6月2日 東海地方のヒメヒカゲの生息調査のために、丘陵地帯に点在する湿地を見て回る。モウセンゴケやイシモチソウが咲き乱れ、ハッチョウトンボが群れ飛ぶ良好な環境。しかし、湿地そのものは開発でどんどん失われている。三十年前には名古屋市郊外にもあった環境が、このエリアでも今はほんのわずかに残るのみ。短期間で失われたものの大きさを知る。ヒメヒカゲは発生初期、極めて新鮮な個体を2か所で確認する。細々と世代をつないでいるようだ。ヒメヒカゲはもちろんのこと、湿地そのものを何とか後世に残していきたいものである。
ヒメヒカゲ
ハッチョウトンボ
モウセンゴケ
イシモチソウ
コジャノメ
ウラギンヒョウモン(6月1日 飯田市)
ウスバシロチョウ(6月1日 飯田市)
ヒメキマダラセセリ(6月1日 飯田市)