カルスト台地の蝶
7月13日 珍しくポッカリ空いた仕事の予定、ここぞとばかり有休を取り早朝からカルスト台地へ向かう。お目当ては勿論、オオウラギンヒョウモン、それも雄大な♀である。9時前に現地着、晴れて暑い。広大な台地の散策路を歩くと、朝露にズボンの裾がずぶぬれになる。散策路脇の黄色い花にヒョウモンの姿、早速オオラギンヒョウモンである。しかしながら、オオボロ、オオスレの♂ばかり。適期だと思ってきたのだが、新鮮な時期を外したようである。それでも、大きく鮮やかな♀を見つける。この♀は非常に敏感で、カメラを構える間もなく草原に飛び去る。おお~、いたいた!この時はこれくらいしか思わなかった。時間はタップリある、待っていれば出てくるだろうと。ところが、待てど暮らせど、草原内を歩き回っても一向に♀は姿を見せない。♂は結構な数が飛んでいるのに、どうしたことか?すでに夏眠に入ったのか?遮るものの少ない炎天下の草原内で歩き回り、疲労とストレスばかりが蓄積する。仕方なく比較的綺麗な♂を選んで撮影する。草原内はジャノメチョウ、オオチャバネセセリが多い。たまにギンイチモンジセセリが横切って行く。林縁ではイシガケチョウが軽やかに飛んでいる。クヌギの疎林でクロシジミを撮影する。結局、オオウラギンヒョウモンの♀は最初に見た切りで、再び姿を見せてくれることは無かった。
以下 オオウラギンヒョウモン♂
ツマグロヒョウモン♂
ツマグロヒョウモン♀
クロシジミ♀
クロシジミ♀
ジャノメチョウ♂
ダイミョウセセリ
オオチャバネセセリ
キアゲハ