ぶらり探蝶記

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6月ラベルのオナガシジミ

6月28日 昨日から山梨・松本へ出張、本日アポ時間までの空いた時間にミヤマカラスシジミの様子を見にいく。スケジュールを組んだのは自分自身だから、2時間ほど時間を空けたのも確信犯であり、カメラを持って来ていることもその裏付けである。さて、2時間ほど空けた?時間に訪ねてみると、駐車場からオオムラサキが飛んでいるのが見える。ミヤマカラスシジミは盛期のようで、灌木の上で盛んにテリ張りを行っている。オオムラサキも盛期、平年より10日ほど早い状況。キバネセセリ、シータテハの夏型を見る。草原にはジャノメチョウが多いが♂ばかり、ジャノメチョウは発生初期のようだ。メスグロヒョウモンの♂が手洗い場の乾いた床に固執し、何かを吸汁している。よくみると前翅表先端の黒斑が少なく、やや斑紋異常気味。後から来られた方とオナガシジミは流石に早いだろうと話した後、オオムラサキを観察していると、オナガシジミがいるよ!と教えていただく。羽化直後なのだろう、新鮮な個体が開翅している。6月中に既に発生しているとは驚きである。オニグルミの周辺をくまなく探すも、この個体以外は見かけない。帰り際に公衆トイレの乾ききったアルミサッシの窓枠から吸汁するオオムラサキを撮影する。天候はパッとしなかったが、結構濃密な時間であった。

オナガシジミ
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ミヤマカラスシジミ
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ミヤマカラスアゲハ
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左側にミヤマカラスシジミが2頭吸蜜している。
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キバネセセリ
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シータテハ
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ジャノメチョウ
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メスグロヒョウモン
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オオムラサキ
ミヤマカラスジジミやミヤマカラスアゲハと同じ木で吸蜜している。オオムラサキの花での吸蜜は初めて見た。
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by temenos | 2018-06-29 13:00 | 2018年 | Comments(0)

incomplete mission

6月22日 天気予報と予定を勘案するとこの日しかない。急遽休みを取り、朝から北陸へ向かう。目的はヒサマツミドリシジミの生態調査。航空機の機材繰りトラブルのため、予定より1時間遅れでポイントに着く。メスアカミドリやエゾミドリがテリを張る橋の下には何もいない。偶然に知人に出会い、合流して探索を始める。最初にヒサマツの♀が現れるも、止まった位置が全くの逆光。強烈な日差しと葉の照り返しで露出設定が難しい。叩き出しを続けるも、ウラクロシジミが出たくらいでヒサマツは出ない。テリ張り時間まで、談笑しながら時間を過ごす。13時前、1頭目のヒサマツ♂が現れる。残念ながら羽化不全且つスレ個体。テリ張りを行っている状態ではなく、叩いてもポイントに執着し、飛び去って行かない。この個体は後から来た採集者の網に納まる。2時過ぎにようやく次の1頭が現れ、いよいよテリ張りが始まる。このポイントでは、最大で5頭~6頭やってきたようである。4頭の追尾飛翔を見る。暑すぎるせいなのか、静止してもなかなか開翅しない。また開けた空間に向かって止まるので、どうしても太陽の位置と逆に頭が向いてしまう状態で、開翅しても後ろからの撮影となり、ヒサマツ特有の金緑色に輝かず、ここでも撮影に苦労する。このポイントでは、テリ張りが行われなくなるまで観察したが♀は現れず。後は林道上のポッカリ空いた空間2か所でテリ張りを観察するも、やはり♀は現れず。ウラジロガシ純林のここでは、ヒルトップする生息地とテリ張り場所が微妙に違っているように感じるが、太陽と逆位置に壁になる樹木等がある空間に限られるのはヒルトップポイントと同じ。したがって空間があればどこでもテリ張りが行われる訳ではない。16時半を過ぎて、太陽の位置から樹林内への日光が差し込みにくくなるのと同時に林道上では観察できなくなる。またもや求愛、交尾の観察というミッションを果たせず撤収する。

ヒサマツミドリシジミ♀
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ヒサマツミドリシジミ♂
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上の個体と全く同じ位置にテリ張りを行っているが、上とは別個体である。
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ホシミスジ♀
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雲湧く残照の剣岳。(富山空港から)
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立山 左上は室堂平から弥陀ヶ原、右下に称名滝が見える。(富山空港から)
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by temenos | 2018-06-23 15:03 | 2018年 | Comments(0)

都心の初夏

6月3日 朝、トラフ夏型の開翅が見られるとの連絡をいただき急遽自然教育園に向かう。開園を待っていたところ、早くもトラフシジミが飛来する。開園と同時に探索を始める。トラフシジミはすぐに数頭飛来するが、高い気温のせいなのであろうか、なかなか開翅しない。地面で吸水していた綺麗な個体が、来園者に踏みつけられてしまう。撮影者はどんどん増えてくる。そこそこの個体数がいるのだが、やはり開翅してくれない。飛び出しの飛翔を狙うが、ボツ写真を大量生産するだけ。葉に止まった個体が一瞬全開する。残念ながら、右後翅に色抜けがある個体であった。アカボシゴマダラの真っ白な春型♀が、エノキの幼木で産卵行動をとる。散策路にはルリシジミが多い。キマダラセセリは2頭のみ。2年前にみかけたゼフは一頭も見かけず。江戸時代の武蔵野の面影をそのまま残す自然教育園、わずかな面積だが、一歩踏み込むと大東京のど真ん中にいるとは信じられない。この狭い環境の中で、多くの蝶が生き続けていることも驚くべきことなのであろう。

トラフシジミ
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アカボシゴマダラ
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by temenos | 2018-06-03 20:38 | 2018年 | Comments(0)

木漏れ日に競う

6月2日 2か月間のモラトリアムの期間が過ぎ、6月から再びの東京単身赴任生活が始まった。今日は早朝から横浜市郊外の里山を2年ぶりに訪ねる。お目当てはオオミドリシジミの活動観察。朝7時、林縁の下草に多数のアカシジミ、ウラナミアカシジミが静止している。オオミドリシジミの♀も降りていたが、非常に敏感ですぐに飛び去られる。散策路にスジグロシロチョウ、ルリシジミが多い。ムラサキシジミの新生個体を撮影する。小ピークでは、午前8時前からオオミドリシジミ♂のテリ張りが始まる。林内の木漏れ日を受ける箇所に次から次へと現れて、追尾、卍飛翔を繰り返す。全ての蝶の発生が早かった今年、やはりオオミドリシジミもスレ個体が多い。狭い空間を多い時は6頭が追尾飛翔する。日の当たる杉の梢に3頭が同時に止まったりする。見ているだけでも楽しい時間である。テリ張り箇所がやや高いので、撮影には苦労する。午前10時ころに、朝の活動は終了する。キマダラセセリ初見。

オオミドリシジミ♂
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オオミドリシジミ♀
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アカシジミ
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ウラナミアカシジミ
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ムラサキシジミ♂
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ベニシジミ
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キマダラセセリ
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スジグロシロチョウ♂
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by temenos | 2018-06-02 23:02 | 2018年 | Comments(0)