ぶらり探蝶記

また来年に

7月1日 ヒサマツフリークの会メンバーと共にヒサマツミドリシジミの生態調査で静岡県を2か所廻る。いずれも尾根筋の空間。植林された杉や檜がそびえたつ、いわゆる人が作った環境である。テリ張りを行う尾根筋にウラジロガシは無く、谷の中部より低いところに生えている。そこで発生したヒサマツミドリシジミがヒルトップしてくる。ブナやミズナラなど広葉樹の林の空間でヒルトップする生息地とかけ離れた環境はとても興味深い。他のゼフは絶対にいそうに無い環境だと思ったのだが、アカシジミは飛んでいた。ヒサマツはスレ・ボロ個体ばかり、時期的に仕方ないところ。ヒルトップ位置が高くて撮影には苦労する。♀らしき個体がヒルトップ空間を飛び去るが、撮影は出来ず。交尾も観察できず。今年のヒサマツミドリの♂の観察は、これで終了する予定。課題は、またしても翌年に持ち越しとなる。

ヒサマツミドリシジミ
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ヒメキマダラヒカゲ
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写真中央最上部あたりにモリアオガエルの卵塊が三つあるが、下は林道。どうしてこんな所に?オタマジャクシの運命に心痛む。
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# by temenos | 2018-07-01 23:00 | Comments(0)

6月ラベルのオナガシジミ

6月28日 昨日から山梨・松本へ出張、本日アポ時間までの空いた時間にミヤマカラスシジミの様子を見にいく。スケジュールを組んだのは自分自身だから、2時間ほど時間を空けたのも確信犯であり、カメラを持って来ていることもその裏付けである。さて、2時間ほど空けた?時間に訪ねてみると、駐車場からオオムラサキが飛んでいるのが見える。ミヤマカラスシジミは盛期のようで、灌木の上で盛んにテリ張りを行っている。オオムラサキも盛期、平年より10日ほど早い状況。キバネセセリ、シータテハの夏型を見る。草原にはジャノメチョウが多いが♂ばかり、ジャノメチョウは発生初期のようだ。メスグロヒョウモンの♂が手洗い場の乾いた床に固執し、何かを吸汁している。よくみると前翅表先端の黒斑が少なく、やや斑紋異常気味。後から来られた方とオナガシジミは流石に早いだろうと話した後、オオムラサキを観察していると、オナガシジミがいるよ!と教えていただく。羽化直後なのだろう、新鮮な個体が開翅している。6月中に既に発生しているとは驚きである。オニグルミの周辺をくまなく探すも、この個体以外は見かけない。帰り際に公衆トイレの乾ききったアルミサッシの窓枠から吸汁するオオムラサキを撮影する。天候はパッとしなかったが、結構濃密な時間であった。

オナガシジミ
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ミヤマカラスシジミ
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ミヤマカラスアゲハ
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左側にミヤマカラスシジミが2頭吸蜜している。
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キバネセセリ
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シータテハ
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ジャノメチョウ
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メスグロヒョウモン
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オオムラサキ
ミヤマカラスジジミやミヤマカラスアゲハと同じ木で吸蜜している。オオムラサキの花での吸蜜は初めて見た。
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# by temenos | 2018-06-29 13:00 | 2018年 | Comments(0)

incomplete mission

6月22日 天気予報と予定を勘案するとこの日しかない。急遽休みを取り、朝から北陸へ向かう。目的はヒサマツミドリシジミの生態調査。航空機の機材繰りトラブルのため、予定より1時間遅れでポイントに着く。メスアカミドリやエゾミドリがテリを張る橋の下には何もいない。偶然に知人に出会い、合流して探索を始める。最初にヒサマツの♀が現れるも、止まった位置が全くの逆光。強烈な日差しと葉の照り返しで露出設定が難しい。叩き出しを続けるも、ウラクロシジミが出たくらいでヒサマツは出ない。テリ張り時間まで、談笑しながら時間を過ごす。13時前、1頭目のヒサマツ♂が現れる。残念ながら羽化不全且つスレ個体。テリ張りを行っている状態ではなく、叩いてもポイントに執着し、飛び去って行かない。この個体は後から来た採集者の網に納まる。2時過ぎにようやく次の1頭が現れ、いよいよテリ張りが始まる。このポイントでは、最大で5頭~6頭やってきたようである。4頭の追尾飛翔を見る。暑すぎるせいなのか、静止してもなかなか開翅しない。また開けた空間に向かって止まるので、どうしても太陽の位置と逆に頭が向いてしまう状態で、開翅しても後ろからの撮影となり、ヒサマツ特有の金緑色に輝かず、ここでも撮影に苦労する。このポイントでは、テリ張りが行われなくなるまで観察したが♀は現れず。後は林道上のポッカリ空いた空間2か所でテリ張りを観察するも、やはり♀は現れず。ウラジロガシ純林のここでは、ヒルトップする生息地とテリ張り場所が微妙に違っているように感じるが、太陽と逆位置に壁になる樹木等がある空間に限られるのはヒルトップポイントと同じ。したがって空間があればどこでもテリ張りが行われる訳ではない。16時半を過ぎて、太陽の位置から樹林内への日光が差し込みにくくなるのと同時に林道上では観察できなくなる。またもや求愛、交尾の観察というミッションを果たせず撤収する。

ヒサマツミドリシジミ♀
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ヒサマツミドリシジミ♂
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上の個体と全く同じ位置にテリ張りを行っているが、上とは別個体である。
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ホシミスジ♀
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雲湧く残照の剣岳。(富山空港から)
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立山 左上は室堂平から弥陀ヶ原、右下に称名滝が見える。(富山空港から)
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# by temenos | 2018-06-23 15:03 | 2018年 | Comments(0)