を見つけたが、種類が同定できない。クジャクチョウはだいぶ少なくなったが、キベリタテハは相変わらず多く、ミヤマカラスアゲハを盛んに追尾飛行している。帰り際にサカハチチョウを撮影する。 (各画像はクリックすると拡大します。)

ジョウザンシジミ  オレンジのラインが美しい。ヤマトシジミほどの大きさである。↓
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ジョウザンシジミ  花の終わったタンポポで吸蜜する。飛翔能力もヤマトシジミと同じくらい。↓
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ジョウザンシジミ 十勝地方にいるような青い♂↓
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ジョウザンシジミ ♀の表翅、黒地にブルーの斑紋。クロツバメシジミのような渋さがある。↓
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サカハチチョウ 春型の♂↓
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# by temenos | 2010-06-10 19:48 | 2010年 | Comments(2)

季節の移ろい~新緑の定山渓~

5月30日 ジョウザンシジミ・アカマダラを求めて新緑の定山渓(豊平峡)を訪ねた。札幌市内は八重桜が満開、周辺の山々は雪崩落ちるような新緑がすがすがしく、山頂付近は残雪が美しい。定山渓に入るとエゾハルゼミの大合唱で、本州の人間にとっては残雪・桜・新緑・セミとなんとも季節感がわかない組合わせである。関東南部では3ヶ月かけて進む季節の歩みが北海道は一気にやってくる。春から初夏にかけて、たくさんの生命が爆発したような感じである。1週間ほど前の情報であるが、林道入り口にはヒグマ出没注意の立て札書きがあり、一人で山に入ることもあって少し緊張がはしる。林道沿いはエゾスジグロシロチョウ・クジャクチョウ・シータテハが多い。前方から飛来した小さな赤い蝶、アカマダラである。ベニシジミと見間違うほど小さい。残念ながらすばやく渓谷へ飛び去られて撮影できず。キバリタテハ・コツバメと撮影するが、5月末でコツバメである。しかし、北海道では普通のことらしい。エゾハルゼミの合唱の中でのコツバメの撮影とはなんとなくしっくりこない。ヒグマを気にしながらジョウザンシジミを探したが発見できなかった。途中、羽化直後のエゾハルゼミを発見、撮影する。 (各画像はクリックすると拡大します。)

キベリタテハ  林道上を滑るように滑空し、日光浴していた。 ↓
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コツバメ  林道の一角で3頭がテリ張りを行っていた。↓
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エゾハルゼミ  関東南部では6月中旬から鳴いていたように記憶している。羽化直後の♀と抜け殻。↓
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シラカバの新緑  青空と新緑とセミの不思議な組み合わせ。↓
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# by temenos | 2010-05-30 17:09 | 2010年 | Comments(2)