6月11日 ヒロオビミドリ撮影後、キマダラルリツバメを撮影するために東播磨にとって返す。多くのキマダラルリツバメ発生地がそうであるように、ここの発生地もピンポイントである。いつもキマルリがテリ張りを行うという場所を丹念に探すが、飛び出してこない。やっぱり少し早かったのか。林縁に咲き誇るウツギの花にはホシミスジ・コミスジ・アサマイチモンジ・ナミアゲハが交代で吸蜜に訪れている。ヒカゲチョウは樹間を、ゴマダラチョウは樹上を活発に飛びまわり、当地の初夏の風景そのものである。お目当ての蝶が登場しないとついつい普通種も撮影してしまう。普段あまりカメラを向けない蝶の撮影にはいい機会なのだろう。残念ながらキマルリには会うことが出来なかったが、目的の蝶には出会えた一日であった。満足感を感じながら、平地性ゼフの活動時間を前に当地を後にした。 (各画像はクリックすると拡大表示します)
ホシミスジ ウツギの花で吸蜜する。東播磨では比較的普通種である。↓
ホシミスジ 笹の葉で開翅する。↓
アサマイチモンジ 開翅する比較的新鮮な個体。前翅の特徴がよくわかる。↓
アサマイチモンジ V字開翅する。↓
コミスジ 本州では全くの普通種、ホシミスジとの表翅紋様の違いがよくわかる。↓
ナミアゲハ ウツギで吸蜜する夏型、普段は見かけてもほとんどカメラを向けない。↓
ツバメシジミ 開翅する2化の♂、どこにでもいる蝶だが、その美しさにもっと眼を向けて欲しい蝶の一つである。本種が希少種ならどれほど持てはやされたことだろう。↓