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ぶらり探蝶記

秋高し

9月23日24日 両日ともヒサマツフリークの会メンバーと但馬にヒサマツミドリシジミの産卵行動の観察に向かう。23日は、天候がはっきりせず晴れたり曇ったり。稜線の産卵場所でのヒサマツは不活発。晴れるとウラジロガシの枝先をチラチラ飛び、産卵行動を見せる。観察していた一本のウラジロガシには、4頭以上が飛来した。正午過ぎ、雲が厚くなったので、播磨に取って返しウラギンスジヒョウモンの観察に向かう。生息地ではサワヒヨドリ、オミナエシ、ツリガネニンジン、ワレモコウ、萩などが咲き誇り、里山の景観を彩る。ウラギンスジヒョウモン、メスグロヒョウモン、ツマグロヒョウモン、ツバメシジミ、ルリシジミ、モンシロチョウ、キタキチョウ、イチモンジセセリなどが飛び交い当に秋真っ盛り。夜はフリークの会メンバーと酒を酌み交わして今後の活動の打ち合わせを行う。24日、昨日と同じ但馬の稜線に向かう。朝から青空が広がり、風弱く絶好のヒサマツ♀日和。現地には、9時過ぎに到着、早速ヒサマツ♀が飛び出すが、昨日と打って変わり、飛翔のスピードが速い。しかし、活動したのは一瞬だけで、何も飛ばない時間が過ぎていく。昨日より、はるかに条件がよいのに不思議なものである。11時過ぎからようやく活発に飛来するようになる。休眠芽に腹部を押し付け、産卵しているようであったが、実際に産卵したかどうかは確認できず。昨日と同じ個体も数頭確認する。2時過ぎ、本日も雲が厚くなり撤収する。

ヒサマツミドリシジミ♀
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ウラギンスジヒョウモン♀
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メスグロヒョウモン♀
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by temenos | 2017-09-24 22:22 | 2017年 | Comments(4)
Commented by himeoo27 at 2017-09-26 20:43
ヒサマツミドリシジミは傷んだ雄個体のテリ張り
しか観察したことはありません。
皆様のおかげで産卵行動の解明が進み今後の観察
の楽しみが増えました。
Commented by temenos at 2017-09-26 23:49
himeooさん
コメントありがとうございます。
ヒサマツの産卵はウラジロガシがあれば、どこでもいい
というわけではありません。
毎年の産卵場所も何となくわかるようになってきました。
Commented by ダンダラ at 2017-10-03 17:00 x
ヒサマツミドリシジミの貴重な産卵シーンを押さえられて素晴らしいですね。
それに、関西では少なくなったというウラギンスジヒョウモン、やはり見るのは難しくなっているのでしょうか。
Commented by temenos at 2017-10-09 21:09
ダンダラさん
コメントありがとうございます。
秋のヒサマツは、仲間の皆さんの精力的な観察で生態が、かなりわかってきました。兵庫のウラギンスジヒョウモンは、撮影したエリアのみの生息となっています。