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ぶらり探蝶記

稜線での煌き

6月28日  ある種の生態調査のため、仲間と共にとある山塊の稜線にやってきた。天気はまずまず、期待が膨らむ。しかし、高標高地の稜線にいるのはモンキチョウやツマグロヒョウモンといったオープンランドの蝶ばかり。これでは平地と何ら変わりない。主役のお出ましを待つ間にツマジロウラジャノメが現れ、大慌てで撮影する。ブナの叩き出しで落ちてきたのはアイノミドリシジミ、少しだけ開いた隙間から、金緑色の強烈な輝きを見せてくれる。正午になりブナや針葉樹の枝先でヒサマツミドリシジミがテリ張りを始める。卍は高所で長く続くも、なかなか下には降りてきてくれない。300㎜で飛翔写真に挑戦するが、毎度のごとくスカ写真を大量生産するだけ。そうこうしているうちに雲が広がりだし万事休す。目的の生態調査も空振りに終わる。

ツマグロヒョウモン  高標高地の草地で求愛飛翔する。↓
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ツマジロウラジャノメ  草地の花を訪れる。↓
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ヒサマツミドリシジミ  卍飛翔する♂。↓
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ヒサマツミドリシジミ  卍飛翔する♂。↓
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ヒサマツミドリシジミ  ブナの高所でテリ張りする。↓
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アイノミドリシジミ  叩き出して降りてきた♂。金緑色の煌きは強烈。↓
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アイノミドリシジミ  しばらく下草にしがみついていたが、勢いよく樹上に舞い上がる。↓
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by temenos | 2015-07-05 23:50 | 2015年 | Comments(2)
Commented by himeoo27 at 2015-07-06 20:46
アイノミドリシジミ♂のわずかな翅の
隙間から見えるメタリックグリーン眩
しいほど綺麗ですね!
Commented by temenos at 2015-07-06 21:30
himeooさん コメントありがとうございます。
アイノとメスアカは最も強く輝く種類ですが、完全な開翅の
状態で撮れなかったのが残念です。
また、挑戦したいと思います。