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ぶらり探蝶記

初夏の播磨を彩る蝶たち③~ホシミスジとアサマイチモンジ~

6月11日 ヒロオビミドリ撮影後、キマダラルリツバメを撮影するために東播磨にとって返す。多くのキマダラルリツバメ発生地がそうであるように、ここの発生地もピンポイントである。いつもキマルリがテリ張りを行うという場所を丹念に探すが、飛び出してこない。やっぱり少し早かったのか。林縁に咲き誇るウツギの花にはホシミスジ・コミスジ・アサマイチモンジ・ナミアゲハが交代で吸蜜に訪れている。ヒカゲチョウは樹間を、ゴマダラチョウは樹上を活発に飛びまわり、当地の初夏の風景そのものである。お目当ての蝶が登場しないとついつい普通種も撮影してしまう。普段あまりカメラを向けない蝶の撮影にはいい機会なのだろう。残念ながらキマルリには会うことが出来なかったが、目的の蝶には出会えた一日であった。満足感を感じながら、平地性ゼフの活動時間を前に当地を後にした。 (各画像はクリックすると拡大表示します)


ホシミスジ  ウツギの花で吸蜜する。東播磨では比較的普通種である。↓
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ホシミスジ  笹の葉で開翅する。↓
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アサマイチモンジ  開翅する比較的新鮮な個体。前翅の特徴がよくわかる。↓
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アサマイチモンジ  V字開翅する。↓
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コミスジ  本州では全くの普通種、ホシミスジとの表翅紋様の違いがよくわかる。↓
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ナミアゲハ  ウツギで吸蜜する夏型、普段は見かけてもほとんどカメラを向けない。↓
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ツバメシジミ  開翅する2化の♂、どこにでもいる蝶だが、その美しさにもっと眼を向けて欲しい蝶の一つである。本種が希少種ならどれほど持てはやされたことだろう。↓
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by temenos | 2011-06-13 22:37 | 2011年 | Comments(2)
Commented by himeoo27 at 2011-06-15 21:19
「ホシミスジ」は未見の蝶ですが、播磨地方では普通種?ですか。
ヒメヒカゲ、ウラナミジャノメと併せて会いたいです。
Commented by temenos at 2011-06-16 21:24 x
himeooさん、コメントありがとうございます。
ホシミスジ、関東では少ないですね。神奈川では山梨県境でしか見たことがありません。播磨のホシミスジは多く植栽されているユキヤナギを喰っています。ユキヤナギは関東でも多く植えられていますから、そのうち関東でも多く見られるようになるといいのですが。