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ぶらり探蝶記

都心の初夏

6月3日 朝、トラフ夏型の開翅が見られるとの連絡をいただき急遽自然教育園に向かう。開園を待っていたところ、早くもトラフシジミが飛来する。開園と同時に探索を始める。トラフシジミはすぐに数頭飛来するが、高い気温のせいなのであろうか、なかなか開翅しない。地面で吸水していた綺麗な個体が、来園者に踏みつけられてしまう。撮影者はどんどん増えてくる。そこそこの個体数がいるのだが、やはり開翅してくれない。飛び出しの飛翔を狙うが、ボツ写真を大量生産するだけ。葉に止まった個体が一瞬全開する。残念ながら、右後翅に色抜けがある個体であった。アカボシゴマダラの真っ白な春型♀が、エノキの幼木で産卵行動をとる。散策路にはルリシジミが多い。キマダラセセリは2頭のみ。2年前にみかけたゼフは一頭も見かけず。江戸時代の武蔵野の面影をそのまま残す自然教育園、わずかな面積だが、一歩踏み込むと大東京のど真ん中にいるとは信じられない。この狭い環境の中で、多くの蝶が生き続けていることも驚くべきことなのであろう。

トラフシジミ
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アカボシゴマダラ
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by temenos | 2018-06-03 20:38 | 2018年 | Comments(0)