蝶のいる風景~秋~
牧場の柵で開翅するエルタテハ、隣にはアキアカネが止まる。背景がダンプカーではなく、サラブレッドであったら北海道の雰囲気が出たであろうか。しかし、人工物が好きなエルタテハにはダンプカーが似合っているかも。
(2011年9月 北海道)
石垣に生えたツメレンゲで発生を繰り返すクロツバメシジミ。限界集落と絶滅危惧種の本種。双方に寂しく悲しい結末が来ないことを願うばかりである。
(2012年9月 兵庫県)
河川敷で発生しているシルビアシジミ。空港を離陸する旅客機を背景に。土手下に寝ころび、土手の上を狙って撮る。土手上の道路を通る人達にとっては不審者以外の何物でもない、通報されずによかった。
(2010年9月 兵庫県)
中央アルプスの稜線に日が落ちかけた頃、活動停止前に綺麗なスカイブルーを披露するミヤマシジミ。近くにはクロツバメシジミも活動を停止しようとしていた。どことなくもの悲しさを感じる一枚となった。
(2013年9月 長野県)
紅葉最盛期の北の国、すぐに厳しい季節がやってくる。それを知ってか知らずか、活発にモンキチョウが活動する。赤く色づいたドウダンツツジ、真っ青な晩秋の空、そして本種の黄色。普通種であるがお気に入りの一枚。この写真を撮影した2日後に当地は30㎝の積雪に覆われた。
(2010年10月 北海道)
自宅そばの河川敷。鉄橋を渡る名鉄電車を背景に河原で開翅するヒメアカタテハ。惜しむらくは蝶がボロであることと背景の空が曇り空であること。
(2014年11月 愛知県)
上記と同じく、鉄橋を渡る電車を背景に夕日を浴びて開翅するベニシジミ。止まっている枯草が少々うるさいが、晩秋の雰囲気を醸し出せたと思う。
(2014年11月 愛知県)
恒例の晩秋の撮影対象といえばルーミスシジミ。条件によっては全く下に降りてきてくれない。
(2015年11月 千葉県)