ぶらり探蝶記

incomplete mission

6月22日 天気予報と予定を勘案するとこの日しかない。急遽休みを取り、朝から北陸へ向かう。目的はヒサマツミドリシジミの生態調査。航空機の機材繰りトラブルのため、予定より1時間遅れでポイントに着く。メスアカミドリやエゾミドリがテリを張る橋の下には何もいない。偶然に知人に出会い、合流して探索を始める。最初にヒサマツの♀が現れるも、止まった位置が全くの逆光。強烈な日差しと葉の照り返しで露出設定が難しい。叩き出しを続けるも、ウラクロシジミが出たくらいでヒサマツは出ない。テリ張り時間まで、談笑しながら時間を過ごす。13時前、1頭目のヒサマツ♂が現れる。残念ながら羽化不全且つスレ個体。テリ張りを行っている状態ではなく、叩いてもポイントに執着し、飛び去って行かない。この個体は後から来た採集者の網に納まる。2時過ぎにようやく次の1頭が現れ、いよいよテリ張りが始まる。このポイントでは、最大で5頭~6頭やってきたようである。4頭の追尾飛翔を見る。暑すぎるせいなのか、静止してもなかなか開翅しない。また開けた空間に向かって止まるので、どうしても太陽の位置と逆に頭が向いてしまう状態で、開翅しても後ろからの撮影となり、ヒサマツ特有の金緑色に輝かず、ここでも撮影に苦労する。このポイントでは、テリ張りが行われなくなるまで観察したが♀は現れず。後は林道上のポッカリ空いた空間2か所でテリ張りを観察するも、やはり♀は現れず。ウラジロガシ純林のここでは、ヒルトップする生息地とテリ張り場所が微妙に違っているように感じるが、太陽と逆位置に壁になる樹木等がある空間に限られるのはヒルトップポイントと同じ。したがって空間があればどこでもテリ張りが行われる訳ではない。16時半を過ぎて、太陽の位置から樹林内への日光が差し込みにくくなるのと同時に林道上では観察できなくなる。またもや求愛、交尾の観察というミッションを果たせず撤収する。

ヒサマツミドリシジミ♀
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ヒサマツミドリシジミ♂
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上の個体と全く同じ位置にテリ張りを行っているが、上とは別個体である。
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ホシミスジ♀
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雲湧く残照の剣岳。(富山空港から)
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立山 左上は室堂平から弥陀ヶ原、右下に称名滝が見える。(富山空港から)
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by temenos | 2018-06-23 15:03 | 2018年 | Comments(0)