3月12日 天気予報は良くなかったが、暖かさに誘われ横浜市郊外の里山を歩く。家を出るときは太陽も顔を出していたが、現地に着くころにはベッタリと雲が広がる。当然何も飛んでいないが、枯葉を踏みしめながら雑木林を歩くことが心地よく、ヒサカキの香りに春を感じ、蝶が出てこなくても気にならない。花や鳥を見ながらウロウロしていると、雲が薄くなってきて陽射しが降り注ぎ始める。とたんにミヤマセセリが飛び始める。今年初の新生蝶はミヤマセセリであった。ただ、陽射しが安定せず、コツバメは姿を見せない。12時を過ぎて、陽射しが安定しても、ミヤマセセリの♂が飛び回るだけであった。新生蝶のモンシロチョウ、ベニシジミ、越冬明けのルリタテハ、キタテハ、テングチョウ、ムラサキシジミを見る。1時を過ぎて再び雲が厚くなり始めたのを機に撤収する。
ミヤマセセリ♂
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by temenos
| 2023-03-12 20:30
| 2023年
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10月23日 綺麗に晴れ上がった今日、久しぶりに横浜市郊外の公園を散策する。お目当てはメスグロヒョウモンの産卵と熟れた柿に集まるアカボシゴマダラ。池のほとりには望遠レンズを構えた愛鳥家の方々がずらり。2羽のカワセミを狙っているようだ。コスモスにはツマグロヒョウモンやキタテハ、テングチョウ、イチモンジセセリなどが集まっている。脇のセイタカアワダチソウにもメスグロヒョウモンやキタテハ、ベニシジミなどが吸蜜に忙しい。メスグロヒョウモンは♀ばかり、さすがに鮮度は期待できない。ツマグロヒョウモンは♂ばかりであった。シラカシやアラカシにはウラギンシジミが数頭舞っている。10月も終わりだというのに、なんとアブラゼミが鳴いている、しかも1匹ではない。ルリタテハ、ナガサキアゲハ、コミスジを見る。残念ながらメスグロヒョウモンの産卵シーンには出会えず、熟した柿の実にはキタテハだけが来ていた。ヤマトシジミは多かったが、青♀は見つからず。
メスグロヒョウモン♀
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by temenos
| 2022-10-23 19:45
| 2022年
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9月24日 彼岸花に集まる黒系アゲハを目当てに知多半島に向かう。8時半過ぎに原着、山際の用水路脇に彼岸花が列をなして咲いており、その距離は50mほどか。既に全面に陽が当たっており、そこそこの数の黒系アゲハが舞っているが乱れ飛ぶというほどでもなく若干来る時間が遅かったか。早速、撮影に入るがどうしたことか、スレ・ボロのオンパレード。時期的に遅かった?そんな筈はない、相次ぐ台風でボロになった?理由はわからないが、とにかく新鮮な個体は全く見かけない。一番多いのはナガサキアゲハ、次にモンキアゲハとナミアゲハ、カラスアゲハとクロアゲハは2頭ずつ見かけたのみ。彼岸花にはやってこないがアオスジアゲハは1頭だけが飛びすぎる。比較的綺麗なモンキアゲハのペアを中心に撮影する。ナガサキアゲハの白い♀も3頭いたが、破損個体ばかりであった。最初、ナガサキアゲハの♂は味気なく撮影意欲が湧かなかったが、陽光に照らされた翅表を見ると、当に烏色の微妙な色合いが美しい。こちらのほうがカラスアゲハの名にふさわしいように思う。撮影中、ひらひらとイシガケチョウが現れる。個人的には知多半島で初めて見た。
ナガサキアゲハ♂
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by temenos
| 2022-09-29 21:13
| 2022年
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