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8月22日 ゴマシジミは流石にスレ個体が多かったが、♀は比較的綺麗な個体も見られた。2箇所の生息地を廻ったが、両箇所とも個体数はまずまず。このまま、良好な環境が保たれることを望む。暑い名古屋の低地に比較して、高原は蝶たちの種類も数も活発さも段違い。はっきりしない天候が続く中、この日は午前中を中心に素晴らしい晴れ間が広がる。街道のナナカマドの実は早くも色付き始め、秋の気配が漂っていた。天竜川の河川敷では、秋が似合うと思っているシジミチョウたちも元気に飛び回り、小さい秋を見つけた気分になった。
ゴマシジミ ワレモコウの花穂で吸蜜する♀。↓

ゴマシジミ 産卵行動をとっている♀を多く見かけた。↓

ゴマシジミ カニグモに捕食された♀。希少種であろうが、自然界においては関係ない。容赦なく弱肉強食の舞台にさらされていく。↓

ゴマシジミ 上記を広角で。雄大な景色も、食物連鎖の現場も自然の一コマ。↓

エゾミドリシジミ 流石に♂は見かけなかったが、♀はこれから産卵の大役を残している。↓

アカセセリ 盛夏にピークを迎える本種も、大半がスレ個体。↓

ヘリグロチャバネセセリ 翅を閉じているとスジグロチャバネかどうか全く解らない、↓

ヘリグロチャバネセセリ 前翅中室端の黒斑が下方の室と繫がっていないことから、ヘリグロと判断したが、同定には全く自信なし。↓

スジグロチャバネセセリ 前翅中室端の黒斑が下方の室と繫がっているようである。したがってスジグロの♀と同定したが、これまた自信なし。↓

ミヤマシジミ 多化性のシジミだが、秋が似合う蝶である。↓

クロツバメシジミ ツメレンゲは花穂もでていない。ここの本種の翅裏は若干黄色味を帯びるように思う。関西で見る本種は灰褐色であることが多い。↓

クロツバメシジミ 残照を浴びながらV字開翅する♀。↓

ゴマシジミ ワレモコウの花穂で吸蜜する♀。↓

ゴマシジミ 産卵行動をとっている♀を多く見かけた。↓

ゴマシジミ カニグモに捕食された♀。希少種であろうが、自然界においては関係ない。容赦なく弱肉強食の舞台にさらされていく。↓

ゴマシジミ 上記を広角で。雄大な景色も、食物連鎖の現場も自然の一コマ。↓

エゾミドリシジミ 流石に♂は見かけなかったが、♀はこれから産卵の大役を残している。↓

アカセセリ 盛夏にピークを迎える本種も、大半がスレ個体。↓

ヘリグロチャバネセセリ 翅を閉じているとスジグロチャバネかどうか全く解らない、↓

ヘリグロチャバネセセリ 前翅中室端の黒斑が下方の室と繫がっていないことから、ヘリグロと判断したが、同定には全く自信なし。↓

スジグロチャバネセセリ 前翅中室端の黒斑が下方の室と繫がっているようである。したがってスジグロの♀と同定したが、これまた自信なし。↓

ミヤマシジミ 多化性のシジミだが、秋が似合う蝶である。↓

クロツバメシジミ ツメレンゲは花穂もでていない。ここの本種の翅裏は若干黄色味を帯びるように思う。関西で見る本種は灰褐色であることが多い。↓

クロツバメシジミ 残照を浴びながらV字開翅する♀。↓

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by temenos
| 2014-08-26 22:20
| 2014年
|
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8月22日 予報によると快晴、急遽有給をとり未明から木曽谷を目指す。暁の空に漆黒の恵那山がシルエットで浮かぶ。まずはゴマシジミのポイントへ向かう。到着時には既に暑く、ゴマは飛び回り始めていた。こうなると開翅撮影は難しい。カニグモに捕われた♀を見つけて撮影する。♀の多くは産卵に忙しいようだ。棚田のソバ畑にミドリヒョウモンが群れている。ジャノメチョウも多い。棚田のソバ畑、青空、北アルプスの三点を背景にした素晴らしい景観である。アカセセリ・スジグロチャバネセセリともかなりのスレ。畦や斜面には、ツリガネニンジンやオミナエシ、マツムシソウ、ワレモコウなど秋を感じさせる花が咲き誇っている。場所を開田高原に移す。林道深く分け入って、オニグルミを叩くとオナガシジミやゼフ♀が多く飛び出す。残念ながらオナガシジミは降りてこず、撮影は叶わなかった。コムラサキとボロボロのオオミスジが吸水に降りていたが、その他のタテハには出会わず。林道脇でヘリグロチャバネセセリを撮影する。同種とスジグロチャバネセセリの同定は難しく、同定に自信なし。ムモンアカシジジミにも出会わず。再びゴマシジミのポイントへ取って返す。白樺林でキベリタテハに出会う。本日の目的の一つであったため、嬉しい出会いである。奥まった池のほとりのアザミに多くのヒョウモンが群れている。ここでも多くはミドリヒョウモンだが、オオウラギンスジ、ギンボシ、ウラギン、メスグロがぽつぽつ混ざっている。さらに移動し、伊那谷へ抜ける。天竜川の河川敷に着いたのは4時過ぎ。残照を浴びながらクロツバメシジミとミヤマシジミが舞う。両種とも少し時期がずれているのか、クロツバメシジミは♀がほとんど。逆にミヤマシジミは♂ばかり。宝剣岳に黒雲がかかり、雨がパラパラと来たのをきっかけに撤収する。帰り道、恵那山麓で豪雨に会う。①ではタテハ類を中心にアップしたい。
キベリタテハ キャンプ場内の白樺林の木道で開翅し、美しさを誇る。↓

キベリタテハ 地面で開翅する。一度、白樺に止まったのだが、撮影前に飛び立たれる。↓

ギンボシヒョウモン ミドリヒョウモンに混じり、この1頭のみアザミにきていた。↓

ギンボシヒョウモン 青空を背景に取り込むと、清々しい感じになる。↓

メスグロヒョウモン ♀は全く見かけなかった。↓

ミドリヒョウモン 交尾ペアを見つけて撮影した。他の♂にちょっかいをかけられるのか、頻繁に飛び移って場所を変えていた。↓

ミドリヒョウモン ソバ畑、青空、北アルプスの山々、素晴らしい景観の中で多くの本種が群れている。↓

ミドリヒョウモン 北アルプスの山々を背景に。↓

ジャノメチョウ スレ個体が多いが、本種もソバ畑やアザミに群れていた。↓

スジボソヤマキチョウ 林道に分け入ると、本種が多い。↓

キベリタテハ キャンプ場内の白樺林の木道で開翅し、美しさを誇る。↓

キベリタテハ 地面で開翅する。一度、白樺に止まったのだが、撮影前に飛び立たれる。↓

ギンボシヒョウモン ミドリヒョウモンに混じり、この1頭のみアザミにきていた。↓

ギンボシヒョウモン 青空を背景に取り込むと、清々しい感じになる。↓

メスグロヒョウモン ♀は全く見かけなかった。↓

ミドリヒョウモン 交尾ペアを見つけて撮影した。他の♂にちょっかいをかけられるのか、頻繁に飛び移って場所を変えていた。↓

ミドリヒョウモン ソバ畑、青空、北アルプスの山々、素晴らしい景観の中で多くの本種が群れている。↓

ミドリヒョウモン 北アルプスの山々を背景に。↓

ジャノメチョウ スレ個体が多いが、本種もソバ畑やアザミに群れていた。↓

スジボソヤマキチョウ 林道に分け入ると、本種が多い。↓

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by temenos
| 2014-08-23 14:04
| 2014年
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現代画家 小松孝英氏の個展を紹介します。
テーマ: 「水」
会期 : 9月13日(土)~9月23日(火)
10:00~18:00
会場 : 東京都大田区田園調布3-19-17
みぞえ画廊 田園調布GALLERY
Tel:03-3722-6570
画家 小松孝英氏の中心テーマは父である孝寛氏の影響を受けた蝶です。琳派初め多彩な技法を駆使した作品を世に送り出している現代画家のホープです。
これまでの代表作は、「外来種群蝶図」であり、これは2010年名古屋で開催された生物多様性条約第10回締結国際会議COP10に特別展示され、現在はカナダの国連生物多様性条約記念ミュージアムに永久コレクションされているものです。
孝英氏の父 孝寛氏は宮崎昆虫同好会の副会長をされており、これまでの三冊の蝶の写真作品集
「Butterfly Watching Ⅰ Ⅱ Ⅲ」を上梓されています。この写真集は飛翔・広角などプロをも超えるハイレベルかつ豊富な生態写真の数々を含む素晴らしい作品であります。
関東近郊に在住の方や、出張等で東京にお出かけの方は時間を見つけて訪ねてみては如何でしょうか。


テーマ: 「水」
会期 : 9月13日(土)~9月23日(火)
10:00~18:00
会場 : 東京都大田区田園調布3-19-17
みぞえ画廊 田園調布GALLERY
Tel:03-3722-6570
画家 小松孝英氏の中心テーマは父である孝寛氏の影響を受けた蝶です。琳派初め多彩な技法を駆使した作品を世に送り出している現代画家のホープです。
これまでの代表作は、「外来種群蝶図」であり、これは2010年名古屋で開催された生物多様性条約第10回締結国際会議COP10に特別展示され、現在はカナダの国連生物多様性条約記念ミュージアムに永久コレクションされているものです。
孝英氏の父 孝寛氏は宮崎昆虫同好会の副会長をされており、これまでの三冊の蝶の写真作品集
「Butterfly Watching Ⅰ Ⅱ Ⅲ」を上梓されています。この写真集は飛翔・広角などプロをも超えるハイレベルかつ豊富な生態写真の数々を含む素晴らしい作品であります。
関東近郊に在住の方や、出張等で東京にお出かけの方は時間を見つけて訪ねてみては如何でしょうか。


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by temenos
| 2014-08-17 13:30
| 2014年
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8月13日 本日から夏季休暇、中央アルプスの南端に向かう。普通なら久しぶりのフィールドなのでゴマシジミやムモンアカなど狙いに行くところなのだが、天邪鬼な性格故に撮影者も採集者もいないであろう当地を目指す。10数年前にはキベリタテハが群れていたという峠から山頂を目指す。お目当てはもちろんキベリタテハ。最近の状況がわからないままでの、ぶっつけ探索は空振りに終わるか大当たりするかのどちらかだが、確率は遥かに前者のほうが高い。行ってみて、予想どおりというか確率どおりというか、蝶に関してはやはり大空振り。但し、山頂からの360度の眺望は素晴らしかった。ブルーヘイズのかかった中央アルプスの峰々、堂々たる山容の恵那山、残念ながら南アルプスや北アルプスは見えなかったが、さえぎるものなど何も無い眺望である。空気が澄んだころに再訪してみたいと強く思った。気温は21度で下界とは雲泥の差の別天地、吹く風も爽やかで心地よかった。
アサギマダラ ヒヨドリバナで吸蜜する見慣れた情景。↓

アサギマダラ 潅木のフレームに収まる。↓

ヒメキマダラヒカゲ たくさん飛んでいるが結構敏感。容易に近づかせてくれなかった。↓

サカハチチョウ 新鮮な夏型。↓

オオチャバネセセリ 林縁に多くの本種が群れていた。↓

キンモンガ 蝶のように昼間に活動する。↓

キアゲハ 山頂ではこの破損した1頭のみがテリ張りを行っていた。↓

ヒオドシチョウ 山頂直下のガレ場にて。越冬空けかと思うほどの破損個体。↓

富士見台から見た雲湧く恵那山。こんなに近くてもブルーヘイズで青く見える。↓

サトキマダラヒカゲ 山麓の雑木林の樹液酒場で。↓

ニイニイゼミ 夏を告げるセミであるが、まだ元気に頑張っていた。↓

アサギマダラ ヒヨドリバナで吸蜜する見慣れた情景。↓

アサギマダラ 潅木のフレームに収まる。↓

ヒメキマダラヒカゲ たくさん飛んでいるが結構敏感。容易に近づかせてくれなかった。↓

サカハチチョウ 新鮮な夏型。↓

オオチャバネセセリ 林縁に多くの本種が群れていた。↓

キンモンガ 蝶のように昼間に活動する。↓

キアゲハ 山頂ではこの破損した1頭のみがテリ張りを行っていた。↓

ヒオドシチョウ 山頂直下のガレ場にて。越冬空けかと思うほどの破損個体。↓

富士見台から見た雲湧く恵那山。こんなに近くてもブルーヘイズで青く見える。↓

サトキマダラヒカゲ 山麓の雑木林の樹液酒場で。↓

ニイニイゼミ 夏を告げるセミであるが、まだ元気に頑張っていた。↓

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by temenos
| 2014-08-14 17:18
| 2014年
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